中学受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

浅野中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「浅野中学校の算数」
攻略のための学習方法

■問題が難化している
近年までは、標準的な問題が多く高得点勝負が続いていた。しかし、2013年入試からは、問題の難度が上がっており、合格者平均点・受験者平均点ともに下がっている。
中盤以降の問題では、設定が複雑なものや、類題の経験が少ないであろう問題が増えていて、出題意図の変化を感じる。

■【大問1】の計算を甘くみないこと
【大問1】は、毎年計算2題であるが、この計算が手間のかかることが多い(今年は比較的楽であったが)。やはり毎日の計算練習は欠かせない。計算練習は短時間に集中して取り組むことが重要である。

■【大問2】を短時間でしっかり得点することが大切
【大問2】を短時間でしっかり得点することが大切である。一行問題とはいえ、やや難度の高い問題もあることに注意。あらゆる分野から出題されるので、どの分野でも標準的な問題は素早く解けるようにしっかり練習しておく必要がある。本校の入試では、【大問2】に時間をかけすぎると、後半の問題にじっくり時間が使えなくなるので、短時間で解くことも日頃から心がけたい。
そのためには、正解・不正解だけでなく、どのような解法で解いているのか注目することも必要だ。自分の解法と模範解答の解答を比較するなど、いくつか方法はある。

■【大問3】以降の大型問題
【大問3】以降の大型問題では、いくつかの小問題に分かれていることがほとんどである。最初の小問は易しいことがよくあるから、苦手であっても、そのような問題を確実に正解しなければならない。そのためには本校の過去問に限らず、普段の模試でも(1)だけでも解くという強い意志をもって臨むことが大切である。

■時期ごとの学習法について
6年生の夏までは、苦手分野を克服し、標準問題をしっかり学習しておきたい。塾のカリキュラムに沿った学習の他に、これまでの復習を少しでも構わないので取り入れるとよいだろう。いろいろな学校の入試問題の一行問題をやってみるのも効果がある。
6年生の秋以降は、過去問演習とともに、難度のやや高い問題にも取り組むことになる。他の上位校の入試問題(海城など)をやってみるのもよい練習になるだろう。

■過去問の取り組み方について
秋以降は本格的に過去問に取り組むことになる。2013年度からは難化しており、2015年以降の動向が気になるところだが、2013年以降のレベルが維持されると考えた方がよい。

■解答形式は一部記述式
式や考え方を記述する問題が一部ある。このような問題では、部分点も設定されているので、採点者に伝わるような書き方をする必要がある。日頃から式や考え方を書く習慣をつけておくとよい。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

2014年度「浅野中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

【大問1】では計算が2題、【大問2】では一行問題が数題、【大問3】以降は大型問題が続くというスタイルは例年通り。
全問題数が20題程度あることも例年通りである。ただし、平成25年度入試からは、以前よりも問題が難化しているので注意したい。
問題の質と量を考えると、残り時間に注意しながら取り組むことが重要である。

【大問Ⅰ】四則計算・還元算

  • 時間配分:2分

やや手間のかかる計算であるが、確実に正解すべき問題である。

【大問Ⅱ】一行問題

  • 時間配分:20分

一行問題とはいえ、難度が高めの問題もある。時間のかけすぎには注意したい。
(1)は規則性、(2)は倍数に関する問題、(3)はルール通りに操作する問題、(4)は文章題、(5)は速さと比、(6)は食塩水、(7)は平面図形と面積比、(8)は回転体の求積である。

(1)(2)(8)は基本的な問題。(3)は、さかのぼって考える問題で、最終的に6の箱に入っているためには、その前にどの箱に入っているのか考えていけばよい。(4)は、比や倍数に注目しながら解くことになり総合力が問われる。一行問題の中では難しめの問題である。(5)は、A,Bが毎秒③、②ずつ走ると考えるとよいだろう。あとは単純な旅人算の問題である。(6)は、やや作業が多いが、基本通りに考えればよい。(7)は面積比に関する頻出問題である。

【大問Ⅲ】分数を扱った調べ上げの問題

  • 時間配分:3分

(2)は、Mが11以下であることに気付けば、条件に合うものを調べていけばよい。
易しい問題なので、確実に正解すべき問題である。

【大問Ⅳ】一筆書きをテーマにした場合の数に関する問題

  • 時間配分:8分

(1)は易しい。(2)も正解できると合格に近づく。
解法のポイントが見えづらいが、前の設問をうまく利用しながら解くことになる。

【大問Ⅴ】水のやりとりを表を利用して考える問題

  • 時間配分:6分

あまり見慣れない問題であろう。深く考えこみすぎて、時間を使いすぎないように注意したい。

【大問Ⅵ】水そうグラフに関する問題

  • 時間配分:11分

仕切り板が回転するという複雑な設定になっている。仕切り版の位置によって水面の高さがどのように変化していくのか考えていけばよい。
緻密な作業力が必要な問題である。
少なくとも(1)は正解しておきたい。苦手な受験生は、(2)以降は深追いせずに見直しをするのも1つの方法であろう。

攻略のポイント

・合格には65点以上は必要。前半での得点率が重要である。
【大問1】~【大問3】で、不正解が2問以内であってほしい。2問以内であれば、【大問4】以降は、易しい問題のみを正解すれば65点は超えられるであろう。

・上記で時間配分について書いたが、残り時間を見ながら柔軟に対応することが重要である。解くスピードが重視されるのは【大問3】までである。【大問4】以降はスピードを意識するというよりは、必要以上に時間をかけすぎて、簡単な問題を解く時間がなくならないように注意することになる。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

浅野中学校の科目別
入試対策一覧

中学受験のために
家庭でできること

インタビュー=学力が伸びる子と伸び悩む子の特徴とは

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。どのようなタイプの子供が伸びるのか、家庭でのサポートで親が気を付けるべき事は何か。勉強のサポートの仕方から親子の関係性など…ぜひ参考にしてください。

TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。