指導実例インタビュー
中森先生
指導実例インタビュー
中森先生
合格実績(五十音順)
青山学院・麻布・桜蔭・鷗友学園女子・海城・開成・学習院・吉祥女子・慶應中等部・攻玉社・駒場東邦・芝・渋谷教育渋谷・頌栄女子学院・女子学院・白百合学園・巣鴨・豊島岡女子学園・雙葉・本郷・武蔵・明大中野・明大明治・立教女学院・早稲田・早稲田実業学校・早大高等学院・慶應湘南藤沢・慶應普通部・市川・渋谷幕張・東邦大学東邦・浦和明の星女子・開智・栄東・立教新座・筑波大附属・筑波大附駒場 他多数
持ち味を生かしつつ、短所を克服して開成中合格!
指導を始める前の状況
SAPIXに通っているH君はαクラスに在籍、第一志望は開成中。頭の回転が非常に速くいろいろなことに関心がある好奇心旺盛な生徒でしたが、速くやろうと雑になってしまいケアレスミスも多く、小6の9月の志望校別オープンで合格可能性20%という状況でした。本番まで残り4ヶ月で何としても合格ラインまで到達させたいということで、小6の10月より算数を中心に指導を開始しました。
指導内容
実際にH君の指導を始めてみると、確かに作業の雑さは目立ちましたが、頭の回転の速さと発想の豊富さは非常に良いものを持っていました。ご両親からは「厳しくひっぱっていってほしい」とのご要望をいただいておりましたが、H君のようなタイプの生徒は「あまり律せず、おだてて乗せる」ほうが効果的だと思いましたので、最初は式が雑になってもケアレスミスがあっても、細かく指摘せず徐々に人に読ませる解答作りが出来るようになればよい、と大きく構えて指導を進めました。(もちろんここは大切という箇所は外さず、的確に説明は加えていきました。)
具体的には私のほうで「開成対策 算数予定表」を作成、開成の過去問プラス他校の難問を分野別に編集したオリジナルプリントを毎週計画に沿って進めてもらいました。開成の算数は比較的傾向が明確ですので、いくつかの分野の完成度を高めれば合格点に達すると見込めました。他3科は得意な理科でしっかり稼ぎ、国語と社会では受験者平均を上回ることを目標とし、随時アドバイスをしました。
結果
SAPIXと並行して私の課題もしっかり消化してくれたH君は、ケアレスミスも減少し12月に受けた日能研の公開模試では開成の合格可能性70%となりました。その頃には分野別のプリントを終えることが出来ましたので、苦手分野をさらにまとめたプリントを使用し万全を期しました。結果記述式の解答方式である栄東(東大選抜)に特待生合格、そして本命の開成中にも見事合格することが出来ました。本番では丁寧な解答を書くことが出来たのでしょう。
残り3か月、志望校合格に特化した対策で富士見中合格!
指導を始める前の状況
地元の進学塾に通うKさんは、第一志望の富士見中の過去問に対してどの科目も合格ラインに達せず、何度も繰り返してやっと7割とれるという出来でした。また塾の課題も十分消化出来ているわけではなく、4科とも底上げが必要な状況でした。受験本番まで残り3ヶ月でしたが、どうしても富士見中合格を、ということで小6の11月より指導を開始しました。
指導内容
残り期間を考えると4科の総合点でいかに合格ラインまでもっていけるか、の勝負になりますので、私が作成した各科目間のバランスを重視した計画を週単位で与えました。算数は「予習シリーズ6年下」「四科のまとめ」の問題演習中心に指導、自作の四科のまとめ類似問題を宿題としてFAXを利用して添削を行いました。ケアレスミスだけは早急になくしておきたかったので、図や式の書き方は厳しくチェックしました。社会は「四科のまとめ」、理科は「メモリーチェック」などを主に使用して、徹底的に必須事項の暗記に努めました。毎回小テス トを行い、あいまいな部分は何度も繰り返して定着を図りました。国語は読解に時間をかける余裕はありませんでしたので、中学受験用の漢字問題集を1冊仕上げてもらいました。とにかく富士見中合格を達成するために問題のレベルを絞り、点を取れる箇所でとにかく得点する、というやり方に徹しました。お母様にもよくご協力いただき、Kさんに私が出した課題をしっかりやらせてチェックしていただけました。
結果
指導を開始した頃は、算数の文章題など解き方が全く分かっていないわけではないが、作業の雑さによってミスをして答えを出すまでにいたらなかったものの精度が、冬休みを明ける頃には大分高まったと思います。理社も私の与えた課題に対して地道な努力を続けてくれた結果、十分合格を見込めるところまで伸ばすことが出来ました。特に直前はほぼ毎日FAXで課題を与え提出させている状況でした。最後まで努力をし続けてくれたKさんは見事、富士見中合格という目標を成し遂げてくれました。