麗澤中学校の傾向と対策
麗澤中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回
受験の攻略ポイント
千葉の共学難関校。どの科目も、標準的な問題が多い。基本事項の習得から、ある程度のレベルの内容まで、地道に努力を重ねてきたのかを問われる。
算数 | 標準的な問題が中心のため、幅広く全ての単元の基本を固めたい。なお確実な計算力を身につけておくことは必須。 |
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国語 | 文量と問題数が多いのでスピードが必要。設問の傾向が一定のため、過去問を繰り返して慣れておくことが望ましい。 |
社会 | 地理・歴史が多めの構成。設問形式がほぼ一定で、短文の記述問題も出されるため、傾向に慣れておくことが必要。 |
理科 | 各単元の基本的な知識を身につけることは必須。また物理化学の計算問題も頻出なので、その練習も必要。 |
新しい傾向の出題が見られました
2020年度 国語 【大問一】問三
示された統計資料を読み取って考える問題
その資料が使われた意図を考え、資料から必要なデータを読み取って自分の考えをまとめる力が必要。社会の記述問題も練習に使えそうである。
算数の攻略ポイント
整数・小数・分数の四則演算が8題と多いのが例年の特徴。確実な計算力を身につけておきたい。文章題・平面図形などの独立小問が6題、大問は2題で立体図形と分数計算についての記述問題となっている。
これらの問題構成も昨年まで通りであった。基本~標準レベルの問題が中心であるが、やや難度の高い出題も見られる。まずは、幅広くすべての単元の基本を固めておこう。特に、食塩水の濃さ等の文章題、平面図形・立体図形には力を入れて学習して欲しい。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】計算問題 | 易 | 12分 | ★ |
【大問2】小問集合(濃さ・売買損益・平面図形・他) | 標準 | 16分 | ★ |
【大問3】立体図形 | やや難 | 12分 | |
【大問4】分数の割り算(記述) | 難 | 10分 |
国語の攻略ポイント
主として漢字の書きとり・論説文の読解・小説の読解の3題で構成される。ことばの知識は読解問題の中で数問訊かれる程度である。文量は計6000~8000字程度あり、問題数も40問ほどと少なくないので、スピードは必要である。
記述問題もあるので、対策をしておこう。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問一】漢字・熟語 | 標準 | 4分 | ★ |
【大問二】論説文の読解 | やや難 | 22分 | ★ |
【大問三】小説の読解 | 標準 | 24分 |
理科の攻略ポイント
大問数が5、小問数が25、試験時間は30分で50点満点、例年通りであった。合格者の平均点は約7割で、昨年と同程度であった。
適語を答える問題、記号選択問題、計算問題が中心で、記述問題は見られなかった。基本~標準レベルの問題が中心で、問題数も時間に対して適量と思われる。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】小問集合 | 標準 | 6分 | |
【大問2】物理 電流と磁界 | 標準 | 6分 | |
【大問3】化学 水溶液の性質と判別 | 易 | 6分 | ★ |
【大問4】生物 心臓のつくりと働き | 標準 | 7分 | ★ |
【大問5】地学 カシオペア座について | 易 | 5分 | ★ |
社会の攻略ポイント
各分野、幅広い範囲から出題されている。分量としては地理・歴史が多めの傾向である。設問形式がほぼ一定なので、過去問でよくその特徴に慣れておこう。
短文の記述問題も数問出されるのが通例だったが、2019年度から2~3行ほどの説明記述問題が出されている。
2024年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】地理分野 | 標準 | 【大問1】【大問2】合わせて10分 | ★ |
【大問2】地理分野 | 標準 | 【大問1】【大問2】合わせて10分 | ★ |
【大問3】歴史分野 | やや難 | 【大問3】【大問4】合わせて14分 | ★ |
【大問4】歴史分野 | やや難 | 【大問3】【大問4】合わせて14分 | ★ |
【大問5】政治経済分野 | 標準 | 6分 |
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伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
学校 | 麗澤中学校 |
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偏差値 | 2023予測偏差値 ①(AE)男53/女54(四谷大塚80%)①(AE)男41/女41(サピックス80%) |
併願校 | 1月入試では専修大学松戸中・八千代松陰中・芝浦工大中、2月は東洋英和中・江戸川取手中・順天中・開智日本橋中が多く見られる。 |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低55%はクリアしよう。出身塾別で見ると、日能研が多く、市進グループ・栄光ゼミナール・早稲田アカデミーが続いている。 |
進学実績 | 東洋大学、明治大学、日本大学、法政大学をはじめとした4年制私大に77%が進学している。一方で5年連続国公立大学への現役合格者も輩出。 |
その他 | ユネスコスクール加盟校。グローバルな人材育成に力を入れており、中3では全員参加で12日間のイギリス研修を行う。 |
基本情報 |
所在地 〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1 最寄駅 「JR南柏駅」より東武バス「廣池学園」下車5分 連絡先 ℡:04-7173-3700 沿革 2002年開校。 |