（１）はさみとくぎぬきは力点と作用点の間に支点がある。
（２）マグネシウムに塩酸を加えると水素が発生する。水素は最も軽い気体。
（３）深成岩である花こう岩は３種類の鉱物が大きく成長した等粒状組織になっている。
（４）時事的な内容を含む問い。知らなくても、「このクマゼミは、オスとメスの両方の特ちょうをもっていました」より、鳴くための器官と産卵管が両方あったと推測できる。
（５）Ｘは赤血球、その中に含まれている酸素と結びつく成分は「ヘモグロビン」。赤血球は答えでないことに注意。
　
各分野の基本知識の小問集合。テキストで学習していれば正答可能な問題が中心。（４）は時事問題だが、問題文より推測可能。（５）は間違いやすいので注意が必要。

（１）電流計と電圧を見分ける問題。電流計は回路に直列につながれている。またＡの文字から判別可能。
（２）電流計の使い方についての選択問題。
（３）電流計の目盛りの読み取りについての問い。５００ｍＡ端子を使っているので、目盛りの５０ｍＡの位置が５００ｍＡとなり、３５０ｍＡと読み取れる。
（４）電熱線１本をつないだ時の３５０ｍＡとして回路全体に流れる電流を求めると、ａは１７５ｍＡ、ｂは７００ｍＡ、ｃは５２５ｍＡとなる。最も電流が流れているｂの水の温度上昇が最も大きい。
（５）直列回路においては、流れる電流は回路上のどこでも同じになる。
（６）流れる電流が同じとき、抵抗の大きな回路ほど発熱量が大きくなる。

前半は電流計の使い方について、後半は電熱線の発熱に関する出題。抵抗の大小と直列回路・並列回路における発熱量の大小については、しっかり理解しておこう。

• （１）塩酸とアルミニウムの反応で発生する気体は水素。水素は二酸化炭素を発生しない燃料として注目されている気体である。
  （２）１．５×５　より、７．５Ｌの水素が発生する。なお、表よりアルミニウムをこれ以上加えても水素は発生しないので、塩酸５０㎤と過不足なく反応するアルミニウムは５．０ｇとわかる。
  （３）（２）より、アルミニウムを８.０ｇ加えると、３．０ｇのアルミニウムがあまる。８．０ｇのアルミニウムをすべて溶かすには、５０÷５×８より８０㎤の塩酸が必要。
  （４）濃さを２倍にした塩酸５０㎤と、過不足なく反応するアルミニウムの重さは１０．０ｇで、このとき発生する水素は１５Ｌとなる。
  （５）水素の発生方法に関する選択問題。鉄は塩酸に溶けて水素が発生する。

  金属と塩酸の反応についての出題。計算問題が含まれているが、中学入試で頻繁に出題される典型的なもの。間違えている場合は、同様の計算問題の練習に時間をかけて欲しい。
  　　

（１）インゲンマメの子葉、イネの胚乳にはでんぷんが含まれており、ヨウ素液と反応して青むらさき色に変化する。
（２）発芽に水が必要かどうかを調べるには、それ以外の条件をそろえる必要がある。Ｂは種子が水につかり空気がなくなることに注意。
実験より、発芽に必要な条件は　①空気　②適当な温度　③水　とわかる。
（３）選択肢の中でヘチマだけが双子葉類。

種子の発芽に関する出題。いずれも基本知識問題であり、間違えた時は知識の整理をしっかり行って欲しい。

• （１）Ａの位置に月がある時は満月である。夕方東の空からのぼり、明け方西の空に沈む。
  （２）日食は月が地球と太陽の間に入り、太陽を隠す現象である。従って、新月の日に起こる可能性がある。
  （３）月の自転と公転の向きと周期が同じであるため、月は常に同じ面を地球に向けている。
  （４）月の自転周期が約２７．３日なので、月から太陽を見ると、この約半分の時間が昼（日の出から日の入りまでの時間）になる。選択肢の中では３４０時間が最も近い。
  （５）（３）と同じ理由により、月から地球が見える位置では、地球は動かずに同じ場所に見える。
  　　　　　
  月の見え方および地球から見た月についての出題。基本知識が中心である。月から見た地球についても中学入試でよく問われる内容である。間違えた時は知識の習得に時間をかけたい。