攻玉社中学校の傾向と対策
本年度:2023年度 2回
本年度 | 一昨年度 | 一昨年比 | |
---|---|---|---|
サピックス | 54 | 54 | ±0 |
日能研 | 61 |
60 |
+1 |
四谷大塚 |
61 |
61 | ±0 |
首都圏模試 | 68 | 68 | ±0 |
※サピックス偏差値・日能研偏差値・四谷大塚偏差値・首都圏模試偏差値は各社公表の数値から合格可能性80%を記載。あくまでも比較検討の目安としてお役立てください。
攻玉社中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回
受験の攻略ポイント
東京の男子難関校。どの科目も、基本事項の習得は大前提としているが、特に算数と国語は、問題の傾向に慣れるように事前に過去問等でしっかり対策をしておこう。
算数 | 条件の複雑な問題に丹念に取り組む姿勢が必要。また分量が多めなのでスピードも要求される。 |
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国語 | 文章の長さ語彙レベルの高さに加え、選択式問題と書き抜き問題に難問あり。時間配分を考えて取り組む必要あり。 |
社会 | マニアックな知識ではなく、幅広い正確な知識を問われる。また歴史・地理に重点が置かれている。 |
理科 | 考えたり、判断させたりする問題はなく、とにかく理科の基本的な知識をしっかり身につけることが必須。 |
算数の攻略ポイント
小問集合を含めれば、各分野から満遍なく出題されている。大問については、平面図形、立体図形、速さ、規則性からの出題が多く、やや偏りが見られる。
標準レベルの問題が多く、練習すれば対応できるはずなので、頻出分野はしっかり押さえておきたい。ただし、1つの大問の中で、他分野の要素を取り入れた問題も見られることには注意したい。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】計算と小問 | 易 | 10分 | ★ |
【大問2】小問集合 | 標準 | 12分 | ★ |
【大問3】規則性 | 標準 | 13分 | |
【大問4】平面図形 | やや難 | 14分 |
国語の攻略ポイント
漢字の読み書き、知識関連、物語文、論説文と、出題範囲はさまざまなジャンルに及ぶ。設問形式は、選択式、書き抜きが中心で、記述も出題される。
素材文の文量が多く、論説文の内容や語彙が難解ではあるが、設問や選択肢が丁寧に作られているので試験としての難易度は適切なレベルに抑えられている。ことさらに難問にむけた対策を取る必要はない。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問一・二】漢字の読み書き | 標準 | 大問一・二計3分 | ★ |
【大問三】俳句の鑑賞 | やや難 | 4分 | |
【大問四】小説の読解 | やや難 | 18分 | |
【大問五】論説文の読解 | 標準 | 25分 | ★ |
理科の攻略ポイント
生物・物理・地学・化学の4分野から出題されている。ここ数年の出題傾向を見ても、4分野からまんべんなく出題されている。水溶液・力のつり合いなどやや出題頻度の高い単元も見られる。
また問題の形式としては、長めのリード文や図・グラフを読み取って答える問題が中心となっている。本校受験者は、苦手単元を作ることなく幅広く基本を固めた上で、過去問や本校入試問題と同タイプの問題演習にも時間をかけたい。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】生物 人のからだの働き | 標準 | 8分 | ★ |
【大問2】地学 地震 | 標準 | 10分 | |
【大問3】化学 ものの溶け方 | 標準 | 10分 | ★ |
【大問4】物理 力のつり合い | やや難 | 12分 |
社会の攻略ポイント
2015年度以降、現在のような形式が続いている。 出題の範囲や難易度は特に大きな変化は無いので、学習の内容やレベルは過去問に合わせた練習でよい。
地理・歴史に重点が置かれている傾向も以前と同じであるが、特に歴史は他分野より難易度が高めなので意識して学習に取り組みたい。しばらく出題の無かった100字ほどの長文記述が2018年度から復活したが、2022年度では出されていない。2024年度では1行記述が出されている。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】歴史分野 | やや難 | 16分 | ★ |
【大問2】地理分野 | 標準 | 16分 | ★ |
【大問3】政治経済分野 | やや難 | 8分 |
攻玉社中学校合格者の声
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学校 | 攻玉社中学校 |
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偏差値 | 2023予測偏差値 ➁ 61(四谷大塚80%)・ ② 54(サピックス80%) |
併願校 |
1月入試では市川中・昭和学院秀英中、2月は早稲田中・慶応中等部・浅野中・芝中・海城中が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低55%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。リーダーズブレインの生徒も同様の塾生が多い。 |
進学実績 | 東大・東工大・一橋大を始めとした国立大に2割、早稲田大・慶應義塾大・上智大に8割、MARCHに6割以上が合格している。また、卒業生の4割程度が上記大学の進学を目指して大学進学浪人を選択している。 |
その他 | 平成24年度より高校募集停止し、完全中高一貫校となる。 |
基本情報 |
所在地 〒141-0031 東京都品川区西五反田5−14−2 最寄駅 東急目黒線「不動前」より徒歩2分 連絡先 ℡:03-3493-0331 沿革 1863年(文久3年)開設。 |