筑波大学附属高等学校の傾向と対策
筑波大学付属高校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。
受験の攻略ポイント
英語の攻略ポイント
長文読解問題の比率が高く、英文の分量も多い。出題される英文は2題とも物語文が素材となっており説明文とは異なる読みにくさもある。
早い段階から長めの物語文に取り組む必要があるだろう。和文英訳は、与えられる日本語からはすぐに思いつかないことも多い設問の作りになっているが、基本的な文法が理解できていれば書ける内容であるため点数をかせぎたい。
数学の攻略ポイント
本校の大型問題では、平面図形、立体図形、文章題(方程式)に関する問題がよく出題されている。図形分野の出題は多いが、関数については大問ではほとんど出題されていないという傾向がある。小問集合では、関数を含めて多くの分野から出題されている。
国語の攻略ポイント
「現代文」の大問2題(「論説文」と「小説」あるいは「随筆」)が定着している(2024年度も同じ。本年度は3年連続で「論説文」と「小説」)。「古文」「漢文」は基本的に出題されない。文章量は5000~6000字ほど(本年度は昨年度と同じで約6000字)。解答数は20ほど(本年度は19)。
「設問形式」は、「選択肢」(「不適切」、「本文内容合致」、「具体例判別」などあり)、「空所補充」、「抜き出し」、「語句等記述」(本年度は未出)、「説明記述」(従前は10問程度だったが、近年は減少傾向で本年度は昨年度と同数で4問)、「漢字の読み書き」(本年度は「書きとり」のみ)、「総合的知識問題」など。
本校で立ちはだかるのは何といっても「説明記述問題」だ。先ずは「字数の壁」。「5字以内」から「60~90字以内」程度まで、さらに「字数指定なし」もあるといった幅広さ(本年度は「60~90字ほど」)。「字数」に応じていかに的確にまとめるかという「力量」が問われる。そして「条件の壁」。「複雑な設問条件」が課されるものが多く、過不足なく的を射た「必要要素」を満たすことは至難の業だ。
また、2020・21年度に出題された「考察問題」、新たな「大学入試制度」で重視される「思考力・判断力・表現力」が問われていることは間違いない。3年続けて本年度も未出だったが、絶対に油断をしてはならない。来年度以降に向けても、従前とは異なるアプローチが求められる。それも含めて最大限の「対策」が必要となる。60点満点。試験時間は50分。
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学校 | 筑波大学附属高等学校 |
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