《本文要旨》
30年後の世界人口が約90億になるという状況に対し、最大の問題の一つに食料供給の限界が議論されている。地球上の土地の10％しか農地として利用できない現状を改善するために、水耕農法が注目を集めている。水耕農法の利点には、温室で照明と暖房システムを使うことにより太陽の光が少ない場所や外気温が低い季節でも作物が育つ点にある。その他にも、作物の栄養価を高めるために作物に与える栄養素を調整することも可能であることも利点の一つである。そのように、水耕農法が将来的な食糧供給増加に効果的であるならば、すぐにでも人々にこの方法を教えるべきである。

（１） われわれがより多くの食糧を生産する目的は、増加する「人口＝人の数」を支えるためである。
（２） 地球の土地の10％が「農地」に適しているのである。
（３） 農地であった土地の多くが「都市」となっている。
（４） 水耕農法は土を使わない(＝without ～)という方法である。
（５） 水耕農法で植物(作物)を育てるために「栄養素」が含まれる水を使用するのである。
（６） 水耕農法の利点の一つは、温室で作物を育てるため外の「気温」がとても低いときでも作物を育てることができるのである。
（７） 水耕農法では水が「再度」利用できるため、多くの水を必要としないのである。
（８） 作物の栄養価を「高める」ため、作物に与える栄養素を調整できるのである。
（９） 水耕農法は専門的な「知識」がなくとも、簡単に始めることができるのである。
（10） 農場から都市までは距離的に離れているので、作物の「輸送」には時間がかかるのである。
（11） 都市で作物が水耕農法で育てることができるようになれば、従来費用がかかっていた郊外からの輸送費が必要なくなるので作物の価格は「より安く」なるのである。
（12） 水耕農法とvertical faming（垂直農法）を併用すると、「高い」ビルを利用して作物を栽培することができるのである。
（13） 水耕農法が将来の食糧「供給」の増加に有効な施策であるならば、人々にこの方法をすぐにでも教え始めなければならないのである。

本文中の会話文や人物描写などを参考に、本文で表現されていない部分について読み取ることが重要である。

（１）心情把握問題＜3分＞。
周辺には何もない(携帯電話の電波も届かない)場所で車がパンクしてしまったエドナが、たまたま通りかかったポールにタイヤ交換等をしてもらったのである。したがって、ポールがたまたま通りかからなければエドナはなす術もなく途方に暮れていたのである。
（２）文脈把握問題＜3分＞。
ポールは、He lost his job when the factory closed down two weeks ago, so he had to find a new job.という状況であったのである。
（３）文脈把握問題＜4分＞。
エドナは店に入る前に、周りに何もない携帯電話も使えない場所でタイヤがパンクしてしまい、途方に暮れていたのである。そのとき、たまたま通りかかったポールがタイヤを交換してくれたお礼にお金を渡そうとしたが、ポールはそのお金を受け取らなかったのである。そこでエドナはポールから受けた恩を返そうと考えたのである。

（１） 第1段落で、広告が現代社会において様々な場面で人々の目に付く状況を述べている。そのような状況を踏まえ、第2段落において冒頭でFirst, advertising gives us information that we need.とある。したがって、…, advertising provides a lot of benefits.が最適である。
（２） 直後に、It may be annoying to see commercials during your favorite TV show, …とあるので、選択肢に“the entertainment industry”を含む選択肢が最適である。
（３） 直前に、…be annoying to see commercials during your favorite TV show,…とある。番組の始めと終わりにスポンサーである企業の名前が広告主として視聴者の目に入るのである。
（４） 直前に、Also, many presenters get their starts from appearing in commercials.とある。司会者の多くはそのキャリアをコマーシャルに出演することで始めるのであり、そのことが彼ら司会者の経験とマスコミにも取り上げられるようになるのである。
（５） 直前に、Everyone looks forward to this event(＝the Super Bowl), even the people who do not like football because the commercials are known as the best of the year.とある。したがって、企業は60秒間の広告に100万ドルもの金額を支払うのである。

必要な単語を最低限加えて考えなければならないが、何語必要かは自分で考えなければならない。

（１）「他店の食べ物をカフェに持ち込まないということ」としたい。「他店」はfrom other restaurantsとなる。「…を～に持ち込む」はbring … into ～ 、「～こと」はto不定詞名詞的用法を用いて表す。
（２）「カフェの前にあるファストフード店である」としたい。Express Burger に対するbe動詞isが必要である。「～の前」はin front ofであり、caféにはtheをつけること。
（３）「ハンバーガーと一緒に何か暖かい飲み物が欲しかった」としたい。「温かい飲み物」はsomething hot to drinkである。hotの位置、またto不定詞形容詞的用法を用いることに留意しよう。
（４）「こんなとんでもないひどいカフェにこれまで来たことがない」としたい。「今まで来たことが決してない」は、現在完了(経験)を用いてhave(has) never been to～とする。

「高校生は部活に参加するべきか」に関し、自分の意見を理由を含めて40語程度の英語で述べる問題である。日本語の小論文でも同様であるが、この類の文章は初めに「自分の立場」を明確にすることが必要である。冒頭は、I think that…, because～またはI don’t think that…, because～となるのが原則であろう。