問１・問２　火山の噴火には、地下のマグマが直接吹き出るマグマ噴火、マグマの熱で地下水が沸騰して水蒸気になり、その圧力で爆発する水蒸気爆発、その両方が起こるマグマ水蒸気爆発がある。

問３　噴火により火山灰が大量に飛び散ることがある。火山灰が積もって固まることによってできる岩石を凝灰岩という。

問４　２０１３年に、小笠原諸島の西之島付近で噴火が起こり新しい島ができた。

問５　新しい島は西之島と合体して大きくなった。昨年１０月調査団が初めてこの島に上陸したが、外部からの生物（服などについている）を持ち込まないために、船を直接島につけず、最後は泳いで上陸した。

問１から問３は基本知識の問題。問４以降は時事的な内容で、日頃からニュース等に興味を持っているかが問われている。問５はさらに考察力も必要な出題になっている。

　＜時間配分目安：７分＞

問１　２０１６年に「オートファジーの仕組みの解明」でノーベル医学生理学賞を受賞したのは、大隅良典氏である。

問２　ろうそくの炎において、完全燃焼している外炎が最も温度が高い。

問３　内炎にはまだ燃えていない炭素の細かい粒（すす）があり、ガラス板が黒くなる。

問４　外から空気が入りやすいものほど長く燃焼する。

問５　ろうそくの炎で暖められた空気は膨張して上昇する。従って、空気は下の隙間から入り上の隙間から出るような流れとなる。

問６　ろうそくの主な成分は炭素と水素で、炭素が燃焼することにより二酸化炭素が、水素が燃焼することにより水蒸気（水）ができる。

問７　グラフより、Dの方が長く細いろうそくであることがわかる。

問１は知らなければ答えられない時事問題。問２以降はろうそくの燃焼に関する標準的な出題となっている。

＜時間配分目安：８分＞

問１　植物において、オスの役割を持つのはおしべ、メスの役割を持つのはめしべにあたる。

問２　ヘチマ型では、同じ株にお花とめ花の両方が咲く。　トマトは両性花、マツとカボチャは単性花でヘチマ型、ソテツは単性花でイチョウ型。

問３　（１）グラフ（ウ）を見ると２０℃付近では１００％オス、４０℃付近では１００％メスとなっており、ウミガメのグラフと考えられる。

　　　（２）実験より、このオスの魚はまわりの魚を目で見て、自分より大きなオスがいるとメスに変化すると考えられる。

問１は易問。問２は単性花にも２種類あり、この分類に関するやや詳細な知識が必要。問３はグラフや実験に関する説明をしっかり読み取って欲しい。

＜時間配分目安：７分＞

問１　電流計の針が振り切れるのを防ぐため、最初は５A端子につなぐ。

問２　５の数字が５００ｍAになるので、図の針の位置では３２０ｍAと読み取れる。

問３　並列に豆電球がつながっても、豆電球の明るさに変化はない。電池から流れ出る電流は並列につないだ分だけ増えていく。

問４　図の矢印はコイルの回転方向を表している。

問５　右手を用いてコイルの磁極を確認すると、上側がN極であることがわかる。

問６　コイルに電流が流れて電磁石になると、指針につけた永久磁石がひきつけられて動く。

電気、電流計、電磁石に関する標準的な出題になっている。右手を使って電磁石の磁極を求めるといった練習をしっかりしているかどうかがポイントなる。

　＜時間配分目安８分＞