①    iPS細胞から角膜を作ることに成功したことが発表された。
②    北海道むかわ町で発見された新種の恐竜はムカイサウルス。
③    2019年は1969年にアポロ11号が打ち上げられてから50周年であった。
④    公開されたブラックホールの画像は、ドーナツ型をしていた。

時事問題の小問集合であるが、やや細かい内容を含んでおり、事前の対策が必要と思われる。気象や地震など自然現象、科学技術、ノーベル賞、等に気を配って欲しい。

問１　　ア・イは二酸化炭素の性質について：地面から放出される熱を吸収する温室効果があり、水に溶けると酸性を示す。ウはプラスチック製品による海の環境汚染が問題になっている。
問２　　可燃ごみ焼却により多く発生する気体は二酸化炭素と水蒸気
問３・問５　　二酸化炭素による環境問題は、温室効果による地球温暖化と酸性雨
問４　　煙突を高くすることにより、有害な気体が高いところで空気中に拡散し、地上付近では濃度が基準値より低くなる。
問６　　気体の溶解度は、水温が低いほど大きい。
問７　　鉄は磁石につくが、アルミニウムはつかない。

気体の性質など化学的な内容を中心とした環境問題についての出題。学習した化学の知識を環境など身近な問題と結び付けて考えることができるかどうかを問う出題で、本年の入試において得点を伸ばすことができるかどうかポイントとなる１題。

問１　実験の結果から、ふり子の長さが４倍になると周期が２倍になることがわかる。
問２　ふり子の重さと周期の関係を調べるには、その他の条件をそろえる必要がある。
問３　実験結果から、ふれる幅を変えても周期は変わらないことがわかる。
問４　ふり子の長さが同じであれば、周期も同じ。
問５　ふり子時計が進んでいるので遅らせる必要がある。そのためには、周期を長くすればよいので、ふり子の長さが長くなるように調節すればよい。
問６　地震のとき、ビルが大きくゆれるのを防ぐために、ふり子を大きくゆらすことにより、ゆれのエネルギーをふり子が吸収するように設計している。

ふり子の運動に関する出題。知識も必要だが、問４までは表を読み取ることにより正答できる。

問１　写真で示された４種の動物がどこで生活しているかを答える問題。普通に考えると難しいのだが、問題文中にヒントが書かれているので、それをよく読んで答えること。
問２　歯の形状から、草・肉のいずれを食べるのかを答える問題。
問３　例えば、長さが２倍になると表面積は２×２の４倍、体積は２×２×２の８倍になる。従って、体長が大きいほど、発生した熱の量に対して放たれる熱の量は小さい
問４　寒い地域の生物は、多くの熱を発生させるために体全体は大きく、熱が放出しないように体から突き出ている部分は小さい。

動物のからだに関する出題。問題のリード文に書かれていることの読み取りと理解が大きなポイント。

問１・問２　川が蛇行していることから、中流から下流にかけての地域と考えられる。
問３　大雨による川の洪水・がけ崩れが考えられる。
問４　現在は川が流れていなくても、過去に川だった地域は浸水の可能性が高く、ハザードマップに表記されている。
問５　川の水は直線的に下ろうとするので、流れが速くなると、蛇行がなくなり、まっすぐな川に流れに変わっていく。　

川の流れの働きと大雨による自然災害に関する出題。「ハザードマップ」など近年の大雨の被害で頻繁に聞かれる言葉も問題文中に出ている。
ここでの間違いが多かった時は、扇状地・三日月湖など川の流れの働きでできる地形について復習するとともに、大雨による災害についてのニュース・情報などにも興味を持って欲しい。