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巣鴨高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「巣鴨高等学校の英語」
攻略のための学習方法

総合的な長文読解の問題演習を日頃からしっかり行って欲しい。
問題のレベルは、全国的な私立進学校の入試問題が適切であろう。500~600字程度の英文であれば、読了に5~6分で読了したい。入試までにそのような長文読解問題を100題はこなしたい。
スピード面では、速読で、できれば目線で英文を追いかける程度のスピードで英文内容を理解することが必要であろう。読解の速さだけでは正解を導くためには不十分である。
さらに、内容把握能力。これが必要である。この能力の基盤となるのが、単語・イディオム・文法である。一つの英単語にも、様々な意味がある。そして、シンプルな単語程、そこに含まれる意味は豊富である。豊富な単語の意味の中からどのような訳を的確・迅速に抽出できるかのが、勝負の分かれ道である。

本文で扱われた文法事項について押さえておきたい事項を説明する。

第1に『不定司』。
用法的には、名詞的用法、形容詞的用法、そして副詞的用法がある。名詞的用法は文字通り『名詞』のような働き(主語になる、動詞の目的語になる等)をする。形容詞的用法は同様に『形容詞』のような働きをする。つまり、名詞を修飾するのである。
副詞的用法はしっかり学習しておいて欲しい。その用法について、主なものを説明する。
①目的:
   She went to a store to buy a book.
  (彼女は本を買うために店に行った)
②結果:
   I grew up to be a teacher.
   (私は大きくなって教師になった)
③原因:
   We are delighted to see you.
   (私たちはあなたに会えて喜んでいます)
④理由(判断理由):
   What a fool I was to think that she loved me.
   (彼女が私のことを愛していると考えたなんて、なんて愚かだったんだろう)

第2に『完了形』。
特に、現在完了形について基本事項を説明する。
皆さんの中には、「過去」と「現在完了形」との違いに悩んで場合も多いであろう。一言で言うならば「過去」は「過去の一点」であり、その時点で「行為・事実」は終了している。
一方、「現在完了」は過去のある時点から現在にたるまで「行為・事実」がつながって(続いて)いる、ということである。
したがって、現在完了の基本用法は次のようになる。
①完了:
   Ⅰ have just finished my work.
   (私はちょうど仕事を終えたところです)
②継続:
   I have had this headache for some days.
   (私は数日この頭痛が続いている)
③経験:
   I have met you only once.
   (私はあなたに一度しか会ったことがない)
   I have never been to a party.
   (私は決してパーティへ行ったことがない)

第3に『仮定法』。
仮定法とは、現在または過去の事実と異なる状況を願望する際の表現方法である。
例えば、「If I were a bird, I could fry the sky.」という仮定法の英文において、「自分は本当は現在、鳥ではないのであるが、仮に鳥ならば空を飛べるのに(でも鳥ではないから空を飛べない。空を飛びたいなぁ)」という願望の思いが含まれているのである。
さらに、Ifには『条件・場合』と『仮定法』の2つの主要な用法がある。2つの用法に間に、どのような区別があるのであろうか。これは非常に大事な事項(大学入試にも頻出事項)であるので、これを機会にしっかり理解してもらいたい。
Ifの接続詞の中の動詞の時制が現在であれば『条件・場合(~の場合は、~ならば)』となり、過去または過去完了であれば『仮定法(もし~ならば、もし~だったならば)』となる。

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2015年度「巣鴨高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1は、説明文の英語長文読解総合問題である<18分>。内容的には、適語選択、文法問題(不定詞)、指示語問題、適語補充、内容正誤等々の構成である。
大問2は、物語に関する長文内容真偽問題<9分>。400~500単語の長文を5分程度で読了する訓練を積んでおくことが大事である。そのうえで、内容正誤に関する問題に取り組む際の留意点は、十分な内容把握能力である。一度読んで、微妙な内容の差違(同じ内容を別表現にするなど)をしっかり把握することが大事である。
大問3は、説明文の長文読解問題<13分>。内容は英文整序問題である。文法知識・熟語の知識が不可欠。
大問4は、和文英訳問題<10分>。ここでも、文法知識・熟語知識は絶対に必要である。

【大問1】

  • 時間配分:

説明文の英語長文読解問題である<18分>。内容的には「knight(騎士)」に関する発生の背景や歴史的変遷についての記述である。見慣れない単語も恐らくあるだろうが、文脈の前後の関係からその意味を推測することはそれほど困難ではないであろう。

1.は適語選択問題である<1分>。
内容的には、「~するにつれ」という「時の経過」を表す接続詞を選択したい。
なお、接続詞のAsには「~なので、~だけれども、~のように、~のとき、~するにつれ」という意味があることをしっかり覚えておくこと。

2.は文法事項に関する問題である<1.5分>。
本問は不定詞に関する問題である。不定詞は、入試に頻出であるので次のような不定詞の用法については、しっかり混同せず整理して覚えておくように。
つまり、
①名詞的用法、
②形容詞的用法、
③副詞的用法(目的・原因・結果・程度(判断の基準))
の3つの用法である。
特に、③は極めて大切である。

3.要約文完成適語補充問題である<2分>。
本文を読みながら、年齢・訓練機関に関する記述を押さえること。

4.適語選択問題である<1分>。
熟語等の知識を基に適切な選択肢を考える。

5.指示語内容記述問題である<2分>。
直前の英文は
「He helped him to put on his armor for battle.」
とあり、この部分が考える手掛かりになる。

6.英文適所補充問題である<2分>。
入れるべき英文は「十分なお金を持っていなければならなかった」という内容である。したがって、続く英文としては「騎士になるにはお金がかかる」という主旨の文章が適切であろう。

7.内容把握選択問題である<1分>。
本文と内容的に一致しない選択肢を選ぶ。この手の問題は、「一致するものを選ぶ」という思い込みがあるかもしれない。設問をよく読み、何を問われているかを確認することが大事である。

8.文法事項選択問題である<1分>。
本文のitは、形式主語(仮主語)である。
その他にItの用法としては、
①代名詞、
②時・天候、
③状況
などがある。

9.空欄適語補充問題である<1分>。
「騎士」になるとどのような称号がつくかを読み取る。

10.内容正誤一致問題である<1.5分>。
本文の内容把握をしっかり行うこと。
例えば、b.は「(騎士は)父のために戦った」とあるが、本文では「王のために戦う」とある。

【大問2】

  • 時間配分:

物語に関する内容正誤一致長文読解問題である<9分>。
a~oの15選択肢の中から内容と一致する選択肢を5つ選択する問題形式である。本文は4分程度で読了し、設問解答に使う時間は5分を目途に取り組もう。

【大問3】

  • 時間配分:

説明文における整序問題に関する英語長文読解問題である<13分>。
小問題数は全部で5題である。各1~1.5分で解答したい。関係代名詞の知識や、構文やイディオムの知識(「The +比較~、the +比較~」)はしっかり習得しよう。

【大問4】

  • 時間配分:

和文英訳の問題である<10分>。
設問は全部で5題。各2分程度で解答したいところである。全て、文法知識や熟語の知識を要求されている。
例えば、2.「~しないように試みる」ということなので「try not to ~」と書けるかどうかがポイント。つまり、不定詞の否定(not)は動詞の前につけるという文法知識を確認しておこう。
また、4.「すごく疲れていて行けなかった」という英語表現は「too ~ to …」を瞬間的に思い出せるかどうか。

攻略ポイント

長文読解の総合問題が3題出題される。各々の英文は難解ではないが、事前に様々な英文に接する必要がある。
しかも、英文が読めるというだけではなく、物語では人物の心情や情景描写などを読み取れるようにしておくことである。単語力をつけることはいうまでもなく、いかに英文を読むスピードを上げるかが勝負である。
また、長文を読ませながら整序問題や英作文問題を解くような出題形式になっているので、基本的には長文読解をしっかり読み込めるということが大前提である。その上で、一つ一つの設問の趣旨を理解し、適切な解答を見つけるという作業になるであろう。
いずれにしても、同程度のレベル(全国難関校)の高校入試問題の長文総合問題を確実に演習(できれば1日に1題)を行なうことは合格のために不可欠であろう。

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