医大・医学部受験プロ家庭教師 金沢医科大学 英語の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

金沢医科大学 英語
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

2019~2021年は長文読解問題4題、2022年以降は3題の出題が続いています(2018年までは大問1が文法・語法などを問う短文空所補充問題)。
英文のテーマは自然科学のみならず、人文・社会系まで幅広く素材となっています。内容把握系の設問は内容一致や下線部同義問題など典型的な設問となっていますが、発音・アクセントや語形変化問題を通じて文法・語法も問う知識問題が組み込まれている作りとなっています。

出題量と時間配分

試験時間は60分です。
3題の出題であれば、長文1題あたり20分の設定でよいでしょう。もっとも、英文の長さに差がある年度もあるため、英文の長さ及び設問数に応じての現場調整もポイントになります。設問もすべて英文であるため目を通さなくてはならない英語が多いことから、時間管理がかなり厳しくなる問題であるといえます。高い速読力が要求されます。

出題形式

英文レベルも含めて全体的に平易な英文・基本的な知識があれば解けるという点では取り組みやすい問題といえます。ただ、前述のとおり、長文読解問題ではすべてが英問英答になっているため目を通さなくてはならない実質的な英文量は多くなっています。効率を上げるため小問レベルでの時間配分も意識的に行う必要があります。

解答形式

すべて選択式となっています。
読解問題ではすべてが英問英答となっているため、選択肢の検討にも細心の注意が必要です。時間配分においても、本文読解の時間だけでなく設問を読み取る時間まで念頭に置きながら戦略をたてましょう。

攻略のポイント

読解問題

出題形式からすれば読解問題の出来が合否を左右することになります。そのため読解力向上に向けた取り組みに時間をかけましょう。長文1題あたりに20分前後しかかけられないことを考えると、英文自体は素早く読みながらも内容を把握する速読能力の向上も必須です。意味のかたまりごとに前から意味をとっていく事ができなければ時間内に設問処理まで含めて解答を終わらせることは出来ません。句・節ごとに意味をとらえ、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さず読み進める力を身につけましょう。

一定レベル以上の英文解釈能力を身につけたら、句・節ごとにスラッシュを入れながら前から訳読み下すトレーニングをしましょう(スラッシュ・リーディング)。最初のうちはやや多めにスラッシュを入れることになりますが、慣れてくればそれほど入れずに前から読み下していくことができるようになります。併せて行いたいのが音読です。一度解き、しっかり復習した英文を用いて、必ず英文音読の時間を設けるようにしましょう。音読することで、強制的に前から読み下す習慣を身に付けることが出来、日本語を介在させなくとも内容が頭に入ってくるようになる英文が増えてくることになります。その際には必ず意味のかたまりごとに内容を把握する意識を持つようにしましょう。漫然と読んでいては効果が半減してしまいます。音源付きの長文問題集であれば、それを利用することでさらに効果を高めることが出来ます。

単語

長文で用いられる単語に難易度が高いものが含まれているわけではないですが類推する箇所をなるべく少なくして速読につなげるためにも標準レベルの単語集掲載の単語はしっかり身に付けておきたいところです。医系単語を別途勉強する必要はありませんが、後述の『私立医大の英語』(教学社)のイラスト説明部分に記述されたものがある程度判断できるようにはしておきましょう。それでも未知の単語は出てきますが、単語集をしっかり終えていれば文意を参考にすることで正しい答えを絞ることが可能です。

文法

独立の知識問題はなくなりましたが、読解問題の中では問われており基本的なものはしっかりと身につけておく必要があります。標準的な知識・理解を問う問題がほとんどであるため、後述のような文法・語法系のインプット教材を一冊完璧にすれば、十分対応できます。

推奨テキスト

英文解釈

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文構造の把握を身につけるための良書です。この1冊を7~8割程度消化したら、あとは速読のトレーニングをすることに注力しましょう。

長文読解

音源付きであり、出版も新しいため最新のトピックを知る上でも役に立つものをあげました。パラグラフ・リーディングの理解や設問形式ごとの解き方、英文エッセイの構成などまで説明されているテキストでもあります。いずれも問題を解くだけでなく解説までしっかり読み込みたい教材です。
(1)『The Rules英語長文問題集3』(旺文社)
(2)『英語長文ポラリス2』(KADOKAWA)
(3)『全レベル問題集:英語長文5』(旺文社)
(4)『イチから鍛える英語長文500』(Gakken)
(5)『英語長文PREMIUM問題集:Advanced』(東進ブックス)

(6)『私立医大の英語』(教学社)
医療系のテーマに絞った長文問題集です。最新医療の時事問題、医学・生物学など医学部で出題されること多いテーマをバランスよく扱っています。また、イラストを用いて背景知識を説明してくれているページは読み物としても面白いです。長文のレベルにややムラがありますが、医学部受験生はぜひ取り組んで欲しい一冊です。

(7)『過去問』
当然ながら、最高の実践的トレーニングとして最も重要なものです。近年の1年分については、レベル・形式を把握するために早い時期に解いておきましょう。

文法・語法

(1)『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)
文法・語法系のインプット教材としてはややボリュームがありますが、比較的説明が厚めなので自分で進めやすいです。もっとも、学校などで『NEXTSTAGE』(桐原書店)や『VINTAGE』(いいずな書店)などを利用していれば、これらのテキストもよくまとまっているため、学校の進行に合わせてそれらを使った方が効率はよいでしょう。

(2)『英文法ファイナル問題集[標準・発展編]』(桐原書店)
全10回のテスト形式です。範囲指定のない形で問題が作られているため、知識の定着度を図るのに適しています。

単語・イディオム

(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
学校使用の単語帳を用いるのが効率的ではありますが、使いづらかったり相性が悪かったりするのであれば、CD音源付きで速読の練習も兼ねられるこちらを利用すると良いでしょう。『上級』まで回せれば単語力に不足はありません。

(2)『解体英熟語』(Z会)
ボリュームはありますが、テキストの後ろにある前置詞・副詞の整理ノートがよくまとまっており、効率的に覚えられるだけではなく、未知のイディオムもニュアンスを類推することができるようになります。

(3)『システム英単語Premium(語源編)』(駿台文庫)
語源ごとに編集された単語帳です。単語としてはやや難易度の高いものが多いですが、語源については分かりやくまとまっているため、自分の使っている単語帳では覚えにくい単語があるときに参考程度に利用するとよいでしょう。

 

※テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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