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浦和明の星女子中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2022年度「浦和明の星女子中学校の社会」
攻略のための学習方法

分析

2017度に問題の形が変わって2018度に元に戻ってと、変化がある。設問の内容や難易度は変わらないので、焦る必要はない。過去問でどちらの形の問題もよく見ておこう。選択肢問題が多いが極端な難問や意地悪な選択肢ではないので、使用しているテキストをしっかり抜けが無いように学習すれば心配ないだろう。

合格者平均点は7割5分~8割近くにもなるので、ミス無く、取れる問題は確実に取れるように、類似の選択式問題で練習しよう。
直近の時事問題の出題もあるので、社会の出来事によく目を向けておこう。

地理分野

日本地理全般から幅広く出題されているが、ひとつの地域について詳しく訊く問題も見られる。各地の地名・地勢・産業など、内容は基本的なもので、難問はみられない。
地形図の問題がよく出されているが、年度により出されない年もある。資料を使う問題もよく出されているので、資料集を活用して重要事項を確実におさえるようにする。
その他、世界地理の出題も見られるので、基礎的なことは覚えておく。

歴史分野

広い範囲からまんべんなく出題される。
年表を使って、分野ごとの大きな流れを把握しておくと良い。
例年は、「文化史」や「宗教史」について、資料集からの図版が多用されていたが、2017年~最新年度では使われていない。来年度がどうなるかは判然としないので、資料集を活用し、写真や図画をよく見て見分けられるように準備はしておきたい。
基本事項を問われる問題がほとんどだが、中には少し難しい問題もあるので、答えられれば他と差が付く。

政治分野

「日本国憲法」と「政治の仕組み」を中心に、基本事項をしっかり覚える。
国際連合など、国外世界の情勢も一通り見ておきたい。
この分野では、「時事問題」が絡んで出題される場合が多いので、国内外の大きな話題について重大ニュース集などで調べておきたい。

注意事項

1月入試校の中でも、難易度はトップグループに属する本校であるが、社会の問題を見てみると、どの分野でも問われているのは中学入試の基本的事項である。極端に難しい問題や細かすぎるマニアックな質問は無い。
まずは、テキスト・問題集で重要事項についてしっかり学習する。
出題範囲も広いので、不得意分野をつくらないよう、苦手な分野でも面倒がらずに補助教材などで補強しておく。
地図の読み取りが出題される年度が多い。全ての分野で隙の無い、確実な実力をつけることが肝要である。

そして、テストを受ける際の実務的な注意事項として、不注意なミスは犯さないことである。

どんな試験でも当たり前のことではあるが、特に浦和明の星の場合、高い偏差値の割に問題は難しくないので、合格者平均点がほぼ8割にも達するという高得点での勝負になっているのである。25分と時間が少ないので、のんびり選択肢を選んでいる余裕は無いが、問題の読み間違いや設問の選び間違い、語句の見間違いや漢字の書き間違いなど、とにかくミスはしないように慌てずに問題に取り組みたい。

また、男子の難関校のような字数の多い本文が出されることはないが、いくつかの本文を合わせると文章量が多くなる年度もあり、さらに本文の文意が正解を選ぶヒントになっている問題なども過去に出題されている。

少ない時間で全ての問題に目を通すためにも、文章を速く的確に読み通せる国語力があれば大きなアドバンテージになるし、上記のようなミスを減らすことにもつながる。

特別に変わった対策は必要ない。しっかり手を抜かず学習し、落ち着いて試験に臨む。速さと正確さを両立できるように意識して、日々の学習に取り組んで欲しい。

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2022年度「浦和明の星女子中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

2つの大問に総解答数が35問。解答数は例年と比べて大きな増減は無い。試験時間は実質25分なので選択に悩みそうな問題は後回しで、とにかく一通り最後まで目を通そう。理科との兼ね合いで、得点を稼げそうな方に時間を多く配分するという作戦もあるだろう。

【大問1】地理・政治経済分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:9分

地方自治を話題とした問題と各地の特徴について。

問1 (1) ア. 直接民主制の一つの形態として、住民投票は代表的なものである。

   (2) アはドイツ、はフランス、はイギリスである。

問2 (ア) 大日本帝国憲法の説明である。

   (ウ) 基本的人権は生来人間が有している「侵すことのできない永久の権利」であると定められている。

   (エ) 日本国憲法はこれまで一度も改正されていない。

問3 (ア) 上尾市は現在も存在している。

問4 (1) 第一次・第二次産業とも極端に少ないは千代田区。第二次産業が特に多いは輸送用機械・楽器などの生産が多い静岡県浜松市、第一次産業が特に多いが高山市で残るが久留米市と考えられる。

    (2) 北緯36度線は関東では茨城県・埼玉県などを通る。

問5 (1) イ. 大輪田泊は現在の神戸港付近である。エ. 宗像大社は福岡県、厳島神社は広島県にある。に当てはまる場所は見当たらない。

   (2) が澪標を図案化した大阪市の市章である。澪標は浅い海で船の航路を示すために立てた杭の一種。

   (3) 海水浴場がないは内陸県である奈良県、スキー場があるは日本海側にも面している兵庫県が考えられる。海水浴場が多いは太平洋に面している和歌山県、残るが大阪府である。

   (4) 原子力が多いは福井県、水力が多いは富山県、地熱発電があるは大分県、ほぼ火力のみのが大阪府である。

問6 エ. 埼玉県新座市は東京のベッドタウンとして家族世帯が多く住んでおり、単身者を対象とするワンルームマンション税はそぐわない。

問7 Aは2位が長野県であるからりんご、は愛媛・静岡が含まれるのでみかん、は宮崎・高知で栽培が盛んなピーマン、残るがうめと考えられる。

【大問2】歴史・現代社会分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:16分
  • ★必答問題

郵便を話題として、歴史や2021年の出来事などについて訊かれている。

問1 政策なら「欧化政策」と答えるところであるが、「時代」となっているので「文明開化」である。

問2 (ア) 良寛ではまく、栄西の説明である。

   (ウ) 山本五十六ではなく、鈴木貫太郎のことである。

   (エ) 日中平和友好条約の締結は福田赳夫首相のときである。

問3 (1) イ. 榎本武揚は旧幕府軍側であった。ウ. 日米和親条約の締結は1854年である。エ. 榎本武揚は当時大臣であったが、事件への対応が不適切で混乱を招いたとして、辞職している。

問4 日本の初代内閣総理大臣は伊藤博文である。

問5 歌川広重は浮世絵師、井原西鶴は『日本永代蔵』『世間胸算用』などの浮世草子・人形浄瑠璃の作者、国木田独歩は明治時代の作家である。

問6 エリザベス2世は現在のイギリス国王、ニコライ2世は旧ロシア最後の皇帝、ルイ14世はフランスのかつての国王である。

問7 沖縄返還(1972年)・JRの発足(1987年)・香港の返還(1997年)の順である。

問8 (ア) 三世一身の法は723年で元明天皇のときである。シャクシャインの乱は江戸時代のことである。

   (ウ) 大宝律令の制定は701年で文武天皇のときである。

問9 保元の乱では源義朝とともに戦ったが、続く平治の乱では義朝を破って実権を握り、のちの平家の繁栄の基礎を築いた。

問10 嘉納治五郎は「柔道の父」と呼ばれる柔道家で、柔道の総本山である講道館を開いた。

問11 (エ) 南部鉄器は岩手県の伝統工芸である。

問12 1951年のサンフランシスコ平和条約で、GHQによる日本の統治は終了し独立が回復された。

問13 (1) 前大統領トランプ氏が決定したパリ協定からの脱退を、バイデン大統領が覆した。

   (2) 太平洋を取り囲むオーストラリア・ニュージーランドやシンガポール・マレーシアなどの国々が参加している。

   (3) 国の歳出に占める割合は社会保障関係費・国債関係費・地方交付税交付金の順で多くなっている。

   (4) 台湾海峡は台湾島と中国南東部の間の海峡で、中国による台湾侵攻が懸念される「世界一危険な場所」と考えられている。

   (5) 丹下健三(1913~2005年)は世界的に有名な建築家で、広島平和記念資料館や東京都庁舎も氏の設計である。

   (6) かつて200万人を超えていた日本の出生数は現在では100万人を割り込み、80万人台となっている。

   (7) ナイル川はアフリカ大陸を北に向かって流れ、地中海に注いでいる。

   (8) 核拡散防止条約は1970年、中距離核戦力全廃条約は1988年、部分的核実験停止条約は1963年の発効である。

   (9) 内閣総理大臣直属の機関としてデジタル庁が発足し、マイナンバーカードやコロナワクチン接種証明アプリなどの施策を行っている。

   (10) 2021年にイギリスで開催されたのは第26回締約国会議(COP26)である。

攻略のポイント

年度により問題形式が変化する場合があるが、設問の内容や難易度は変わらないので、焦る必要はない。過去問でどちらの形の問題もよく見ておこう
選択肢問題が多いが極端な難問や意地悪な選択肢ではないので、使用しているテキストをしっかり抜けが無いように学習すれば心配ないだろう。高得点での勝負になるので、ミスを減らし、取れる問題は落とさないように。大半を占める選択式問題にも十分に慣れておこう。前年など直近の出来事についても訊かれるので、時事問題集などでよく見ておくこと

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