大宮以北の新幹線の経路とその周辺の地域について。

問一　まず大宮から西方向へ上越新幹線、さらに北陸新幹線と分かれる。(Ａ)は上越新幹線の終点・新潟の越後平野。東北新幹線は福島で山形新幹線に分かれ、盛岡で秋田新幹線に分かれる。(Ｂ)は盛岡市のある北上盆地。

問二　北陸新幹線の終着は金沢。Ｃはその途中にある富山である。

問三　新幹線は2016年に念願だった北海道への延伸を果たした。新函館北斗駅(北海道北斗市)が現在の終着駅。札幌まで伸びるのは2030年の予定。

問五　Ｄは秋田県。車の保有台数から大都市がある神奈川県・兵庫県はウ・エと判別できる。農業・漁業の盛んな鹿児島県がイと考えられるので、残るアが秋田県となる。

問六　将棋の駒で有名な天童市は山形県にある。

問八　選択肢イ・ウ・エはそれぞれ数値やパーセントに誤りがある。グラフでしっかり確認しよう。

問九　輸送量がもっとも多いウが羽田空港。那覇は鉄道では行けないので、各空港から定期便があることを考え、アを選ぶ。次に輸送量が多いエが大阪。名古屋は新幹線利用が便利なので航空輸送が少ないイ。残るオが広島ということになる。

問十　本州四国連絡橋には３つのルートがあり、アのルートは存在しない。小豆島を通っているエもおかしい。ウはもっと直線的なルートなのでこれも×。ルートを正しく表しているのはイになる。

様々な戦乱について関連する人物や出来事が問われている。

問一　Ａは島原・天草一揆。キリスト教徒でないことを証明するため、必ず寺の檀家となる寺請制度が進められた。

問二　前九年の役。源頼義・義家と東国武士団の主従関係が強まり、源氏が東北地方に勢力を持つこととなった。

問三　Ｃは第一次世界大戦。国際連盟が結成され、新渡戸稲造が初代事務局次長になった。

問四　日露戦争。アは日清戦争前、イは日清戦争の賠償金のこと、エは第一次世界大戦の時。

問五　応仁の乱。祇園祭は山鉾巡行で有名な祭。

問六　元寇。八代執権・北条時宗の時代。

問七　Ｘは、まず警察予備隊が組織され、後に保安隊・自衛隊となるので×。Ｚは日ソ共同宣言の時のことで×。

問八　Ｈは源氏が平氏を滅ぼした戦い

問九　生麦事件。

問十　白村江の戦い。日本と友好関係にあった百済が新羅に滅ぼされ、日本は復興を期して唐・新羅連合軍と戦い、大敗した。

問十一　イの青銅器は主に祭器に用いられた。土師器は弥生式土器からの流れを汲む土器。渡来人から伝えられたとされるのは須恵器なのでウも誤り。552年(538年とも言われる)伝来とされるのは仏教。

問十二　藤原広嗣の乱(740年)で奈良時代。薬師寺は飛鳥時代に建てられたので時代が合わない。

問十三　Ｌは南北朝の動乱でＦ(鎌倉時代)とＥ(室町中期)の間、Ｍは日中戦争でＣ(大正時代)とＧ(昭和時代・戦後)の間にそれぞれ入る。

港区の景観問題を話題に、幅広い内容が問題になっている。

問一　[２]公共の福祉はよく問題に出される語なので、関連する事項をよく見ておこう。

問二　(２)文化庁は文部科学省の外局。
　　　(３)1961年以降、アメリカはキューバと国交を断絶していたが2015年オバマ前大統の政権下で国交が正常化された。

問三　明治憲法下では、国務大臣も天皇が任命権限を持っていた。

問五　累進課税は所得格差を少なくするために所得の再配分という理念で行われるものなので、所得や相続などが高額になるほど高い税率が課せられる仕組みである。

問七　すべての裁判所は違憲立法審査権を持つ。

問九　中国・韓国・台湾や東南アジアからの観光客が増えているので、アは誤り。

成人と考えられる年齢と実際の社会状況とのズレという話題で、いろいろな問題が出されている。

問二　第四次中東戦争(1973年)の影響で、当時の日本経済は振るわなかった。

問三　エの「年齢が同じならば」はおかしい。年齢に関係なく一票の価値は同じである。

問四　まず、キーワードの「矛盾」の内容を読み取ろう。傍線の「違和感」は選挙権の年齢が引き下げられたことに対してである。もともと、学校で学んでいるうちは子供であるという通念があった。高学歴志向で大学や専門学校への進学率が70%を超える今日、18歳はまだこどもの範疇である。

しかし、選挙権は18歳に引き下げられて、ここに矛盾があるわけである。高学歴志向でこどもとみなされる期間が長い→大人とみなされる年齢が引き下げられる→矛盾が有る、という３点くらいでまとめると字数になるだろう。