アメリカで暮らす主人公と日本に住む少女が、インターネットを通じた音楽と詩の「文通」で心を通わせる。

問一　文中の「からだのなかに流れ込んできて」「しずくがつながって」「新しい曲ができあがる」などの表現から、選択肢エが合う。

問二　少女からの詩だけがつづられた送信を「木の葉」に例えている。この最初の一通がきっかけとなり、主人公と少女は音楽と詩のやり取りを始めたのである。

問三　「忘れられて行くところのない」の表現から、選択肢アが合う。選択肢イは「落ち葉のように力を失ってしまい」が、第三連の内容と合わない。

問四　音楽だけで言葉が添えられていない主人公の投稿への応答として、言葉よりも詩だけで伝えるのがふさわしいと感じたのであろう。

問五　「手袋を買いに」からイメージされる感情として、選択肢イが合う。

問六　少女から送られてきた詩がきっかけとなり、新たな曲が生まれたのである。

問七　少女からの詩だけの送信を「木の葉」に例えているので、「はらりと」が合う。

問八　ウ.　使われている技法は「倒置法」である。

問九　少女が詩の中で「大きな花束」をつくってあなた(主人公)にあげたいと言ったことに対して、花束をありがとうという気持ちを込めた曲を送ったのである。

問十　アメリカに住む主人公と日本にいる少女が、遠い距離をネット通信を介してやり取りしている音楽と詩だけを用いた「文通」であるという意味で、「地球通信」と名付けたのであろう。

種の絶滅を防ぐべきだとする根拠について、現在の大量絶滅は人間の経済活動に原因があることをふまえた上で３つの立場を解説している。

問一　「種の多様性だけでなく、住み場所の多様性が大切で、いろいろな場所に、いろいろな生きものが住んでいること」が「生きものの賑わいのポイント」だと述べている。

問二　１つの種が絶滅すれば生態圏全体の健全性を損なうことの例えとして、飛行機とリベットを用いている→選択肢エ。

問三　続く８つの段落で説明され最後にまとめられている。過去にも大量絶滅はあったが、現在の大量絶滅のスピードの速さは人間の活動が原因であり、生態系の健全さを維持するために人間が防がなければならないのである。

問四　Ⅰ.　責任は自由な選択ができる主体に属する。「たとえば」この本では私に責任が生じる。
　　　Ⅱ.　「しかし」、台風は自然現象なので責任は問えない。
　　　Ⅲ.　以上の二点をまとめると「つまり」…。

問五　地球温暖化については、エ→ア→ウという流れで「人間に責任がある」という結論に至るのである。

問六　見出しＡから次の見出しまでの間に書かれている内容をまとめると、種が絶滅すると将来の世代に影響がある・文化や歴史の断絶につながるということであるから、選択肢ウがよい。

問七　「人間にとっても残念な理由」として、「種の絶滅は文化や歴史の断絶にもつながる」ことを挙げている。

問８　傍線(５)以降の段落で挙げられている例で示されている懸念は、一つの種を守るためにその天敵を駆除するとして、その場合天敵の絶滅は考慮しなくてよいのかということである。ある「動物倫理」を突き詰めると他の「動物倫理」に抵触してしまうのである。

１.　帯(びた)　　２.　皮革　　３.　沿道　　４.　炭酸　　５.　雑貨　　６.　探査
７.　均整　　８.　納品