医大・医学部受験プロ家庭教師 金沢医科大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

金沢医科大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

全体的に単発の問題が多く、その分出題範囲は広くなり、ほぼ全ての分野から出題が見られます。他の私大医学部によく見られるような医学関連分野以外は出題しない、というわけではありません。難易度としては、細かい数字やタンパク質名も聞いてくるため、求められる暗記レベルは高いです。

出題量と時間配分

理科2科目90分で大問3つです。マーク総数は50箇所程度です(数値計算など複数マークする設問有)。暗記問題がほとんどなので、詰まらなければ時間的に余裕があるでしょう。逆に言えば詰まると時間が厳しくなるので、わからない問題は飛ばしてサクサクと進めていきましょう。

出題形式

第1問は小問集合で様々な分野から出題されます。第2、3問は“動物の反応”といった大枠のテーマにのっとった出題ですが、大問内でさらに細かいテーマに分かれていることが多いです。そのため、実験考察問題も出されますが、文章量の少なく軽めのものが多いです。また、計算問題も例年出題されています。注意力を確かめるためなのか、普通とは違った聞き方のものもあり、設問文の読み飛ばしには注意しましょう。

解答形式

マーク式解答です。計算問題は、有効数字付計算で、各桁の数値を解答させるものが主流です。正誤判断の問題では組み合わせが選択肢で示されたもの以外は解答数が指示されており、解答が2つ以上の場合には1つの解答欄に複数箇所マークする必要がります。指示の見落としに注意しましょう。

攻略のポイント

選択肢問題は記述型問題よりも楽だと錯覚されがちですが、設問数の制約から記述式では網羅し難い分量の知識を、細かく訊くことができるという側面があります。本学の選択肢問題は選択肢の数が多かったり、複数選択形式になっていたりするなど、「偶然」正解してしまう確率を極力減らそうという意図を感じさせます。また、細かい知識が問われることも多く、生半可な知識では点につながりにくいでしょう。

まずは教科書レベルの知識を徹底的に仕上げることが肝要です。そのためには教科書及び教科書傍用問題集を用いて、基本知識を整理していきましょう。間違えた問題は時間を置いて、再度挑戦しましょう。

本学では少し細かい知識が求められることが多いので、一通りの学習が終わった後は、資料集を用いて漏れをなくしましょう。資料集をすべて読んでいくことに抵抗があれば、問題集で間違えたところや怪しいところを辞書的に使うようにしてもよいでしょう。いずれにしても、細かい数値(例えば2021年度入試で出た微小管の直径など)や具体的なタンパク質名も覚えるように心がけましょう。もちろん、一度で覚えるのは無理であるので、一回で覚えようとはせずに、何度も読みましょう。また、本学は選択式であるので、うろ覚えでも合否を分けることがあるので、入試まで繰り返し目を通しましょう。

最後に過去問演習では「どういう引っ掛け方をされるのか」を分析しておくことで、本番での選択肢判断に際して注意点をより明確にできるはずです。また、時間が余った場合はすぐに採点をせず、時間内で見直しを徹底し、本番さながらにいかにミスを減らすかに注力しましょう。時間が余らない場合は、わからない問題に時間をかけ過ぎている可能性が高いので、そのような問題を飛ばして解いていく訓練をしましょう。

推奨テキスト

(1)『リードLightノート生物』(数研出版)
対象:初学者、基礎知識の定着を図りたい方
選択肢形式の問題では、紛らわしい用語や説明を区別できる正確な知識が求められます。まずはワークノート型の問題集を利用し、各単元の重要用語を並列的に把握すると共に、模式図で指示された部位に対応する語を手がかり無しに特定できるようにしておきましょう。本書は解説文中の穴埋めだけでなく、頻出の図表や実験を土台にした練習問題が充実しており、基礎知識の網羅的な学習に有用です。

(2)『生物(生物基礎・生物)入門問題精講』(旺文社)
対象:基礎知識を実戦形式で確認したい方
教科書レベルの知識を一問一答、簡潔な記述、選択肢など様々な形式で確認できます。本学の入試で求められるのはもう少し高いレベルではありますが、問題集の難度設定が上がると論述の比重が高まり、マーク式問題への対策として難があります。まずは初歩レベルの知識で失点しないことを目指して、本書を入試対策への足がかりにすると良いでしょう。

(3)『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法』(旺文社)
対象:計算や図表の読み取りが苦手な方
扱っている図表は資料集に比べれば少ないですが、有名図表は網羅されています。図表に関する解説もしっかり載っているため理解を深められます。また、計算についても有名問題は押さえられています。

(4)『理系標準問題集 生物』(駿台文庫)
対象:応用レベルの演習を行いたい方、考察問題の練習を行いたい方
出題レベルがA、Bの2段階構成になっていますが、A問題を完璧に仕上げるつもりで取り組むと良いでしょう。B問題も他の参考書に比べると難度がやや低く、演習の時点で実力が及ばなかったとしても、解き進めることへの負担感は大きくないでしょう。手が回るようなら解いておくべき一冊です。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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