帝京大学
入試対策と勉強法
すぐに役立つ!科目別対策と勉強法
帝京大学の数学対策と勉強法
2025年の募集要項によれば、出題範囲は、新課程が「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル)」であり、旧課程が「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列、ベクトル)」となっています。違いとしては、形式上、新課程では「整数の性質」が除かれたように見えますので、その点は要注意といえます。
この大学の2024年の入試では、複数の日程が用意されていました。
ある日程の出題範囲は、第1問が「放物線と接線の関係、放物線と直線で囲まれた部分の面積など」、第2問が「正弦定理や和積公式、多項式の割り算や因数分解など」、第3問が「数列のSnを含む漸化式や重複組合せなど」、第4問が「対数方程式が示す変数の範囲や対数不等式が示す領域の図示」のようになっています。
他の日程では、積分、三角関数を含む関数の最大最小、指数方程式の連立方程式など、様々な分野からの出題があります。全体的にみて、難易度も様々ですが、苦手な分野を作らないことが重要です。
帝京大学の物理対策と勉強法
本学の最大の特徴は必須の英語(外国語)以外、数学、物理、化学、生物、国語から2科目選択する部分です。
物理においては近年では原子物理も含めてどの単元からも満遍なく出題されます。どの問題も難易度に大きな差はなく、1、2行から3、4行でゴールする基本から標準レベルのセットです。
また、本学は例年2月1日から3日の3連続の受験日からの自由選択ですが、分野ごとに出題の素材はシャッフルされ難易度も微妙に変化するので、本学第一志望者の3連続受験が望ましいと言えるでしょう。本学は東海大のように各科目を標準点化(偏差値化)しないので、3回のうち1回のクリーンヒットを狙う連続受験がよけいに望ましいでしょう。
帝京大学の化学対策と勉強法
本学は、試験日が複数日程になっています。
2024年のある日程の問題では、第1問は「触媒濃度と反応速度の関係」などに関する内容であり、あまり馴染みがなく、少し難しい内容と思います。
第2問は「様々なテーマについて正しい内容を選択する問題、銅と熱濃硫酸や濃硝酸との反応」などが問われており、正確に答えるには幅広い知識が必要と思います。
第3問では「複数の反応に関する共通点やそれぞれの名称、生成物の性質」などが問われており、こちらも正確に答えるには幅広い知識が必要と思います。
第4問では「グルコースに対する異性体や酵素との反応、反応で得られた酸の性質」などが問われており、グルコースに関して、深い内容まで問われています。
他の日程の試験内容も、内容の構成自体は類似しています。つまり、比較的深い内容が問われる大問と、幅広く関連した内容が問われる大問が、混在している印象です。したがって、苦手分野を作らない準備が必要と思います。
帝京大学の生物対策と勉強法
全分野からバランスよく出題されています。代謝、遺伝情報、恒常性、などの出題が多く、腎臓や免疫に関しては計算問題の出題傾向にあります。しかし、他の医大では存在感が比較的薄い、進化と系統や生態系についてもしっかりと出題されますが、第1日程は出題されにくい印象です。また、時事的な内容や生物学における一般常識についても出題されることがあります。難易度は基本的なものが多いですが、難問が出ないわけではありません。人名や生物名などの細かな知識を問う設問も出題されます。
帝京大学の英語対策と勉強法
2017年度以降、大問4題形式で固定されています。2019年度以降はその4題のうち3題が長文読解問題、1題が語句整序問題となっています。2021年度を見てみると、いわゆる「文法問題」は、長文問題の設問に多少出てくるくらいです。
一部下線部和訳で記述式がありますが、ほとんどの問題は選択式です。総合読解問題の英文は医学・科学系の内容が多く、英米の雑誌・書籍・サイトからの出題が多いです。ある程度専門性の高い特殊な内容が主なので、慣れていないと読みづらく感じる可能性があります。語彙・内容ともにハイレベルなものが多いです。
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