この６問は全体の中で解き易い部類に入るため、可能な限り高得点をとりたい。大問１の対策として、計算・文章題・図形題が１０問程度ランダムに掲載されている問題集を継続的に解く練習が有効だろう。時間の目安としては１問２分以内を限度とすると良い。

(1) 小数と分数、(　)を含む四則計算。確実に正解したい。９の倍数の判定法を理解していれば( )内の計算を素早く片づけることができるだろう。

(2) 逆算。答えが出た後の当てはめ検算は確実に行うべきだろう。

(3) 場合の数。３の倍数の判定法を正しく活用したい。

(4) 食塩水と差集め算の融合問題。食塩水単位ｇに含まれる食塩の量に着目すると良い。

(5)(6) 平面図形。それぞれ角度と面積に関する出題。補助線を活用すると良い。

文章を読解でき、割合の基本ができていれば比較的解き易い問題。是非高得点を取りたい。

(1)(2) 確実に正解したい。文章が読めていれば仕入れ値、定価、売り値を求められる。

(3) つるかめ算を利用する。定番の内容だろう。

与えられた文章とダイヤグラムを元に考える問題。手始めにすべきことが分からなければ全問失点の可能性が十分にある。逆に、それさえ分かれば、全問正解の可能性が高まる。大問３で算数全体の２～３割の配点と予想されるので、差がつき易い大問と言える。

(1)(2) 情報の少なさに難しいと感じるかもしれない。ダイヤグラムを良く観察して相似を見つけるか、10分と15分という情報から言えることを見つけることなどが、この問題を解くための要点となるが、思いつかなければ厳しい思いをするだろう。

(3)(4) (1)(2)が解けないと(3)(4)に手を出すことすら難しくなるが、(1)(2)が解けていれば容易。つまり(1)(2)を解けた人へのご褒美問題と言って良い内容だ。解けなかった人は大胆に気持ちを切り替えるしかない。

一辺の長さが異なる２つの立方体を重ねた形をした容器に関する問題。大問３よりは要点を見つける難易度は高くないため、大問３で悔しい思いをした人はこちらに全力投球した方が良い。

(1) 容器を正面から見た図を描いて考えると良い。相似形を見つけるのが鍵。比の書きこみによって長さの情報を整理したい。

(2) 水の部分を底面積が異なる２つの直方体に分けるのが正攻法だろう。キリの悪い数字が出てくるが正しいと信じて進むしかない。

規則さえ見つかればさほど難しくは無い。規則を見つけるために、問題に与えられた数列の続きをある程度調べても良い。

(1) 絶対正解したい。規則を見つけ計算によって求められるのが理想だが、書き出しても良い。

(2) 是非得点したい。奇数が現れる段数について言えること、段ごとの数字の個数を考えると良い。それらさえ分かれば容易。

(3) 各段の規則と左端の数に着目すると良い。規則が掴めている人であれば是非得点したい問題だ。