江戸川学園取手中学校 入試対策
2014年度「江戸川学園取手中学校の理科」
攻略のための学習方法
[苦手分野の克服]
江戸川学園取手の理科を攻略するためには、苦手分野をつくらないようにすることである。
苦手分野があると、問題を前にしただけで全ての問題が難問に見えてしまう。気持ちで負けている時間はない。
即答できる問題で時間を稼いで、計算問題や説明問題、グラフ作成問題に時間を使うこと。
即答できる問題を一問でも多くするために、学習方法として、テキストの完全理解が必要である。
毎回の理科の授業後の復習には、2時間は使う。最初に問題演習を行う。授業内容で何が重要であるか。授業内容で何を記憶しておかなければいけないかをはっきりさせる。
次に過去問演習を行う。過去問演習を行うことで、出題範囲の広さと深さが理解できる。
[解答スピード]
江戸川学園取手の理科で合格者平均点を越えるには、約60問を40分で解くスピード感を身に付けて欲しい。
そのためには、毎日一問一答問題を解くことを日課にする。
そのとき、ただ問題を解くだけではなく、その答えにたどり着くための根拠をテキストから見つける。
理科は、なぜ、どうして、といった理由を大切にする教科である。
江戸川学園取手の理科の出題者は、幅広い理科の知識と同時に科学的な思考と理科用語を使った表現ができる生徒を求めている。
江戸川学園取手の理科で難問は見当たらない。
難問ができる一部の受験生だけを出題者は求めていない。理科4分野をまんべんなく学習してきた生徒を求めている。
問題から、中学校に進学する前に最低限これだけは理解して入学して欲しいという意図が感じられる。
受験生は、入試のときは頭をフル回転できるように鍛えておかなければいけない。
[突合せ]
江戸川学園取手の理科の対策は、選択肢の中から正答を見つけることができる幅広い知識と科学的思考がきる知識が必要である。
1つの問題に対して理由を付けて答えられる力を身に付けなければいけない。
その力を身に付けるために、「突合せ」をする。
「突合せ」とは、問題を解くためにどの表やグラフを理解できていなければいけないか、どの解説文が根拠となるかを見つけ出すことである。
解説文は手で紙に何度も書いていくと、からだも記憶してくれる。
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2014年度「江戸川学園取手中学校の理科」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
問題文の量と試験時間を見比べると、立ち止まって考える時間はない。
問題演習を十分に行った受験生でないと7割獲得は難しい。
1問につき1分考えていたら時間が無くなり、気持ちが焦る。
即答できる問題で時間確保したい。
【大問1】地学分野(日本周辺の天気)
- 時間配分:5分
(問1)から、夏の特徴的な気圧配置を理解しておくこと。日本の四季の気圧配置は区別できるようにしておく必要あり。
(問2)は、小笠原気団の特徴を問う問題であった。他の気団(揚子江気団、オホーツク海気団、シベリア気団)の特徴も復習しておくこと。
(問3)は、「偏西風」についてであった。これは、即答できるようにしておく。
(問4)は、積乱雲のでき方である。一般に、「積乱雲」は暖気が寒気に押し上げられてできる。「積乱雲」との違いを明確に。
(問5)は、最近話題になっている気象用語。この程度の気象用語は、ニュースでよく出てくる。
(問6)は、算数の問題。与えられた条件から気温を求めていく。この問題は、有名問題であるので、テキストには多少数値が違っていても解説はある。
【大問2】化学分野(物質の状態変化)
- 時間配分:5分
ろうそくに関する問題は頻出。
(問1)、(問2)は、ろうそくが燃えるしくみに関する問題。
(問3)は、状態変化とろうそくに関する問題。確実に得点したい。
(問4)は、水酸化ナトリウム水溶液が二酸化炭素を吸収すること知っていれば得点できた。一般に、有機物が燃えると空気中の酸素と結びついて二酸化炭素が発生する。
(問5)は、問題文中に与えられた表を読み取れば得点可能。
【大問3】生物分野(心臓のつくりとはたらき)
- 時間配分:2分程度
どの問題も、心臓のつくりとはたらきが一通り理解できていれば得点できた。
(問1)は、心拍と心拍数に関する問題。
(問2)は、心臓をつくる4つの部屋に関する問題。
(問3)は、心臓に関係する4つの血管に関する問題。
(問4)は、体循環と肺循環を問う問題。
(問5)は、動脈血と静脈に関する問題であった。動脈は、酸素を多く含む血液(動脈血)が流れる血管。静脈血は、二酸化炭素を多く含む血液(静脈血)が流れる血管。ただし、肺動脈と肺静脈は例外。
(問6)は、血液成分の赤血球に関する問題であった。他の血液成分、白血球や血小板、血しょうについても復習を要する。
【大問4】物理分野(電流と磁界)
- 時間配分:5分
(問1)は、右ねじの法則に関する問題であった。
(問2)は、実験A~Cのようにすると、磁界とその強さはどのように変化するかを問うものであった。
(問3)は、磁石を近づけると磁界の変化により起こる現象を推測する問題であった。
(問4)は、エナメル線をはがすことで磁界の変化が生じなくなるためコイルが回転しないということに気が付けば得点できた。
(問5)は、電磁石が見のまわりでどのように利用されているかを問うものであった。科学技術が日常生活でどのように利用されているかを問うものは注意。
【大問5】地学分野(地震の伝わり方)
- 時間配分:3分程度
どの問題もテキストから容易に理由となる説明文や図表を見つけ出すことができる。
もう一度復習を行い完答を目指そう。
【大問6】化学分野(中和)
- 時間配分:5分程度
酸とアルカリの典型的な問題であり、立ち止まって考えるものではなかった。
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和に関する問題はテキストに必ず載っている。
復習をして失点を防ぐ。
【大問7】生物分野(発芽のしくみ)
- 時間配分:5分
(問1)、(問2)は、発芽の3要素(水・酸素・適当な温度)の関する問題であった。対照実験に関する問題は重要。
(問3)、(問4)は、植物がより成長するために必要なものは何かを問うものであった。
【大問8】物理分野(力のつりあい)
- 時間配分:5分
基本的であるが広い範囲から出題されており、テンポよく解答していく。
(問1)は、台ばかりに関する問題。
(問2)は、回転力に関する問題。
(問3)は、定滑車に関する問題。
(問4)は、輪軸に関する問題。
(問5)、(問6)は、前問をヒントにして解く誘導問題。
攻略ポイント
理科4分野から各2問ずつ出題されている。
テキストをまんべんなく学習しつつ、過去問演習を普段から行い試験準備をしておくこと。
合格者平均点の7割を獲得するためには、得点する問題は確実に積み上げていくこと、苦手分野をつくらないことが必要である。
常に試験時間を意識して過去問演習を行う必要がある。
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