法政大学国際高等学校の傾向と対策
法政大学国際高等学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
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受験の攻略ポイント
英語の攻略ポイント
2018年度の新しい入試制度導入に伴う出題形式の変更以来、毎年部分的な出題形式の変更が行われている。一昨年は文法・語法の空所補充・語句整序問題・自由英作文の独立した大問が姿を消し、それらがすべて読解問題の小問の中で問われ、大問としては長文読解問題4題となったが、昨年は再び文法・語法の空所補充・語句整序問題が独立の大問として復活し今年も引き続き出題された。
ただ、昨年と異なり、自由英作文は再び独立したテーマ型の自由英作文となった。長文読解問題の長さについては、他の問題とのバランスで増減しているが、一題は長文化している傾向にあるといえる。設問リード文や注釈、選択肢を含めるとかなりの英文に目を通さなくてはいけないことから、一定以上のスピードと正確さで英文を読みきる力を身につけることが本校合格のために大きなポイントとなる。早い段階から長文対策を学習に取り入れる必要があるだろう。知識面に関しては幅広い分野から問われており、総合的な知識系の問題集を一冊やりこんでおきたい。自由英作文で要求される語数も100語程度と多く、配点も大きいためしっかりとした対策が不可欠だ。
数学の攻略ポイント
本校の大問では、関数、平面図形、立体図形に関する問題がよく出題されている。最初の小問集合では文字式、因数分解、平方根、方程式、確率などの基本的な問題がよく出題されている。
大問の出題分野には偏りが見られるが、全体的には各分野からまんべんなく出題されている。
国語の攻略ポイント
※本校は2018年度、「法政大学女子高校」が男女共学化され、それに伴って「法政大学国際高校」と改称された。
以下は、本校の入試制度における「B(学科試験)」の説明。
尚、それまでの「法政大学女子高校」との比較を説明する際、同校を「法女」と称していく。
「現代文」のみの大問2題(「漢字」や「総合的知識問題」は小問扱い)が「法女」の時から定着している(2024年度も同様だが、21年度には「漢字問題」が独立して3題となったこともあったので、要注意だ)。「文章内容」は「論説文」と「小説」あるいは「随筆」の組み合わせが多い。本年度は「論説文」と「小説」(一昨年度は「論説文」2題だった)。「古文」「漢文」は基本的に出題されない。文章量は例年8500字ほどで、一昨年度は減少して約7000字だったものの、本年度は約8100字。解答数は50前後(木近年は減少傾向で、本年度は38)。「設問形式」は、「選択肢」(「空所補充」「不適切」「組み合わせ」等あり)、「抜き出し」、「乱文整序」、「脱文挿入」(本年度は未出)、「本文合致」、「語句等記述」などで、「説明記述」はほとんど出題されなかったが、本年度は2問あり(要注意)。本校の特徴は、減少傾向とはいえ「解答数の多さ」だ。「問題文」の字数も相当なものなので、完全に「スピード勝負」となる。また、多種多様な「設問内容」に即応することが求められている。問題の難易度はさほど高くなく、「合格ライン」は3教科の中で圧倒的に高かったが、一昨年度から様相が異なってきており(「数学」よりも低かった)、昨年度は一番低くなった(「国語」の難化傾向か? 要注意だ。本年度は受験者平均が64.7点で2番目の高さ)。如何(いか)に手際よく解き進めるかが合否の分岐点となる。試験時間は50分、100点満点。
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学校 | 法政大学国際高等学校 |
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