巣鴨中学校の傾向と対策
巣鴨中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第Ⅱ期
受験の攻略ポイント
東京の男子難関校。どの科目も、難関進学校レベルにあり、標準的な問題が解けるということは最低条件として、巣鴨の傾向に合わせた対策を十分に取っておこう。
算数 | 出題される分野は決まっているので、その分野の勉強に重きを置く。また記述式の解答に慣れておく必要あり。 |
---|---|
国語 | 説明的文章は、論理構成が複雑な硬い文章が出題されることが多いため、慣れておく必要あり。 |
社会 | 地歴重視。地理はよく出される分野があり、歴史は細かい知識まで必要な場合があるため、それぞれ対策が必須。 |
理科 | 勝敗を分けるのは物理・化学分野での得点力。十分な基本的知識と、計算問題への対応力が求められる。 |
算数の攻略ポイント
独立小問が6題、大問3題では、立体図形と比の利用・平面図形・速さの出題であった。2019年以降小問集合と大問3題という構成が続いている。
頻繁に出題される単元としては、食塩水の濃さ・平面図形と比・速さ・数の性質・約束記号などがあげられる。今回は出題されていないが、過去には立体の切断等かなり難度の高い問題も出題されている。本校受験者は上記頻出単元を中心に。多少レベルの高い問題も想定して学習に取り組んで欲しい。
2023年度 第2回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】独立小問集合 | 標準 | 12分 | ★ |
【大問2】立体図形と比の利用 | やや難 | 12分 | ★ |
【大問3】平面図形 | 難 | 13分 | |
【大問4】旅人算と周期性 | やや難 | 13分 |
国語の攻略ポイント
例年通り、漢字の問題が一題と読解問題二題の構成である。
読解問題の素材文は、論説文・随筆文(説明的な内容が多い)だが、ここ数年の随筆文は情緒的な内容で文学寄りであった。
形式では書き抜き・記述など、言葉で答える字数指定の問題が多数あるので、類似問題で練習を。
2023年度 第2回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】漢字の書き取り | 標準 | 3分 | ★ |
【大問2】説明文の読解 | やや難 | 27分 | ★ |
【大問3】随筆文の読解 | 標準 | 20分 |
理科の攻略ポイント
化学・物理・生物・地学の各分野からの出題で、過去の出題を見ても4分野から出題されることが多い。計算を必要とする問題と知識問題がバランスよく配分されている。
最も頻繁に出題されている単元は「力のつり合い」で、次年度以降も出題される可能性が極めて高い。「天体」・「金属と水溶液の反応」も出題頻度が高い。
本校受験者は、上記単元を中心に知識の定着はもちろんのこと、計算問題については多少難度の高い問題も含めて十分に練習を行って欲しい。
2023年度 第2回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】生物 花と種子 | 標準 | 6分 | ★ |
【大問2】物理 力のつり合い | やや難 | 10分 | ★ |
【大問3】地学 地震 | 標準 | 6分 | |
【大問4】化学 気体の性質と化学変化 | やや難 | 8分 |
社会の攻略ポイント
配点と問題数をみると、地理・歴史分野がやや多めで、地理・歴史に重点が置かれている。
各分野、広い範囲のどこから出題されるかわからないが、地理はよく出される分野(農産物や雨温図など)があるので、特に念入りに学習しておきたい。
歴史は細かい知識まで必要な場合があるため、各事項の関連部分まで含めて覚えておくこと。
2023年度 第2回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】地理分野 | 標準 | 10分 | ★ |
【大問2】歴史分野 | やや難 | 15分 | ★ |
【大問3】政治分野 | 標準 | 5分 |
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
学校 | 巣鴨中学校 |
---|---|
偏差値 | 2023予測偏差値 ➁55(四谷大塚80%)➁53(サピックス80%) |
併願校 |
本郷中・城北中・芝中・東京都市大付中・世田谷学園中・高輪中が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点など具体的な数値は非公表だが、問題の難易度から判断すると、およそ65%程度が合格ラインではないかと推測される。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・日能研・早稲田アカデミーが続いている。 |
進学実績 | 東大・東工大・一橋大を始めとした国立大に3割、早稲田大・慶應義塾大・上智大に7割、MARCHに6割が合格している。 |
その他 | 努力主義・英才早教育を柱にした文武両道の校風。医学部への合格実績は高い。 |
基本情報 |
所在地 〒170-0012東京都豊島区上池袋1-21-1 最寄駅 JR「大塚駅」徒歩10分/「池袋駅」徒歩15分・東武東上線「北池袋駅」徒歩10分・都営三田線「西巣鴨駅」徒歩15分 連絡先 ℡:03-3918-5311 沿革 大正11年開校。 |