晃華学園中の入試問題は、大設問の三題構成である。その内訳は、文章題が二題と漢字の独立問題という組み合わせ。また、小設問は、選択式と記述式が中心である。

国語の合格者平均点は、70点を超えることが多い。高得点勝負になると、考えておいた方がよい。そのため、細かなミスは命取りになる。正確にていねいに取り組んでいきたい。

素材文の長さは、合計5,500字程度のこともあれば、9,000字を超えたこともある。解き始めの際に、文章全体を見て、素材文の長さを把握しておきたい。また、長い文章であっても、十分に対応できるように、速読を常に意識しておきたい。

読解問題の設問で、数が多いのは、選択式問題である。選択式問題は、基礎的なものが多い。設問の内容をていねいにおさえ、解答の手がかりを見つけ、それぞれの選択肢を細かく分析すること。「選択式問題は、すべて正解する」ぐらいの気持ちで取り組んで欲しい。

記述問題は、大型のものも出題される。記述内容は、文章中から複数のポイントを見出して、まとめ上げるものが多い。同じような解き方の記述問題に取り組み、書き方・取り組み方に慣れておきたい。

記述問題の配点は、20点～30点ほどになることもある。晃華学園中の合格者平均点を意識すると、決しておろそかにはできない。十分に対策をしておきたい。

読解問題の中に、語句・知識問題が出題される。出題される内容は、言葉の意味、慣用句、品詞関連、四字熟語とさまざまである。語句・知識問題に関しては、どのような内容が問われても対応できるように、幅広く学習しておきたい。

例年、漢字の書き取り問題が出題されている。書き取り問題の配点は、各2点。晃華学園の合格ラインを意識すると、ここで得点を落としたくない。出題される漢字は、基礎的なものが多い。学習している漢字テキストをていねいにマスターして、全問正解を目ざしたい。

過去問演習に入る際には、以下の点に留意したい。
・50分という制限時間を有効に使う。それぞれの設問にていねいに取り組み、ケアレスミスを防止する。
・初めに、解答用紙、問題用紙の全体に目を通す。その時、内容を簡単に確認する。
(大設問構成、素材文の長さ、小設問の量、解答欄の形、など)
・漢字問題は、すばやくていねいに取り組む。細かなミスをしない。
・選択肢は、すばやく正確に読む。そして、それぞれの選択肢をていねいに分析する。
・解き終えた答案は、必ず中学受験専門の国語の先生に目を通してもらう。先生に添削指導してもらい、今後の晃華学園中対策を考えるようにする。