青山学院中等部 入試対策
2019年度「青山学院中等部の社会」
攻略のための学習方法
問題構成
2017年度までは設問数はおおむね地理・歴史・現代社会の順番でほぼ同量の設問が割り当てられていて、総解答数は40~50問ほどであった。
しかし、2018年度から1問2点で計25問というシンプルな構成になった。出題分野も地理9問・歴史10問・政治経済6問と地理・歴史が多く出されている。
内容や難易度にはさほどの変化は無いが、2019年度は短文の記述問題は出題されなかった。
地理分野
地図・地形図・統計資料などがよく用いられている。
基本的事項の問題が多いが、村の成り立ちの特徴を考えたり、地図から昔の地形を推察したりなど、思考力を問われる問題もある。
全ての分野から幅広い出題が見られるので、まずは基本事項をしっかり暗記する。地名・地形・気候や産業などを頭にいれ、地図や資料集でしっかり肉付けをしておく。さまざまな図版なども見慣れておきたい。
その上で、なぜそのような地形が形成されたのか、なぜその地域でその産業が発達したのかなど、背景や理由も考えながら周辺事項も合わせて取り込んで、知識に厚みを持たせよう。
歴史分野
年表や歴史資料・写真などが使われる問題が多い。
地理分野と同様、基礎的な知識を問う問題が多いが、ただ人物名を答えるだけでなく、その周辺事項も合わせて少し詳しく訊かれるパターンが多く見られる。時代順の並べ替えもよく出されている。
まずは基本事項を幅広く覚えていく。テキストを丁寧に学習し、地図や歴史資料などを参照して周辺知識も合わせて結びつけておく。
年表で出来事の流れをイメージできるようにしておくことも大事である。ある項目について訊かれたら、その前後の出来事や関連する事項もすぐに引き出せるように訓練しておこう。
現代社会
2017年度までは地理・歴史分野と同じ問題量だったが、2018年度以降は少なめの出題となっている。来年度も同様の傾向になるのか注意しつつ、政治経済分野の学習も抜かりなく進めておきたい。
憲法や政治の仕組みを丸暗記しただけでは答えられない問題が出る。使われるデータも最新のものが多く、国際関係の出題も目立つ。
テキスト上の基本事項が頭に入っているのは当然として、より現実に即した新鮮な知識が求められているようである。時事・重大ニュース集なども活用しつつ、普段から時事問題に関心を持ってニュース・新聞をチェックする習慣を身につけたい。
全てを読破するのは時間的にも無理があるので、重大ニュースについては見出し・リード文くらいは目を通し、知らないことだったらもう少し詳しく調べてみるといった努力が、本校の試験では役立つはずである。特に直近の1~2年の出来事は整理してよく理解しておこう。
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2019年度「青山学院中等部の社会」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
総解答数が25問となり、時間は25分と変わらないので時間の余裕ができた。
基本的事項の質問が多いが、その中にいくつか難しい問題が含まれている。テキストには出ていない事柄の質問もあり、思考力を要求される。
知識だけで解ける問題はてきぱきこなし、資料の読み取り・計算や記述問題などの考える時間が必要な問題に余力を残せるようにペース配分したい。
【大問1】地理分野
- 難度:標準
- 時間配分:4分
- ★必答問題
問1 山間部では最短距離で道をつくると勾配がきつくなってしまう。等高線に沿うように道を湾曲させて通せば、ゆるやかな坂にできる。
問2 図中のように道が直線になるのは地中にトンネルを通したのだと考えられる。
問4 日本付近にある4つのプレートの境界線がどこにあるかを確認しておこう。プレートの境では地殻が沈みこむなどの変動が見られる。
【大問2】地理分野
- 難度:標準
- 時間配分:2分
- ★必答問題
問1 (1) 近くで起こった海底火山の噴火により新島が形成され、その後もとからあった島と一体化した。
(2) 現在では観光客の8割が韓国からの訪日客で、ごみ捨てや敷地内への無断立ち入りなどのマナーの悪さが一部で問題になっている。
問2 六大陸の中で最も小さいのはオーストラリアである。
【大問3】地理分野
- 難度:標準
- 時間配分:3分
- ★必答問題
問1 2018年7月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録された。天草は熊本県。
問2 大浦天主堂は宣教師と潜伏キリシタンが接触した場所で、「潜伏」が終わるきっかけとなった場所とされる。
問3 島原・天草一揆が起こったのは徳川家光の時代である。
【大問4】歴史分野
- 難度:やや難
- 時間配分:2分
- ★必答問題
問1・問2 唐の都・長安を参考にして造られた藤原京から発展した平城京・平安京もまた、条里制となっている。中央を南北に走る朱雀大路を中心に、東西方向には条・南北方向には坊と呼ばれる碁盤の目のような道が配置される。
【大問5】歴史分野
- 難度:やや難
- 時間配分:2分
- ★必答問題
問1・問2 保元の乱で天皇側について戦った平清盛は、その後政治の実権を握ると娘を天皇の后とし、生まれた孫を天皇に就かせた。広島県・厳島神社は平氏の氏神である。
【大問6】歴史分野
- 難度:やや難
- 時間配分:2分
- ★必答問題
問1 中山道は江戸から中央高地を通って京都へ至る。
【大問7】歴史分野
- 難度:やや難
- 時間配分:2分
- ★必答問題
問1 東京近郊の五日市の小学校教師らが創案した憲法案で、表題は日本帝国憲法となっていた。人権に手厚い内容であった。
問2 伊藤博文らが参考にしたのは君主の力が強かったドイツ(プロシア)の憲法だった。
【大問8】歴史分野
- 難度:やや難
- 時間配分:2分
- ★必答問題
問1 太平洋戦争の講和条約はアメリカで結ばれたワシントン条約である。
問2 日中平和友好条約は1978年、日韓基本条約は1965年、沖縄の日本復帰は1972年である。
【大問9】政治経済分野
- 難度:やや難
- 時間配分:2分
問2 特定枠の候補者は政党の決めた順位によって当選が決まっていく。
【大問10】現代社会分野
- 難度:やや難
- 時間配分:3分
問3 リサイクル・リデュース・リユースの3Rのうち、リデュースは不要な生産・消費を行わないこと、リユースはそのまま再利用することで、リサイクルより環境への負荷が少ない。
【大問11】現代社会分野
- 難度:やや難
- 時間配分:1分
プル型支援は、被災地からの要請に基づいて支援するもので、③と⑤が当てはまる。①と④
がプッシュ型支援のことである。
攻略のポイント
問題構成が簡略化されて時間には余裕ができた印象である。ともあれ、教科書に載っている知識ばかりでなく、現代社会で近年に起こった出来事が多く出題される傾向は変わらない。
時事問題に十分な対策を。時事問題集ばかりでなく、新聞やニュースにも日常的に目を通し、直近1~2年の社会的な出来事に詳しくなっておこう。出来事を取り巻く背景も考えるようにすれば思考力も養える。
地理や歴史は一部に難しい問題も見られるが、多くは基礎的な問題なのでしっかり得点できるように備えたい。記号選択式が多いので類似問題を多くこなして慣れておくこと。
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