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明治大学付属中野中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「明治大学付属中野中学校の算数」
攻略のための学習方法

【大問1】【大問2】で出される計算問題、小問で4~5割の高い配点であると考えられるから、なるべく高得点をとっておきたい。本番でなるべく高い点をとるためには、普段から10問程度の計算と小問の練習を繰り返し、ほぼ毎回満点をとれる状態にしておくことが重要である。また、満点をほぼ確実にとれるようになったら時間を短くしていく練習をして、“短時間で正確に”解けるようにしておくとなお良い。

全体的には受験テキストにおいて標準~応用程度とされる問題がほとんどであるから、合格点をとりたければテキストの問題を完璧にこなせるようにし、過去問5~10年分を合格点よりも高くとれる状態になるまで繰り返すと良い。過去問でミスをした問題については丁寧に解き方の復習を行い、受験テキストを使った類題の反復練習をすると効率が良い。

以下、頻出単元について対策法を述べる。

【平面図形】

この分野は解法のパターンが絞られていること、文章題と異なり、自分で図を描く必要がないことから、比較的対策の効果が出やすい分野であるから、是非、練習を重ねて得点源にしておきたい。小学校で学習する三角形、四角形、円、扇形以外に、相似な図形で頻出のピラミッド型、砂時計型も正しく理解しておきたい。等積移動や補助線が必要な問題を重点的に学習するのが良いだろう。また、比を用いて解く問題も良く出題されるから練習を重ねたい。

【ダイヤグラム】   

速さの問題や水量の問題では高頻度で与えられる。苦手意識を持っている人は丁寧に解説されている参考書を読んだり、先生に教えてもらったりするなどして、ダイヤグラムの意味する状況を正しく理解することから始めると良い。その際、ダイヤグラムの特定の時刻における様子を描いてみると理解が深まるからおすすめしたい。本年度の【大問6】においても容器を正面から見た図を描き、どこまで水が入っているのか考えながら解くと良い。練習量が必要な単元でもあるので、ダイヤグラムの問題を毎日一問ずつ解くと良い。

【割合、比を用いる文章題】

 必ず出題されるから確実に得点できる問題を増やしたい。和差算なら線分図、つるかめ算なら面積図といった具合に、それぞれの問題に応じた図の使い分けが必要である。まずは使うべき図を知るために分野別に学習すべきだが、入試問題になった途端にどれを使えばよいかわからないという人が出てくるのも事実である。10問程度の様々なパターンの問題をランダムに出題する形式の小問集で練習しておくと使い分けできるようになってくる。

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2025年度「明治大学付属中野中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問数6題で総問数は18問、大問1が計算3問、大問2が文章題と図形に関する小問集合で計6問、大問3~6はそれぞれのテーマに応じた問題が2、3問ずつ出題され、例年通りの構成だった。50分間の試験であるため、1問にかけられる時間は2~3分だ。標準的な難易度の問題が大半を占め、やや難しめのものは1,2問といった印象だ。

【大問1】計算

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

計算3問。難易度は基本~標準程度といったところであるから、確実に正答したい。

(1) 分数、小数の四則混合計算。小数を分数にすばやく変換したい。

(2) 分数、小数の逆算。答えが出たあとに確かめ算をお忘れなく。

(3) 整数、小数の四則混合計算。分配法則の活用によって労力をカットしたい。

                                    <時間配分目安:6分>

【大問2】小問集合

  • 難度:標準
  • 時間配分:14分
  • ★必答問題

様々なジャンルの小問6つ。難易度はいずれも標準的なため高得点を狙いたいところだが、解法が思い浮かばなければ一旦後回しにしても良い。

(1) 定番の時計算。確実に得点したい。

(2) 差集め算。やや経験値を要するかもしれない。様々な方法が考えられるが、男子または女子に人数をそろえると良い。

(3) 平面図形の面積に関する問題。相似比、底辺の比と面積比を活用すると良い。

(4) 比の文章題。同じ時間であれば何時間でも良い、という点に気づけると良い。

(5) 場合の数。こちらも定番だろう。一の位がカギを握る。

(6) 立体の構成。一文目をもとに見取り図を描くのが得策。

                                   <時間配分目安:14分>

【大問3】平面図形(正六角形)

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

正六角形内に描かれた直線図形に関する問題。比を正しく使いこなせる必要がある。難易度は標準的だが、数値の取り違えなどに十分気をつけたい。

(1) 線分比を求める問題。関係が深そうな線分比を2種類書き出し、比の合成を活用するのが定石。

(2) 面積比に関する問題。正六角形の六等分、底辺の比と面積比の関係を上手く活用すると良い。

                                    <時間配分目安:7分>

【大問4】整数

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

4で割った余りに関する問題。2数の和を4で割ったときの余りが、それぞれを4で割ったときの余りの和に等しくなる、という点に気づけると良い。

(1)(2) 約束記号内に書かれたAに加える数を4で割ったときの余りを求め、利用すると良い。

                                    <時間配分目安:6分>

【大問5】仕事算

  • 難度:標準
  • 時間配分:9分
  • ★必答問題

図が目を引くが、文章を丁寧に読みさえすれば、定番の仕事算であることに気づけるはずだ。はじめに容器全体の量、給水管および排水管の1分あたりの仕事量を正しく設定することが重要。

(1) 確実に正解したい。文①の内容のみから求められる。

(2)(3) 文②をもとに排水管Bについての情報を整理してから解くと良い。

                                    <時間配分目安:9分>

【大問6】流水算

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

やや経験値を要求する内容。どちらが上流・下流であるかが明かされていない点がやや珍しい設定。ダイヤグラムや線分図に情報整理してから解くと良い。

(1) 上流・下流が明かされていなくとも、AとBの静水時の速さの和が求まる、ということに気づければ容易かもしれない。

(2) こちらは中級者以上向け。出発時刻の差、到着時刻の差と距離の関係に着目すると良い。

                                    <時間配分目安:8分>

攻略のポイント

比較的解きやすい大問1,2の2題は9割以上得点したい大問3以降においては、必ずしも難易度順に並んでいる訳ではないため、解き易い問題から着手することを基本姿勢とすべきだろう。全体としては受験テキストにおいて標準~応用問題として掲載されている問題が大半を占めるから、普段の学習の成果を発揮できるか否かで合否が決まると言える。計算問題を素早く正確に解くこと、線分図をはじめ、面積図、ベン図、てんびん図などの図を描いて情報を適切に整理することが重要である。

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