東京科学大学附属科学技術高等学校の傾向と対策
東京科学大学附属科学技術高等学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。
受験の攻略ポイント
英語の攻略ポイント
配点のほぼ8割が長文読解問題であるため、読解能力の向上が合格に向けた大きな鍵となる。英文量が多いうえ様々な形式で内容把握を問う問題が出題されているため、速読力を身に付けるだけでなく、設問に応じた効率的な問題処理の手順を身に付ける必要がある。
早い段階から様々な設問形式を含んだ読解問題の演習を普段の学習の中に取り入れていきたい。また、自由英作文は差が付きやすい分野でもあるので、十分な訓練が必要だ。
数学の攻略ポイント
中学数学の基礎分野と、応用分野に分けて出題がされる。機械的な計算力はあまり求められていないが、思考力や整理力が求められる。
独特な設問文から数学的な解法に落としこみ、解答する必要がある。全体的に図形の計量問題が大きなボリュームとなる試験である。平面図形、空間図形、方程式の応用、確率などは必須分野である。
国語の攻略ポイント
※2024年10月1日、「東京工業大学」と「東京医科歯科大学」が統合し、「東京科学大学」が誕生したのに伴い、「東京工業大学附属科学技術高等学校」は「東京科学大学附属科学技術高等学校」となったので注意すること。
本校は例年、「推薦入試」・「一般入試」と2回の筆記試験が実施されているが、ここでは全て「一般入試」についての説明とする。近年、大問構成が揺らいでいた本校だが、一昨年度はなんと「出題内容(範囲)」そのものに驚天動地の大変革があった(2011年度以降は基本的に出題されていなかった「古文」が大問として出題され、その上、小問扱いだった「漢字」を含む「総合的知識問題」がひとつの大問として独立した)。そして、昨年度はさらなる変革があり、大問こそ2題に戻ったが(「総合的知識問題」含む)、「出題内容(範囲)」は「現代文」(小説)と「現古融合文」(「和歌」を題材とした「説明文」)となった。さらに、2024年度は1つの大問が「現古融合文」で(「和歌」を題材とした「論説文」)、もうひとつが「小説」と「論説文」という2つの「現代文」となった。こうした大きな揺れ動きが今後も続くのかは全く予断を許さないので、来年度に向けて最大限の注意が必要となる。文章量は例年5000字ほどのものが近年は増加傾向で、本年度は昨年度より大幅に増加して約8100字(安定していないので、要着目)。解答数は従前30ほどだったものが近年は増加傾向で、本年度は昨年度よりは減って36。「設問形式」は、「選択肢」「抜き出し」「空所補充」「脱文挿入」「乱文整序」などと(本年度は「脱文挿入」「乱文整序」は未出)、「説明記述」(例年数問だが、本年度は3問)、「考察論述」(本年度は未出)、「要約記述」など(本年度は未出)、また、「論旨説明」が出題される年度もある。本校の特徴は「説明記述」「考察論述」にある(「長文指定」もある)。「過不足なく」まとめるのは容易ではない。また、本校の性格上、「理数系的素養」が求められる場合もある(本年度は未出)。いずれにしても、本校に備えた「万全の対策」が必要になる。100点満点。試験時間は50分。
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学校 | 東京科学大学附属科学技術高等学校 |
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