高校受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
高校受験専門プロ家庭教師が語る

明治大学付属明治高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2022年度「明治大学付属明治高等学校の英語」
攻略のための学習方法

合格のための学習対策として、文法事項、読解力、リスニングの各対策について、以下のような点について学習を進めてもらいたい。

文法事項

文法問題としては、どれも基本的で標準的な問題である。合格点を取るために、必要な文法事項としては、5文型、関係代名詞、比較、不定詞、仮定法(ifの使い方)、時制、分詞の形容詞的用法などである。また、単に文法知識を暗記するだけではなく、特定の文法事項が読み手・聞き手に何を伝えたいのかということをしっかり考えながら理解を深めることが重要である。また、知識は習得しても、実際の入試問題に正答を導き出せなければ、「志望校合格」という観点では意味がなくなってしまう。そのような状況を回避するためにも、夏までに上記の文法事項を完璧に理解・習得し、夏から本格的に実戦問題に取り組むことが重要であり、そのような学習を繰り返すことにより、文法事項はより確実に明確に記憶されることになる。
また、文法問題として見逃せないのが、動詞の活用(どのような前置詞が続くか、to不定詞と~ingのどちらを取るのか)、イディオムの知識なども不可欠である。イディオムは、イディオム集を活用しながら一つ一つを確実に覚えておきたい

読解力

確実に得点するためには、長文読解総合問題の得点率を上げることである。では、どのようにしたら得点率は向上するのか。一言でいうならば、正確な速読力を習得することである。受験生の多くが「時間が足りなくて最後まで問題を解けなった」と語っているのを多く耳にする。なぜ時間が足りないのかといえば、英文を速読する力が不足しているからである。英文の速読力向上のためには、英単語、イディオム、①で述べた基本的文法事項の知識が必要であり、それらの知識を適宜フル稼働させなければならない。そして、英文を読む際に時間がかかる最大の原因は「返り読み」をしていることが考えられる。「返り読み」とは、一つの英文を最後まで読んだうえで、関係代名詞がどこからどこまでを先行詞に修飾させるかという具合に、文章構造を前に戻って考えるという読み方である。この読み方は、英文を本格的に読み始めた受験生が書かれている英文を正確に把握できるようになる力をつける段階では極めて有効であるが、あるレベルに達した後は英文を速読し、英文を左から右に流れるように(決して前に戻らない)読まなければならないことを考えると、合格のための効率的学習方法とはいえないであろう。日本語と英語の言語的構造の違いに留意しながら英文を「私、行った、お店に、本を買うために」という具合に、英文を右から左に戻らず読む癖をつけることで入試問題の解答時間短縮が可能になるのである。

リスニング

リスニングのウエイトが高いのが明大明治高校の特徴である。事前の対策は必須である。市販されているリスニング用の教材を使用し、しっかり自分の耳を慣らしておかなければならない。レベル的には、英検準2級のリスニングは満点を取る程度の力は必要である。できれば毎日、就寝前などの時間を使い20分程度のリスニング練習を行うことが必要である。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

2022年度「明治大学付属明治高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1は、長文読解(語形変化問題)。<5分>
英文中での役割(前置詞の後の名詞化、andによる並列関係など)に注意して解答すること。
大問2は、誤文訂正。<3分>
基本的な文法事項を正確に覚えていれば完答も可である。
大問3は、長文読解(整序問題)。<6分>
基本的な文法知識や構文の知識をもとに解答する。
大問4は、長文読解(適語選択問題)。<6分>
選択肢の語に関する正確な意味・ニュアンスをしっかり把握しておくこと。
大問5は、対話文完成。<5分>
重要な口語表現はしっかりと覚えておきたい。
大問6は、長文読解(適文選択)。<6分>
文脈をしっかり把握し適切な選択肢英文を選ぶ。
大問7は、説明文の長文読解(総合問題)。<9分>
比較的読み易い英文であり、手際の良さが必要。
大問8~10は、リスニング問題。<20分>
事前にしっかり準備をしておくこと。

【大問1】長文読解問題(語形変化)

  • 時間配分:5分

適語を選択しかつ語形を変化させる問題である。
 a huge decision を目的語に取る動詞を考え、かつI’m となっているので~ingにする。
 ‘The Road Not Taken’は直後の記述より「詩」とわかるので、「読んでいる間に」としたい。
 直後にin the snowy woods とあるので、walkが適切である。前置詞の後なので動名詞化する。
 空所の後にasがあるので、describe A as …「Aを…であると述べる(記述する)」とあてはめる。
 空所の後のand(等位接続詞)は、gettingとbacktracking((道を)引き返す)を並べているのでgetting lost(道に迷う)とする。
 空所直前にあるdoing everything people tell you とある。関係代名詞目的格が省略されており「あなたが人からやれと言われたすべてをやる」という英文にしたい。tell+人+to ~「(人に)~するように言う」というイディオムを活用する。
 空所直前はlet me とあるので使役の形を思い出すこと。let+人+動詞原形 である。

【大問2】誤文訂正問題

  • 時間配分:3分

基本的な文法事項を問う問題。完答を目指して欲しい。
(1) this problemが「解決される」となるのでsolve はbe solvedとするべきである。
(2) 前置詞ofの後は名詞が来るので、create はcreatingにする。
(3) goodsは常に複数扱いなので関係代名詞(主格)の後のbe動詞はwas はwereにしなければならない。
(4) 所有格の関係代名詞にしなければならないので、which をwhoseにする。
(5) moneyは不可算名詞なのでfewer はlessにしなければならない。

【大問3】説明文の長文読解問題(整序問題)

  • 時間配分:6分

文脈から「(女子なので)ボクサーにはなれない」とする。she was told that she couldn’t be a boxerとなる。
「男子は彼女が自分たちほどボクシングが得意ではない」とする。she wasn’t as good at boxing as they wereとなる。as~as(比較の原級構文)を正確に適用する。
It is ~ for … to — 形式主語構文にする。it was hard for her to find partnersとする。
語群の中でThey に対する動詞はunderstoodのみである。したがって、(They) understood what Emma was going through because they wereとなる。
「エマはいつもボクシング教室のことを思うとわくわくした」という英文にしたい。Emma was always excited about boxing classとする。

【大問4】説明文の長文読解問題(適語選択問題)

  • 時間配分:6分

(ア)本文によれば「笑いだすのは生後4ヶ月」なので、「笑い」は「話し出す前」である。
(イ)「一人でいるときより人といる方がより沢山笑う」ので、moreを選択する。
(ウ)直前の文はIt is difficult to pretend to laughとあるので、「笑い」は「正直=ウソはつけない」という文脈である。
(エ)文脈から「『作り笑い』は本物ではない」としたいので、realを選択する。
(オ)直前のI don’t want to compete with youとあるので、「他の人と友好的であってほしい」となるのでfriendly withとする。
(カ)後ろにOur laughter helps us relaxとあるので、「緊張しているときによく笑う」という内容にしたいのでnervousを選択する。
(キ)この段落で記載されているのはwe are better than other peopleである。つまり、「他人に対する優越感的笑い」であるので、そのような笑いは「他人を不快にさせる」のである。したがって、makes others feel badとする。

【大問5】対話文完成問題

  • 時間配分:5分

(ア)文脈的には後ろがYes, it isとある。場所が「診療所」であることを考えると「初診ですか」という選択肢が適切である。
(イ)直後のI drove past your office yesterdayという内容から、「誰に当診療所を紹介されたか」という文脈になる。
(ウ)診療予約のやり取りである。したがって、「午前中に空きはあるか」という選択肢を選ぶ。
(エ)予約時間が中々取れない状況である。(エ)の直後にThursday would be fineとあるので、希望した予約が取れない内容を選択する。
(オ)直後にI just filled the paint can with iceとあるので、氷で冷やしたかどうかを尋ねた流れにする。
(カ)後ろにI don’t think your case can wait「待てない状況だと考える=今すぐにでも治療が必要」ということなので、Please come in todayとなる。

【大問6】説明文の長文読解問題(適文選択)

  • 時間配分:6分

[A]直前にmost of them have not had much schooling「彼らの多くが学校教育を十分受けていない」とあるのでMany cannot read or write at allが適切である。
[B]前文は、…have studied the systemとあるので、According to these studies,…がよい。
[C]直後の英文「ハマデオは100人の若者を採用しランチの配達を始めた」より、most Indians preferred a home-cooked meal to a restaurant mealを選択する。また、「AよりBを好む」はprefer B to Aとなる(than Aではない)。
[D]直前文はOne reason is …であるので、The other reason …で始まる選択肢を選ぶ。
[E]How does it work?に対する答えの英文を考える。Each lunch box is usually handled …が最適である。
[F]直後の英文that is about what the dabbawalla will earn in a month, much more than they could earn in their villagesより金銭に関連する内容の選択肢を選ぶ。
[G]A worker who cannot be perfectly on time will not last long in this jobとある。この英文を踏まえてTime management is an important part of the systemがふさわしい。
[H]直前にBy 12:30 each person has received their home-cooked mealとあるので、…, the empty lunch boxes are brought back to …を含む選択肢を選ぶ。

【大問7】説明文の長文読解問題(総合問題)

  • 時間配分:9分

(1)適文選択問題
[A]直前の文はWe had some great discussionsとあるので、…with a great feelingを含む選択が最適である。
[B]空所の前後が相反関係にある。I was feeling so great from the retreat that I went into the next week with high hopesとあるように「大いなる期待」を持っていたが、…really hurt my feeling, I had a fight with my mom …とある。
[C]文脈より、I は気分が落ち込んでいる状況がうかがえる。よって、with a heavy heartを含んだ選択肢が適切である。
(2)内容把握選択
But life is about who you love and who you hurt. It’s about how you feel about yourself.を参考に正しい選択肢を選ぶ。「他人になろうとするべきではない」と「何か言う前に他人の立場に立って考えることが大事である」を選択する。また、put ~self in …’s shoesは「他人の立場に立って」である。
(3)適語補充問題
空欄該当の文の文頭のItが何を指しているのかを考える。
(4)内容真偽問題
最終段落より最適な選択肢が判明する。「筆者は問題を解決したのであるが、宿泊行事で受領した手紙を日記の中に保存している」のである。

【大問8】~【大問10】はリスニング問題

  • 時間配分:20分

事前にしっかり準備をしておくこと。

攻略のポイント

全体的に英文内容などは決して難解ではない。文法事項についても基本的な問題であり、標準的な問題集には必ず掲載されている問題ばかりである。長文に関しても難解な内容ではなく、設問も基本的な内容である。ただし、試験時間との関係でいかに速く正確に文章を読むかがポイントであろう。また、全体に占める比率が高いのがヒアリングである。他校に比較しても、内容的にもヒアリングを重要視している状況は明らかであるので、事前に対策をしっかりとっておくべきである。長文の設問が多いので、長文に関しても標準以上の500単語前後の英文を毎日1題はこなすようにしたい。試験時間との関係で見直しをするだけの時間的余裕はないものと考えて試験に臨んで欲しい。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

明治大学付属明治高等学校の科目別
入試対策一覧

TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。