鷗友学園女子中学校 入試対策
2014年度「鷗友学園女子中学校の理科」
攻略のための学習方法
[鷗友学園の攻略法]
鷗友学園女子の理科の合格最低点は、7割と考えた方が良い。一通り解いて、解説を読めば理解できる問題ばかりである。
しかし、満点をとる事は難しいであろう。問題の各部分に立ち留まって満点が狙える。
ただし、それなりの幅広い知識と時間配分が必要になってくる。解けない問題、特に初めて解く問題があってもどんどん先を解いて行き、立ち止まった問題に時間をどれだけ取れるかである。でも、立ち止まった問題も落ち着いて読み解いていくと案外簡単だったりする。決して難問は出題されていないので、安心して試験に臨めば得点できる。
[実験・観察]
理科の実験・観察をする機会が減ってきているので、この機会に、「資料集」というものを購入して欲しい。
「資料集」は、中学生用や高校生用の数冊を準備した方が良い。
中学生用は1冊にまとめられているが、高校生用は4冊になる。これは、理科は高校になれば地学・化学・物理・生物と細分化されるからである。
資料集を使い、過去問で出題されている内容を調べてみると良い。一段高い目線から本問を見てみると、単純な原理原則を知っているかそうでないかだけの問題であることが理解できる。
[一問一答]
特異な問題ばかりに目を奪われて、基本的な内容をおろそかにしてはいけない。
テキストに説明されてある基本的な内容の問題は、確実に得点できるようにすること。毎日欠かさず「一問一答問題」のような問題は解くこと。
答えは紙に書くこと。そして、時には逆を解くことをお勧めする。
つまり、答え(ほとんどが用語だが)に対する問題文や説明文を書いてみることで1つの問題を違った方向からアプローチすることができる。
結局、理科という問題は、様々な方面から1つの問題を見る力があるかをみる教科であるからである。
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2014年度「鷗友学園女子中学校の理科」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
50分という比較的長い試験時間が受験生にはなじみがないであろう。集中を切らさずに解答するかがカギ。
普段から50分の時間の感覚に慣れておく必要がある。
問題文は比較的読みやすく素直なものが多い。実験・観察問題が目立つ。
小学校で実験・観察を全て行っていることころは少ない。自ら実験・観察の機会を求めたりする必要がある。
さもなくば、詳しい実健・観察の本が必要であろう。
【大問Ⅰ】気象(雨量の計算)
- 時間配分:10分
(問1)は、「短時間に大雨をもたらす」という文章がカギ。
(問2)~(問6)までは、雨量に関する問題であった。受験生には聞きなれない問題であったが、問題文中に詳しく説明があるので、問題に誘導されるまま素直に解いて行けば完答もできたのではないか。文章を落ち着いて正確に読み取る力が試される問題であった。
【大問Ⅱ】電流と磁界の関係(電磁誘導)
- 時間配分:10分
鉄芯に導線を巻いて作ったコイルと言われるものに電源をつなぎ電流を流すと磁石(電磁石)をつくることは小学校でも学習するが、詳しい原理については中学校にならなければ学習しない。
一般的に、電流の流れる向きと生じる磁界の向きには「右ねじの法則」がある。つまり、親指の向きが、電流の流れる方向(親指の先がマイナス)そのほかの折りたたんでいる指の向きが磁界の方向である。
(問1)と(問2)は、「右ねじの法則」を知っていれば簡単に解ける。
(問3)は、「電磁誘導」に関する問題であった。「電磁誘導」とは、コイルのそばで磁石を動かすと電流が流れることである。この原理を知らなくても、問題文中で原理を説明してくれている。得点はしたい問題である。
(問4)も同様に電磁誘導に関する問題であった。図5の実験結果から、コルに対してN極やS極を近づけたり遠ざけたりすることで、電流が生じて検流計の針が動き、磁石を動かさないと検流計の針は動かない。そのことに気が付けば、回答で来たであろう。
(問5)は、「レンツの法則」を説明する問題であった。問題文中に、「コイルに対して棒磁石を動かすと、コイルは棒磁石の動きを妨げる電磁石になろうと極を発生させ、その極を発生させるために電流が流れる」と丁寧に解説があるので、この問題は得点したい。
(問6)も「レンツの法則」から答えは導き出せたであろう。
(問7)、(問8)も前問をヒントにして解答できる。
ここで重要なことは、「右ねじの法則」や「電磁誘導」、「レンツの法則」ではなく、前問がヒントになっていること。また、問題文中に実験の原理が解説してあるので、丁寧に読み取る事である。例えば、(問3)を読み間違えてしまうと、後の問題に影響を与えてしまう。
【大問Ⅲ】実験器具の使い方(液体の体積を量る実験器具の測定誤差)
- 時間配分:10分
【大問Ⅳ】食物連鎖(分解者の種類とそのはたらき)
- 時間配分:10分
攻略のポイント
50分という時間が与えられていれば、全問を解いて見直すことも可能である。
受験生の中には時間が余るものもいるだろう。
しかし、最後の1秒まで気持ちを引き締めて1点でも多く得点することを忘れずに。
実験・観察から科学的な思考力を試す力が必要とされている。
出題者は、自ら考えて用語を正しく用いて表現する力を求めている。
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