元々、国語以外は志望校を狙えるくらいの偏差値に到達できていたものの、国語だけは10～20の開きがあって、このまま集団授業だけで同じレベルに持っていくのは難しいと思っていました。上の子の受験の時にも、集団では限界があると感じたことがあり、1対1で見てもらうなら家庭教師にと考え、相談をしました。

通っていたグノーブルの国語の授業では、記述はとにかく書かせるという方針だったので、書くこと自体はある程度鍛えられてはいましたが、ポイントの掴み方を清瀬先生に指導していただいたところ、要点のまとめ方がわかるようになっていきました。選択肢の問題も、どうしてそうなるのか、根拠や考え方が徐々に身に付いていることが感じられたので、家庭教師をお願いしてよかったなと思っています。
仕上がりは受験直前まで不安定なところはありましたが、1月中旬ぐらいには大まかな形が出来上がってきました。先生からも、「最後まで信じて頑張りましょう」と励ましをいただき、過去問の数をこなして傾向を知ることで、ぎりぎりまで志望校に特化した対策を行えたことも良かったです。
また、色々な解き方を試行錯誤しながら、パターンを変えてもらい、本人に合うまで行っていただいたことで、問題に対する対応力が磨かれ、受験の結果にも結び付いたと思います。

理系科目については、塾の模試対策ではなく、志望校に向けて特化した指導をお願いしていたので、模試の点数が上がったわけではありませんが、充実した志望校対策を行うことが出来ました。塾の模試の内容が必ずしも志望校と同じではないので、絶対に必要だったし、長塚先生はとにかく気持ちを上げる声掛けが上手で、本人がもっとやりたくなるような声掛けをしながら指導してくれたので、本人もどんどん発言して、質問もしやすい環境でした。

清瀬先生は、授業中に過去問を解いて、採点及び解説で、間違えたところについては、「なんでこれを選んだのか？」とその答えになる理由を解説してくれました。記述も言葉の使い方や抜けていることについて、細かく指導してくれました。受験間近には、より多くの過去問を扱い、時間を測りながら解いて、出題傾向に慣れる訓練をしました。

長塚先生には、苦手な単元、特に場合の数や植物・生物について指導してもらいました。進め方は、一緒に解きながら理解度を確認し、じっくりと深めていけるように教えてくれました。また、過去問の解き直しで分からなかった部分も、とても丁寧に教えてくれました。過去問の直しが多い時は、希望した内容を扱ってくれて、少ない時は先生から何をするか提示してくれるなど、臨機応変に対応していただきました。
また、銅と酸素が結びついて酸化銅になる比率の覚え方を、語呂合わせで教えてくれて、楽しく覚えやすかったことが一番印象に残っています。

家族の協力があっての受験だったと感じました。
2月1日の試験日の午前は面接がある学校だったので、早めのグループに入れるように願書を出しましたが、希望のグループに入れず、午後の試験に間に合わないかもと思っていました。しかし、試験終了後に兄が駅まで一緒に走ってくれて、駅で母が次の試験会場の最寄駅迄送り、次の試験会場の最寄り駅で父がタクシーを確保しており、試験会場まで送ってくれたので、何とか試験時間に間に合いました。
また、結果として午後受験の学校も合格し、翌日の試験も前向きに挑むことが出来たので、家族の協力があっての合格だったと思います。

1月中旬くらいまでヤキモキすることもあると思いますが、本番までに仕上がれば良いというスタンスで、当日まで伸びることを信じて構えてあげれば、お子様も最後まで目標に向かって諦めずに頑張れると思います。

慶應中等部の展覧会で見た化学研究会に入って、色々な実験をしてみたいと思っています。

慶應中等部は、過去問で9割取れないと合格しないと言われているところもある中で、僕は6割・7割くらいの時もあったけれど、自信をもって取り組んで、最後には合格することができました。やり続ける事と、復習が大事なので、しっかり取り組むと良いと思います。