立教新座中学校 入試対策
2014年度「立教新座中学校の国語」
攻略のための学習方法
[問題形式・出題形式]
立教新座中の入試問題は,「物語文」と「説明的文章(説明的な随筆文を含む)」という形が多い。漢字,語句は,読解問題の中で出題されている。設問構成は,記述,書き抜き,選択式と,バランスがとれている。形としては,オーソドックスな入試問題である。
選択式問題の数は多くない。それぞれの選択肢も長くはない。正解を選ぶのに悩む選択肢も当然あるが,多くは,基本的な解法を用いて,対応できる。文章中と選択肢の中から解答の手がかりを見い出す作業を,手がたく行いたい。
書き抜き問題は,かなり手ごわいものもある。文章全体を見渡し,説明的文章の「文章構成」,物語文の「場面構成」を意識して,書き抜き箇所を見い出す必要があるものも目立つ。処理するのに,かなり時間がかかると予想できる設問もある。時間配分に十分注意したい。
記述問題の出題数は,年度により多少異なるが,2~4題程度のことが多い。また,各記述問題の字数は,30字程度までのことが多い。ただし,第2回入試では,自分の考えを求める,「200字程度の文字数が見込まれる記述問題」が出題されたことがある。(字数指定なし) 第2回入試も受験する生徒は,この点はおさえておきたい。
素材文の長さは,8000字程度になることもある。総字数は多い方である。各文章ジャンルで見ると,物語文は,テーマや場面状況の把握が,手ごわいものも出題される。難度の高い物語文の読解方法になれておきたい。説明的文章は,「誤謬推理」「文字の分析鑑賞」「恣意的に雑多な概念」など,かなり難度の高い言葉が用いられている文章が素材文になることがある。説明的文章に関しても,難度が高いものの読解方法をおさえておきたい。
漢字・語句問題は,例年,読解問題の中に取り込まれている。漢字は基礎的なものから応用レベルまで出題される。日頃からコツコツ学び,できる限り得点したい。また,語句問題は基本から標準レベルのものが多い。ここも確実に得点することを心がけたい。
[過去問演習]
過去問演習に入る際には,以下の点に留意したい。
・50分という制限時間を意識して,すばやく解き進める癖をつける。(すべて解き終える!)
・漢字,語句問題は,素早く終わらせる。
・書き抜き問題で,どうしても解答が出ない場合は,後回しにする。
・記述は,文章中の表現を手がかりにしてまとまる。
・解き終えた答案は,必ず,中学受験専門の国語の先生に確認してもらう。先生に添削指導をしてもらい,専門家としてのアドバイスをもらう。
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2014年度「立教新座中学校の国語」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
書き抜き問題でなかなか手ごわい出題がある。
論説文の文章構成,物語文の場面構成に注意して書き抜き箇所を見つけるなど,書き抜き問題に取り組む方法を,十分に整理しておきたい。
この部分で手こずり,時間をロスすると,致命的である。
[大問1]読解問題(論説文)
- 時間配分:13分
【問一】漢字の書き取り。基本から応用レベル。できる限り得点したい。<時間配分目安2分>
【問二】接続語関係。選択式。手がたく得点したい。<時間配分目安2分>
【問三】内容理解。記述式。記述のポイントは,傍線部①直前に見つかる。<時間配分目安2分>
【問四】内容理解。書き抜き。第1段落に,明確に書かれている。<時間配分目安1分>
【問五】内容理解。選択式。選択肢をていねいに見比べることができれば,それほど難度は高くない。<時間配分目安2分>
【問六】細部表現。書き抜き。同じ段落内から,あてはめる内容を見つけることができる。<時間配分目安2分>
【問七】内容理解。書き抜き。同じ段落内から,書き抜き箇所が見つかる。手がたく得点したい。<時間配分目安2分>
[大問2]読解問題(物語)
- 時間配分:21分
【問一】漢字の書き取り。基本から標準レベル。できる限り得点したい。<時間配分目安2分>
【問二】慣用句。短答式。基本レベル。確実に得点したい。<時間配分目安2分>
【問三】心情理解。記述式。記述のポイントは2つほど。この記述も,手がたくおさえたい。<時間配分目安2分>
【問四Ⅰ】場面理解。書き抜き。場面の内容をおさえて,「誰」を考える。<時間配分目安1分>
【問四Ⅱ】内容理解。選択式。文脈の流れから判断する。<時間配分目安1分>
【問五】場面理解。書き抜き。この後の話の展開をおさえ,書き抜き箇所を見つける。確実に得点したい。<時間配分目安2分>
【問六④】場面理解。書き抜き。みんなの「地方車」への思いをおさえて,考える。書き抜き箇所は,傍線部③より前になる。<時間配分目安3分>
【問六⑥】状況理解。書き抜き。この文章の主題にも関係する言葉があてはまる。<時間配分目安3分>
【問七】状況理解。書き抜き。文章の最初の部分から解答が見つかる。手ごわい。<時間配分目安3分>
【問八】場面理解。「よさこい祭り」の説明部分から解答を見つける。<時間配分目安2分>
攻略のポイント
・受験者平均点が51.3点。漢字部分をすべて正解して,大問一と大問二の読解問題の誤答をそれぞれ四つ以内にする。
そうすることで,合格ラインを超すことができる。
・文章を読む時間を15~20分以内におさえたい。残りの30~35分程度が解く時間になる。素早く解き進めることを,意識したい。
・書き抜き問題に,時間をかけ過ぎない。試験終了時に,解答用紙が埋まっていないということは,避ける。基本的な問題も,それなりの数,出題されている。その基本的な問題を取りこぼさないようにする。
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