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明治大学付属中野高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「明治大学付属中野高等学校の国語」
攻略のための学習方法

明大中野の国語は、「語彙力」が勝負を決める。語彙の分野からの得点が、全体の半分を越える傾向が、このところ続いている。また、本格的な「記述力」を求められる設問はなく、「速読力」を求められるほど文章量は多くない。長文読解の難易度を考えれば、そこでは受験者に差がつきにくいだろう。したがって、知識問題の正答率を上げることが、まずは明大中野の国語への有効な勉強といえるだろう。
「知識力」をしっかりと身につけるためには、長い時間をかけてゆっくりと知識を蓄えたほうが良い。志望者は早めに決断を下して、準備に取りかかろう。年単位の長い計画を立てて、毎日毎週コツコツと学習していけるような環境を、積極的に作っていこう。またテストなどで間違えたら、そのまま放っておかずに、しっかり復習しておく習慣も欲しい。

漢字については、漢字検定の2級を目指そう。高校入試に出題される漢字数は2100字強であり、これらは漢字検定2級の範囲とほぼ重複している。小学校で習う漢字数は1000字強なので、志望者は中学の三年間の時間をうまく活用して、1000字近くを覚えていかなければならない。目標にしたいのはひと月に30字で、やり直しも含めて、1週間に10字づつ覚えることにすれば、さほど無理難題ではないはずだ。反対に短い期間に詰め込んで暗記しようとすれば、本番ではうろ覚えになる可能性は高い。

文法については、問題集を1冊解いておけばよいだろう。設問を、なんとなく勘に頼って解いていくのではなく、しっかりと理論を理解しておきたい。

慣用句などの語句の問題については、まとまった資料集などを1冊読みこんでおきたい。問題文で問われるのはきちんとした書き言葉で、普段から書き言葉に触れる習慣があればよいが、話し言葉だけで語彙を増やしてしまうと、のちのち苦労することになる。例えば読書をするなどして、生活のどこかで書き言葉を増やす時間を作っていこう。

熟語については、三字熟語・四字熟語の参考書を繰りかえし読みこんでおこう。ただ漫然と国語の授業を受けているだけでは、熟語は身につかない。普段から意識して覚えていこう。

古文については、どこまで勉強するのか悩ましい。古文分野からの出題にはむらがあり、出題されるにしても「敬語」や「暦」などの部分亭な知識だけの場合もある。全体の傾向としては、はっきりと知識問題を重視していることは間違いないので、余裕のある志望者は、古文の知識問題にまで手を広げて学習しておけば、万全ではないだろうか。

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2015年度「明治大学付属中野高等学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

試験時間は50分で、得点は100点満点と推定される。大問が4つで、【大問1】が文章読解であり、残りの大問は、語彙などの知識を問うものとして独立している。
先に【大問2】から【大問4】までを仕上げたのちに、【大問1】に取りかかるのが王道だろう。答案作成の方針が立てやすい試験構成といえる。

【大問1】

  • 時間配分:35分

長文読解で、「通信機器とコミュニケーション」を題材にした説明文だ。現代の携帯電話(スマホ)などを扱っているため、問題文は読みやすくなっている。長文はここだけなので、文字数は多めだ。

(設問1)文法の設問だ。主語と述語の関係を把握しよう。

(設問3)文章読解の設問だ。いきなり解答をしないで、問題文からいくつか候補を出してから、解答を絞りこもう。

(設問4)接続詞の設問だ。文章同士の関係に注目しよう。

(設問5)文章読解の設問だ。問題文からの抜きだしは、傍線部の前後をまずは調べよう。

(設問6)語彙の設問だ。類義語の表現も覚えておきたい。

(設問7)語彙の設問だ。長文においても、このような語彙の設問が現れる。明大中野の国語は、語彙の分野からの得点が、実質的には半分以上となっていることに注目したい。

(設問20)記述の設問に見えるかもしれないが、本格的に自らの意見を述べるものではない。文章中から、該当箇所を抜き出し、それを文章の形で整理すれば正答となる。

【大問2】

  • 時間配分:3分

語彙の設問で、伝統的な書き言葉の意味が問われている。

(設問1)「さわり」は日本の伝統芸能で用いられる舞台用語だ。

(設問3)「役不足」は意味に誤解が生じやすい言葉だ。日常的に用いている言葉も、機会があるごとに辞書で確認しておこう。

【大問3】

  • 時間配分:3分

語彙の設問で、慣用句の知識が問われている。
意味のまぎらわしいものが多く出題され、受験者の誤答を誘っている。慣用句や四字熟語について、参考書を一冊仕上げることをおすすめする。ここで失点した場合は、準備が足りない。

【大問4】

  • 時間配分:5分

語彙の設問で、漢字の読み書きの知識が問われている。
漢字が「書ける」ことが求められているものと、「読める」ことが求められているものに分かれている。実際の学習方針としては、漢字は「書ければ読める」ので、全ての漢字を「書ける」ようになっておきたい。

攻略ポイント

得点の半分以上は「語彙」の分野のものなので、まずは「語彙力」を完璧にしておこう。
語彙というのはあくまで総称で、具体的には「漢字」「類義語・対義語」「慣用句」「文法」などがあり、きめの細やかな対策が必要だ。語彙の分野をしっかりと固めれば、安定した得点が出せるので、その点では国語が苦手な受験者でもしっかりと準備を行えば合格点が出しやすい。
反対に、「読解」や「記述」の分野は、標準的な難易度なので、国語が得意でもあまり差がつけられない試験構成となっている。

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