4年生の学習ポイント

本格的受験勉強のスタート学年です。市進では、全ての学年・科目において「復習型」の授業形式を採用しています。つまり、予習は行わずに当日の授業に集中し、家庭での復習に重点を置く授業形式です。
復習をサポートするために「ホームタスク」を用意しており、お子様は各講師の指示に従って授業で行った内容に該当する分野をホームタスクで演習します。

算数の勉強法

「復習型」の授業形式で知識を確実にして思考力を深める

1学期の学習

１学期に行う分野は、規則性（数列）、植木算を始めとする特殊算を中心に学習します。また、問題内容を確実に把握するために、線分図などをより的確に書けるような練習を行います。この練習は、問題の「見える化」を図り、お子様の問題に対するより深くて確実な理解を促します。線分図を正確に書けるということは、問題の内容を正確に理解しているということに他なりません。この時点で、問題は半分が解けたも同然です。さらに１学期では、場合の数を学習します。樹形図、計算、数え上げなどの解法を習得し、入試問題の本質を理解します。

2学期以降の学習

２学期以降については、平面図形を行ないます。扱う内容的は、角度・面積です。年間を通じて、割合は学習しません。割合は５年生から本格的に扱います。４年生の段階では、割合以外の特殊算や図形の基本を徹底的に学習することが目的です。

「ホームタスク」で繰り返し問題演習を行う

教材は、冊子化されたものを使用します。したがって、予習は行うことは可能ですが塾側からは「予習は行わない」ように指導されます。復習用に用意されている「ホームタスク」は、授業で学習した内容・問題に類似した問題（数値置き換え等）を演習できるようになっており、学習した項目について効率的に即効性をもって習得できるようになっています。授業で扱った問題と難易度に大差はありません。これで何度も繰り返し問題演習を行うことで、知識を確実にし、思考力を深めることができます。その結果、算数の問題に対する考え方のパターンをしっかり習得し、その原理に対する理解を深めていくことができます。

国語の勉強法

復習型の授業形式で知識の習得と定着を図る

市進では国語に関して、冊子教材は使用しません。すべてプリントです。しかも、授業に先立ってプリントを配布するのではなく、当日の授業の際に配布します。
授業で受講した内容は、「ホームタスク」を使用して家庭で復習します。この繰り返しにより、知識の習得と定着、さらには理解度を深めていきます。

物語文、随筆文、論説文をまんべんなく学習する

市進では一年間を通じて、物語文、随筆文、論説文を万遍なく扱っています。その中でも、比較的、物語文が若干多めに扱うようになっています。これは、受験生の多くが「物語文の登場人物の心情把握が苦手だ」、「物語中の情景描写で作者が一体何を言わんとしているのかが理解できない」といった声を考慮したカリキュラムになっています。

「課題本」を読んで長文読解力を養成する

また、国語においては「課題本」を設定しお子様に読ませ、その内容に即した問題演習を行います。従来型の問題演習と異なり、書籍を読みその内容について設問に答えるというスタイルは、真の意味での長文読解力を養成することができます。
また、この時期において本をじっくり読むことは、非常に重要なことです。読解力は読書量に比例するとよくいわれます。落ち着いて本を読む習慣は、５年生や６年生で行うことは時間的に極めて難しくなってきます。そのような状況を考えると、時間的にも精神的にもまだまだ余裕がある４年生の時に、読書を行うことの意味も自然と理解できるでしょう。

得点源となる知識問題を反復学習する

また、国語の科目で得点源とできる知識問題の代表格が、漢字・ことわざ・慣用表現・四文字熟語。文学史等をまとめた内容をお子様に配布します。これらの資料を反復して学習することで、本番入試では確実に得点アップが可能となります。