吉祥女子中学校 入試対策
2015年度「吉祥女子中学校の理科」
攻略のための学習方法
[典型問題]
算数のように思考力を試すような計算問題は、理科では出ない。したがって、算数の苦手な生徒も、苦手意識を持たずに、算数とは違うものだと割り切って準備をしてほしい。
対策の仕方としては、テキストをできるようになるまで何度も繰り返すことが一番である。
深い理科知識は求められていないので、覚えることよりも計算問題を繰り返すことの方が効果的といえる。
また、思考力を試すような問題の対策も必要ない。テキストで計算がまとまっているところを重点的に反復しておこう。
[理科の資料集]
サメやウーパールーパーのえら、などは特に授業で触れる機会はほとんどない。
ウツボも含め、それがどんなものか知っていますか、というレベルで出題される。
このあたりを答えられるようにするには、理科の資料集やテキストの写真などを、普段の学習から興味を持って見ておく必要がある。
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2015年度「吉祥女子中学校の理科」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
実験・観察問題にしても、難易度は高くはない。一問一答形式の問題集などを使って知識を固め、計算問題は基本・典型問題から出題されているので、テキストに出てきた計算問題ができるようになっていればOKだ。ただ、その時、気をつけないといけないのは、丸暗記にならないように、チェックしてあげないといけない。
【大問Ⅰ】化学(気体の発生)
- 時間配分:8分
基本問題と典型問題からなっている。できない問題があったとするならば、今まで解いてきた計算問題の理解が不十分ということである。計算は何度も繰り返してほしい。出題される形は決まっている。
(1) 知識。基本問題。必答。
(2) 知識。基本問題。必答。
(3) 知識。基本問題。必答。
(4) ふたまた試験管は、解いたことがないかもしれない。
(5) 知識。基本問題。必答。
(6) 計算問題。典型問題である。理科の計算問題はそのほとんどがどこかで解いたものである。必答だ。
(7) 計算問題。おなじく、典型的な計算問題である。理解できるまで解いてきたかどうかである。
(8) 同じく典型的な計算問題。必答。
【大問Ⅱ】地学
- 時間配分:8分
(1) 知識問題。基礎。必答。
(2) 知識。基本問題。必答。
(3) 知識問題。基本。必答。
(4) 時事問題。難しかったと思われる。一応時事問題と言えるかもしれないが、少し前の時事問題が今年出たといった感じである。消去法で答えることになったと思う。ひまわりとだいちは外せないといけない。
(5) 思考力問題。ちょっと大げさに言うと、思考力問題。多分、問題としては解いたことはないであろう。考えないといけない。筋道立てて考えられるかどうかということである。決して難しいことを聞いているわけではない。日食がどういうことで(これは何度も解いている)、それを観測衛星が観測できるということはどういうことかが理解さえできているかどうかであるが、中学受験にありがちな、憶えておけばよい、では差をつけられてしまう。過去問を繰り返すときにも、答えがあっていればよいでは、何にもならない。なぜそのような答えになるのかを聞いてあげて、答えさせないと意味はない。
(6) 知識。基本問題である。何度も解いたはず。必答である。
(7) 思考力問題。これも解いたことはないであろう。できなかったとしても、説明できるようにしておくことが今年の問題が解ける力になっていく。できたかどうかではなく、説明できるようになっているかどうかである。ア、イ、ウがどのようになるかよりも、エならば、図4のようになること、が説明できればよい。
(8) 思考力問題。(7)と同じ状況にすればよいと気づくかどうかである。これも大切なのは、正答できたかどうかではなく、説明できるように勉強できたかどうかが大事なのである。
【大問Ⅲ】物理(ばね)
- 時間配分:8分
理科の典型的な計算問題。いつかどこかでやった問題である。理科の計算問題は算数とは違い。思考力を問うような計算ではない。基本的に今まで解いたことのある問題が出題されるといってよい。つまり、計算問題と言っても、知識を解いているといってもいいくらいである。よって、今までの問題をきちんとこなしてきたかどうかということになる。
(1) 計算の基本問題。必答。
(2) 計算の基本問題。必答。
(3) 計算の基本問題。必答。
(4) 計算の基本問題。必答。ここまで、レベル的には同じ問題がなぜか繰り返されている。
(5) 計算の基本問題。必答。
(6) 計算の基本問題。必答。
(7) 計算。応用問題。グラフの読み取りが入っている。
(8) 計算。(7)とレベルは同じ。
【大問Ⅳ】生物(知識・実験観察問題)
- 時間配分:8分
(1) 基本知識。必答。
(2) 基本知識。必答。
(3) 知識問題。
(4) ここから実験・観察問題である。ここは塾などの授業・宿題を進めていけばできるものではない。典型的なものが出題されるのではなく、表や文章を読み取り、考えなくてはいけない。過去問は繰り返しやるものであるが、その時注意しないといけないのは、答えがあっているだけでは何の意味もないということである。ポイントはなぜそのような答えになっているか、説明できるか否かである。説明をさせ、理解できているかチェックできる態勢を取らないと過去問をやる意味はない。
(5) この説明は簡単であろう。
(6) 説明はだんだんと難しくなっていく。
(7) なんとなくではなく、A、B、Cを組み合わせた説明をさせてほしい。
(8) 季節の変化と実験結果を組み合わせた説明をさせてほしい。
攻略のポイント
①知識問題
ごく一般的な知識が出題されている。難問にあたる問題はない。一問一答形式の問題集が仕上げられていれば大丈夫だ。
②計算問題
これも難度は高くはない。基本・典型問題がすべてだ。理科の計算問題は考えさせる問題は原則としてない。今までやったことのある問題が出題されるのみだ。今までやったものでできない計算問題がないようにしておけばいい。
③実験・観察問題
難易度は高くない。これはテキストの問題をこなすというより、説明できるようにしてほしいのだ。それこそが理解ということなのだ。過去問を繰り返すとき、答えがあっていても今年の問題とは関係がない。説明ができるようになっていれば、その力がついていれば、今年の問題をできるようになる。
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