武蔵中学校の傾向と対策
本年度：2023年度
| 本年度 | 一昨年度 | 一昨年比 | |
|---|---|---|---|
| サピックス | 61 | 60 | +1 |
| 日能研 | 67 | 65 | +2 |
| 四谷大塚 | 65 | 64 | +1 |
| 首都圏模試 | 74 | 74 | ±0 |
※サピックス偏差値・日能研偏差値・四谷大塚偏差値・首都圏模試偏差値は各社公表の数値から合格可能性80%を記載。あくまでも比較検討の目安としてお役立てください。
武蔵中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
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受験の攻略ポイント
男子御三家。どの科目も、問われていることに対して的確に解答できる「表現力」が求められる。知識の詰込みだけでは対応できないため、深いレベルで理解ができているかの確認をしよう。
| 算数 | 分野を問わずしっかり学習する。その際、考え方や途中式をきちんと書く習慣を身につけておく必要あり。 |
|---|---|
| 国語 | 「字数指定のない記述問題」は、出題者が求めることを正確に把握して、端的にまとめる練習が必須。 |
| 社会 | 基礎を定着させた上で、設問に応じて分かりやすく説明するという当然のことを、徹底的に練習する必要あり。 |
| 理科 | 結論の暗記のみの学習では歯が立たない。なぜその結論になるのかを考える授業、考える姿勢が求められる。 |
新しい傾向の出題が見られました
武蔵中学校では2019年度入試より、新しい傾向の出題がみられる。2020年度大学入試改革を踏まえた出題とみられ、受験生には対策が必要だ。
・2019年度 社会 【問3】
船の構造から航海する場所の特徴を考えさせる問題。
・社会の知識だけでなく、物の構造がもたらす物理的な効果も考える必要がある。
・その教科の知識にとどまらず、広い分野の知識を総合して考える力を求められている。
算数の攻略ポイント
本校では、出題分野にかなり偏りが見られる。よく出題される分野は、和差に関する問題、割合、速さ、平面図形、数の性質、場合の数である。出題分野や傾向には、出題者の強いこだわりを感じるので、今後もこれまでと同様の傾向が続くものと思われる。
2024年度
| 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|
| 【大問1】小問集合 | 標準 | 6分 | ★ |
| 【大問2】平面図形 | 標準 | 10分 | ★ |
| 【大問3】速さ | 標準 | 13分 | |
| 【大問4】場合の数 | やや難 | 21分 |
国語の攻略ポイント
素材文の文量は6000字～8000字ほど。設問はほとんど記述問題で、字数指定は無く、おおよその行数だけ指定されている問題がある。
小説・随筆文など文学的文章の出題が多いが、説明的文章が使われる年度もある。油断なく両分野で、心情・行動の理由や要点などを50～120字程度でまとめる練習を積もう。
漢字やことばの知識も出題されているが、それほどの難問にはなっていない。
2024年度
| 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|
| 【大問一】小説の読解 | やや難 | 47分 | ★ |
| 【大問２】漢字の読み書き | 標準 | 3分 |
理科の攻略ポイント
大問３題での出題で、大問３はおなじみのお土産問題であった。大問１は火山の噴火について、大問２は「とける」という現象について出題された。
分野としては「地学」・「化学」からの出題で、基本知識を問う問題も見られるが、大問３だけでなく、大問１・２にも考察力・記述力が必要な問題も含まれる。
本校受験者はすべての分野に基本を固めることはもちろんのこと、分析思考型の問題演習と記述問題の練習に時間をかけたい。
2024年度
| 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|
| 【大問１】火山の噴火 | やや難 | 10分 | |
| 【大問２】「とける」という現象について | 標準 | 10分 | ★ |
| 【大問３】くり出し式容器についての観察と考察 | 難 | 20分 |
社会の攻略ポイント
例年、大問１題の融合型総合問題の形が続いている。地理・歴史・公民・時事の全各分野から、量は少ないがいろいろな問題が出される。
年度により、分野ごとの問題数には偏りがあり、2022年度は歴史について多く訊かれ、2023年度は地理・歴史の知識が役立つ作問で、2024年度は現代社会分野の質問が多かった。
総解答数は10～12問ほど。そのうちの6～8問ほどを記述問題が占める。知識を問うだけの単純な記述ではないので、思考力が求められる。
2024年度
| 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|
| 【大問】総合問題 | やや難 | 40分 | ★ |
武蔵中学校合格者の声
リーダーズブレインのプロ家庭教師は、お子さまのレベルやご希望にあわせて指導します。プロならではのノウハウでさまざまな課題を解決して志望校合格に導いてきました。
毎週楽しく勉強していました。塾のように大人数ではないので、わからないところも質問しやすく、丁寧に教えて頂けたことで、苦手科目を克服することができました。たくさんのアドバイスもとても参考になりました。先生のおかげで合格できたと思っています。ありがとうございました。
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは？』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか？家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か？勉強のサポートの仕方から親子の関係性など･･･ぜひ参考にしてください。
塾に通っているけど成果が…。
伸びる子・伸び悩む子…。
| 学校 | 武蔵中学校 |
|---|---|
| 偏差値 | 2023予測偏差値65（四谷大塚80％）・61（サピックス80％） |
| 併願校 |
1月入試では市川中・渋谷教育学園幕張中・栄東中・東邦大東邦、2月は渋谷教育学園渋谷中・早稲田中・海城中・芝中・慶応中等部・浅野中・筑波大付属中・本郷中が多く見られる。 ＊入試日程の変更にご注意ください |
| 合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低60％はクリアしよう。出身塾別で見ると、早稲田アカデミーが多く、四谷大塚・サピックス・日能研が続いている。 |
| 進学実績 | 東大・東工大・一橋大を始めとした国立大に4割、早稲田大・慶應義塾大・上智大に2割、MARCHに1割が進学している。また、毎年卒業生の6割程度が上記大学の進学を目指して大学進学浪人を選択している。 |
| その他 | 高校での募集を行わない完全中高一貫校。制服がなく校則での禁止事項もほとんどない。教科書にとらわれないハイレベルな授業で「自ら調べ考える」教育を実践し人気を集めている。 |
| 基本情報 |
所在地 〒176-8535 東京都練馬区豊玉上1-26-1 最寄駅 西武池袋線「江古田駅」徒歩7分・西武有楽町線「新桜台駅」徒歩7分・都営大江戸線「新江古田駅」徒歩7分 連絡先 ℡:03-5984-3741 沿革 大正11年創立。 |
