5年生の勉強法
栄光ゼミナール5年生の学習ポイント
5年生の授業スタイルは他の学年同様に、「予習型」ではなく「復習型」です。
使用教材は「新教材上・下」ですので、授業前に次の授業で行う単元を予習することができますが、栄光では「予習」しないように指導しています。授業中にしっかり集中して問題演習に取り組み、家庭学習として与えられた復習用課題を徹底的に行うことで知識の定着を図ります。
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算数の勉強法
5年生は受験算数の全範囲を終了する大切な期間
中学受験に成功するために、5年生という1年間は非常に大切な期間になります。なぜなら、受験算数の全範囲を終了し、受験算数の解法の考え方を一通り学習することになるからです。その上で、5年生後半からは徐々に受験問題の基本的な分野についての理解を深められるような問題演習にシフトしていきます。
新5年生の2~3月
植木算と周期性、約数と倍数、計算のきまり、等差数列の仕組み、複合図形の求積、角と多角形について学習します。
特に等差数列(規則性)については、中学入試に止まらず、将来、中学・高校で学習する重要事項の一つになります。したがって、この時期、中学入試問題演習を通じ、規則性(普遍性や反復性)についての基本的原理を習得・理解し、中受のみならず将来に亘る「柔軟な頭脳」を養成します。
1学期の学習内容
割合(百分率と歩合)と線分図、消去算・代入法、つるかめ算、平均算、食塩水の濃度、水量の変化とグラフ、表とグラフ、場合の数(並べ方)、を数量編として学びます。
図形編では、円とおうぎ形、角柱と円柱を中心に扱います。
2学期の学習内容
数量では、数の性質(素因数分解とN進法)、速さの性質、差集め算、場合の数(選び方)、旅人算、比の性質と利用、正比例と反比例、方陣算と三角数、図形編では、角すい・円すい、合同と相似、図形上の点の移動(動点)の各分野を学習します。
特に、留意してもらいたい分野は、数量では「速さ」、「比」、「数列(規則性)」であり、その中でも上位校において最近出題率が上昇傾向にあるのが「数列(規則性)」です。
他の分野も伝統的に出題傾向は高いのですが、数列は近年出題率が上昇しています。理由としては、設問パターンが無限にあるということでしょう。言い換えれば、受験生が「初見の問題」に対して、どのような発想(学習済知識)でアプローチし解答へたどり着くかということを出題者側(中学側)が判断するのに、好都合であるということが考えられます。
図形では相似が要注意です。相似は、図形編の問題だけに限らず速さに関してのダイヤグラムにおける相似の概念の導入など、様々な分野での解法ツールとして活用できます。
3学期の学習内容
通過算、折り返しの図形、影の問題を扱います。影については、やはり相似の考え方が理解できていないと正解へ辿り着くことが難しいと思われます。
国語の勉強法
5年生は知識と理解の定着を図る
新5年生の2~3月
論説文・説明文・物語文を扱います。
この時期は、論説文では文節と文節の関係性を学び、物語文では登場人物の心情や心の動きや性格・人柄を読み取ります。
1学期の学習内容
論説文や説明文を題材に、段落関係をとらえ要旨をつかむ練習を行います。また、文章の組み立てを正しく理解し要旨を正確に把握できるようにします。
物語文では、登場人物の心情をさらに深めて理解できるようにします。主人公の性格、心の動きや言動を読み取ることができるように過去の入試問題を題材に読解能力を向上させます。
また、この時期に詩も本格的に扱います。詩の特徴と種類、詩の表現方法を学習し、詩の読み味わい方を習得します。また詩の表現方法を通じて、「技法」と「効果」について確認を行います。
夏期講習会では、これらの内容を総合的に復習しさらに応用力を高めていきます。
2学期の学習内容
それまで学習した内容をしっかりと固める時期です。これまで扱ってきた論説文・説明文・物語文については、より入試問題に特化した演習を中心に授業を進めていきます。
さらにこの時期に、特殊な文章として報道文・脚本・随筆文・紀行文を学習します。脚本はト書きなどに注意して文章の流れを把握し、紀行文では著者の体験・意見・感想を読み取ります。
冬期講習から6年生になるまでの学習内容
志望校合格への基礎力を盤石なものにします。お子様の弱点補強のために、一人ひとりのお子様の答案を講師が徹底して添削を行います。個々のお子様に合わせた指導を行うことにより、さらなる学力を育み自信を深めさせます。
また、上位校で出題される記述式問題に対する文章作成能力を向上させるために、栄光では文章添削を専門とする外部団体と提携し、お子様の文章作成能力を高める環境を用意しています。
また、漢字などの知識問題対応のために補助教材として「漢字日記上・下」があります。この教材は、日々定量の問題を演習できるように構成されています。毎日少しの時間でも継続的に演習することが可能になっており、新演習との有機的活用が可能になっています。
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