海城中学校の傾向と対策
本年度:2023年度 1回
本年度 | 一昨年度 | 一昨年比 | |
---|---|---|---|
サピックス | 60 |
58 |
+2 |
日能研 | 65 | 63 | +2 |
四谷大塚 | 64 | 63 | +1 |
首都圏模試 | 73 | 73 | ±0 |
※サピックス偏差値・日能研偏差値・四谷大塚偏差値・首都圏模試偏差値は各社公表の数値から合格可能性80%を記載。あくまでも比較検討の目安としてお役立てください。
海城中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回
受験の攻略ポイント
東京の男子難関校。どの科目も、「思考力」や「表現力」を求められる難問が出題されるが、やはり典型的な問題をしっかり取れるかどうかが勝負の分かれ目となるだろう。
算数 | ひねりのある問題や「発想力」の必要な問題も出題されているので、解ける問題を確実に解いていくことが重要。 |
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国語 | 選択式問題への取り組みは、合否を大きく左右する。記述問題は、条件の設け方の特徴を確実におさえておきたい。 |
社会 | 知識問題を速やかに解き、記述問題に多くの時間を残すことが必要。 |
理科 | 考えさせる問題も入っているが、頻出の知識を固め、典型的な計算問題をできるようにしておくことが優先。 |
算数の攻略ポイント
本校では、出題分野にあまり偏りがないが、立体図形、平面図形、規則性、数の性質、割合、速さは、シッカリ押さえておきたい。各分野別に見ると、ある程度の傾向が見られる。詳しくは、「攻略のための学習法」で説明することにする。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】小問集合 | 標準 | 10分 | ★ |
【大問2】平面図形 | 標準 | 8分 | ★ |
【大問3】仕事算 | 標準 | 7分 | ★ |
【大問4】論理的思考の問題 | 標準 | 8分 | ★ |
【大問5】立体図形 | 標準 | 6分 | |
【大問6】点の移動 | やや難 | 11分 |
算数(帰国生入試)の攻略ポイント
本校では、出題分野にあまり偏りがないが、立体図形、平面図形、規則性、数の性質、割合、速さは、シッカリ押さえておきたい。各分野別に見ると、ある程度の傾向が見られる。詳しくは、「攻略のための学習法」で説明することにする。
2024年度 帰国生入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】小問集合 | 標準 | 13分 | |
【大問2】売り上げに関する問題 | 標準 | 5分 | ★ |
【大問3】場合の数 | 標準 | 4分 | ★ |
【大問4】速さ | 標準 | 9分 | ★ |
【大問5】立体図形 | やや難 | 14分 | |
【大問6】n進数 | 標準 | 7分 |
国語の攻略ポイント
計7000~10000字超ある本文と、各選択肢の文も長いことが特徴的である。使われる素材文は受験生の年齢を考慮した読みやすいものが多い。
選択肢問題が多いので十分な練習を。80~100字超ほどの記述問題が2問ほど出題されるのが通例なので、類似問題で字数にまとめる感覚をつかんでおこう。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問一】小説の読解 | やや難 | 27分 | ★ |
【大問二】論説文の読解 | 標準 | 23分 |
国語(帰国生入試)の攻略ポイント
※本校では2024年度、「帰国生入試」で「国語・算数・面接」(A方式)または「国語・算数・英語・面接」(B方式)という2回の入学試験が実施されているが、以下は両方式に共通している「国語」についての説明。
2024年度は、「小説」と「論説文」の「読解問題」が各1題の大問2題。「解答数」は25。文章量は約8700字。設問形式は、「選択肢」、「語句記述」(1問)、「説明記述」(2問)。これらの設問の中で特徴的なのは、読解の小問のうち半分が「理由説明」ということだ。「選択肢」と「説明記述」ともに問われており、「直接的理由」を的確に見極めるのはなかなか厄介だ。
120点満点。試験時間は50分。
2024年度 帰国生入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問一】「小説の読解」(「説明記述」1問あり) | 標準 | 22分 | |
【大問二】「論説文の読解」(「説明記述」1問あり) | 28分 | 標準 | ★ |
理科の攻略ポイント
物理・化学・生物・地学の4分野から出題されている。近年の出題傾向を見ても、4分野からまんべんなく出題されることが多い。知識のみで解答可能な問題もあるが、思考力・分析力が必要で難度の高い問題も多い。
単なる知識の丸暗記だけでは通用しないと考え、しっかりとした対策をしていく必要がある。
本校受験者は夏までにすべての分野の基本知識を固め、秋以降は発展的問題の演習の中で持っている知識をいかに利用していくかの練習にも時間をかけたい。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】 物理 音の伝わり方 | やや難 | 12分 | |
【大問2】 化学 硫酸銅の溶け方 | 難 | 14分 | |
【大問3】 生物 昆虫と高山植物 | 標準 | 9分 | ★ |
【大問4】 地学 道路と環境 | やや難 | 10分 | ★ |
社会の攻略ポイント
1500~2000字程度のリード文と資料を読み、100~200字で解答をまとめるという長文記述対策が必要な点は例年通りである。
それ以外の知識を問う問題については、難問ではないが細かい知識や、また世界地理なども出題されているので、歴史・地理・政治経済・時事のどの分野でも抜けが無いよう丁寧に学習しておきたい。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問】総合問題 | やや難 | 45分 | ★ |
海城中学校合格者の声
リーダーズブレインのプロ家庭教師は、お子さまのレベルやご希望にあわせて指導します。プロならではのノウハウでさまざまな課題を解決して志望校合格に導いてきました。
志望校の頻出単元で苦手なものを選び指導して下さいました。
幅広くいろいろな問題にふれたことで、短い期間でしたが着実に力がついていったように思います。
ありがとうございました。
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
学校 | 海城中学校 |
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偏差値 | 2023年予測偏差値64(四谷大塚80%)・60(サピックス80%) |
併願校 |
1月入試では渋谷教育学園幕張中・市川中・栄東中、2月は栄光学園中・渋谷教育学園渋谷中・聖光学院中・芝中が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低60%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。リーダーズブレインの生徒も同様の塾生が多い。 |
進学実績 | 東大・東工大・一橋大を始めとした国立大に3割以上、早稲田大・慶應義塾大・上智大に9割、MARCHに5割が合格している。また、毎年卒業生の4割程度が上記大学の進学を目指して大学進学浪人を選択している。 |
その他 | 2011年度より高校募集を停止し、完全中高一貫教育を実施 |
基本情報 |
所在地 〒169-0072 東京都新宿区大久保3−6−1 最寄駅 JR「新大久保」より徒歩5分、「大久保」より徒歩10分、副都心線「西早稲田」より徒歩8分 連絡先 ℡:03-3209-5880 沿革 明治24年開校。 |