吉祥女子中学校 入試対策
2014年度「吉祥女子中学校の理科」
攻略のための学習方法
[典型問題]
算数のように思考力を試すような計算問題は、理科では出ない。したがって、算数の苦手な生徒も、苦手意識を持たずに、算数とは違うものだと割り切って準備をしてほしい。
対策の仕方としては、テキストをできるようになるまで何度も繰り返すことが一番である。
深い理科知識は求められていないので、覚えることよりも計算問題を繰り返すことの方が効果的といえる。
また、思考力を試すような問題の対策も必要ない。テキストで計算がまとまっているところを重点的に反復しておこう。
[理科の資料集]
サメやウーパールーパーのえら、などは特に授業で触れる機会はほとんどない。
ウツボも含め、それがどんなものか知っていますか、というレベルで出題される。
このあたりを答えられるようにするには、理科の資料集やテキストの写真などを、普段の学習から興味を持って見ておく必要がある。
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2014年度「吉祥女子中学校の理科」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
単純に知識を問う問題はほとんどなく、主に知識を運用する力を問うている。理科に関する時事問題の知識を問う年もあったが、今年はそういった問題は出題されなかった(原子力に関連して放射線の発見を題材にした問題が出題された)。
【大問Ⅰ】生物分野(生物の分類と実験)
- 時間配分:8分
ほぼ全て典型問題。なるべくミスのないよう気をつけながら解こう。
(1) 基本。必答。
(2) サメとウーパールーパーのえらの形。授業中に取り上げられる機会はあまりないが、資料集などで覚えていたら必答としたいところである。
(3) これも4種類の魚類の姿が、背景も混ぜて思い起こせれば簡単な問題。「ウツボ」は頻出とまではいかないが出題されることはある。細かくなくてもよいので、どこに生息していて、どんなものをどのように捕まえて食べているかは押さえておこう。
(4) 典型問題。必答。
(5) 基本問題。必答。
(6) 基本問題。必答。
(7) ハツカネズミは(4)との絡みで、イと間違えやすいかもしれない。
(8) 典型問題。必答。
【大問Ⅱ】地学分野(時差)
- 時間配分:8分
計算問題もあるが、頻出の入試問題。正解できなければ、繰り返し覚えて定着させておこう。
計算問題は全て典型問題なので、対策は非常に取りやすい。基礎テキストを徹底的に反復し、しっかりと説明ができるようにしておこう。
(1)(2) 基本。必答。
(3) 計算して求めてもよいのであるが、東京の南中時刻は憶えておいた方が早い。
(4) 基本。必答。
(5) 基本。必答
(6) 典型問題。もしできていなければ、時差についての基本を見直しておこう。
(7) (6)ができていればすぐにできる。
【大問Ⅲ】物理分野(電流)
- 時間配分:8分
「4路の回路」が少々難しい。しかし、それ以外は階段のスイッチ(3路の回路)も含めて典型問題なので出来ておきたいところ。
(1)~(3) 電球の明るさの基本。必答。
(4) 階段スイッチである。必答だ。
(5) 階段スイッチをいくつかつけて、一見難しく思えるが、実際は基本問題。
(6)(7) 4路の回路。初めてみる受験生もいたであろう。正解できなくても合否には関係しない。
【大問Ⅳ】化学分野(熱の伝わり方)
- 時間配分:8分
計算が多めなので、ミスには気をつけたい。どれも典型問題である。
熱の移動で、最後の(7)の問題がまさしく典型問題といえる。計算対策は、テキストにあるものをしっかりやっておけば十分。
(1) 基本問題。必答。
(2) 基本といえるが、ミスも出やすいので注意が必要。
(3) 典型問題。必答。
(4) 典型問題。必答。
(5)(6) 比熱の違うものの間の熱移動。あくまでも典型問題と言いたいが、正解できなくても合格点には到達できる。
攻略のポイント
問題も後半に進むにつれ、問題の難易度も上がり、時間もかかる。したがって、【大問1】から順にわかるものを解き進めていけばよい。
計算問題は多めの印象があるが、全てどこかでやったことのあるはずの典型問題だ。決して、その場の思考力を試されているのではない。
これまで学習してきた範囲内の知識で解いていけばよい。落ち着いて取り組んでいこう。
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