医大・医学部受験プロ家庭教師 産業医科大学 物理の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

産業医科大学 物理
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

大問3題での出題が基本です。その中で力学は毎年出題されていますので、しっかりとした理解を養っておく必要があります。また、残りの2題については、電磁気、波動、熱、原子全般から出題されますので、物理全体の学習は必須です。特に、電磁気と波動は頻出です。

ここ2年は問題集にあるような入試標準的な問題が主流ですが、以前には難しい問題も出題されてきていますので、油断は禁物です。しっかりと問題集での全般的な対策をすることが重要です。

出題量と時間配分

理科2科目100分なので、1科目あたり50分です。単純計算で大問1つあたり16分程度です。分量は一見多くはないですが、決して時間的な余裕はありません。1つの設問をじっくりと考えている時間はありません。得点できる設問で確実に得点することが重要です。誘導に乗り損なっても別ルートで後ろの問題が解けたりするので、とりあえず最後の小問まで最初に一通り見ておきましょう。

出題形式

基本的には大問3題となっていますが、過去には大問が2題のときも4題のときもありました。ひとつの大問は5~10問前後の小問からなります。よく知っている公式でも通常とは異なる形で表記されていたり、解答に使用できる文字が小問ごとに異なったりするので注意が必要です。

解答形式

すべて記述式です。記述は解答そのものを書く形式と、誘導に沿って数式で穴埋めさせていく形式があります。解答だけ記述する形では、定性的な問題でア~イから選べなどという問題も出ます。穴埋めは長い数式の一部だけを入れさせることもあるので注意しましょう。出題者が設定した独自の定数を用いた数式を求めさせられることもありますので、問題文を丁寧に読むことが大切です。

攻略のポイント

第1段階:まずは教科書レベルの内容の理解と定着が基本です

物理学習の初めの段階としては、教科書の内容の理解と定着が最も重要です。基本的な公式や物理現象の見方をしっかりと身につけ、できれば公式をさらに深く理解し、導出できるようにしておくことがのぞましいです。

また、教科書での学習と並行して、教科書傍用の問題集である『セミナー物理』などに取り組んでいきましょう。物理は問題演習が非常に重要な科目なので、問題演習は必須です。「問題演習を通して自身の理解度・定着度を測る」というように考えておきましょう

この段階は物理学的な物事の見方を身につけていく初めの段階でもあります。理解につまづくことが多かったり、なかなか問題が解けるようにならない場合には、個別指導によるサポートも効果的です。

第2段階:次は入試物理の基礎~標準レベルの問題集に取り組もう

基礎を身につけた次は、理解を深め、様々な問題の考え方やテクニックを身につけていく段階です。この段階は問題演習中心です。入試問題に取り組めるレベルに到達するために、問題集のレベルを上げていきます。過去には難し目の問題が出題されてきたことを考えると、最終的には、『名問の森』『重要問題集』などのレベルが目標です。

物理との相性は人それぞれですので、自分に合った進め方をたどることが重要です。特に注意しておきたいことは、問題集の内容がよくわからないままとりあえず覚えるという姿勢で取り組み続けることです。これはよくありません。入試までの時間との兼ね合いもあるかと思いますが、適切な段階を踏むことはとても重要です。進め方に不安がある場合は、ぜひ一度相談してください。

教科書傍用の『セミナー物理』などの発展例題・発展問題には入試基礎~標準レベルの問題が掲載されています。このあたりでもう少し演習を積みたいという場合は、『良問の風』『漆原の物理・最強の99題 四訂版 (大学受験Doシリーズ)』などを挟んでおくのもいいかと思います。ポイントをわかりやすく解説してくれています。物理と非常に相性がいい人はこの段階は飛ばして、『名問の森』『重要問題集』に進んでしまって構いません。

第3段階:過去演習で傾向把握

過去問演習によって、出題量や解答形式などを把握し、取り組み方、時間配分などを考えておくことは非常に重要です。すべての問題を正解する必要はありません。近年の産業医科大学では年度により難易度の差がありますので、過去5年分ぐらいは見ておくようにしましょう。

推奨テキスト

(1)『教科書』(各出版社)

(2)『セミナー物理基礎・物理(セミナー物理)』(第一学習社)

(3)『エクセル物理・総合版(エクセル物理)』(実教出版)

(4)『リードα』(数研出版)

第1段階用です。教科書と定番の傍用問題集で基礎的な力をしっかりと養っておきましょう。問題集は、『セミナー物理』『エクセル物理』『リードα』など、学校で配られたものでかまいません。教科書の例題とともにこの基本例題、基本問題をマスターするのが第1の段階です。

(5)『物理のエッセンス(力学・波動および熱・電磁気・原子)』(河合出版)

(6)『漆原の物理・明快解法講座 四訂版 (大学受験Doシリーズ)』(旺文社)

第1段階のフォロー用参考書です。入試基本レベルの問題にスムーズにつなげていくためにも取り組んでおくことをお勧めします。

(7)『良問の風』(河合出版)

(8)『漆原の物理・最強の99題 四訂版 (大学受験Doシリーズ)』(旺文社)

第1段階のフォロー用としての第2段階です。

傍用問題集の発展レベルの問題あたりについて、もう少し演習をした方がよい場合におすすめの問題集です。『エッセンス』に取り組んできた人は『良問の風』『明快解法講座』に取り組んできた人は『最強の99題』がスムーズにつなげやすいでしょう。『最強の99題』の方が少しレベルが高めです。

(9)『名問の森』(河合出版)

(10)『実戦 物理重要問題集2024 物理基礎・物理(重問)』(数研出版)

第2段階用で、入試標準~やや難レベルの問題がバランスよく掲載されています。これらの問題集に2周、3周と取り組みポイントを身につけていけば、入試問題に取り組むのに十分です。時間的に余裕がない場合は、第3段階で過去問演習と並行して取り組んでもいいでしょう。

 テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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