【設問一】内容理解　書き抜き　随筆文の文章構成を意識して解くことがカギになる。＜時間配分目安２分＞
【設問二】対比　　書き抜き　「私の青春時代」と「今」の対比構造を理解して解く。＜時間配分目安２分＞　
【設問三】知識　選択式　歴史の知識に関係する。確実に得点したい。＜時間配分目安１分＞
【設問四】表現理解　選択式　「痛恨」という言葉の意味がカギ。確実に得点したい。＜時間配分目安１分＞
【設問五】内容理解　記述式　「起源が軍服」の部分がポイント。ここをおさえる。＜時間配分目安２分＞　
【設問六】内容理解　書き抜き　解答の手がかりは見つけやすい。確実に得点したい。＜時間配分目安１分＞
【設問七】言い換え　書き抜き　「若者」「社会」の関係から考える。確実に得点したい。＜時間配分目安１分＞

【設問一】内容理解　書き抜き　随筆文の文章構成を意識して解くことがカギになる。＜時間配分目安２分＞
【設問二】対比　　書き抜き　「私の青春時代」と「今」の対比構造を理解して解く。＜時間配分目安２分＞　
【設問三】知識　選択式　歴史の知識に関係する。確実に得点したい。＜時間配分目安１分＞
【設問四】表現理解　選択式　「痛恨」という言葉の意味がカギ。確実に得点したい。＜時間配分目安１分＞
【設問五】内容理解　記述式　「起源が軍服」の部分がポイント。ここをおさえる。＜時間配分目安２分＞　
【設問六】内容理解　書き抜き　解答の手がかりは見つけやすい。確実に得点したい。＜時間配分目安１分＞
【設問七】言い換え　書き抜き　「若者」「社会」の関係から考える。確実に得点したい。＜時間配分目安１分＞
 
[問2]空所補充の選択肢
 選択肢にある「接続詞」を空所(ａ)～(ｄ)に当てはめる。どこの入試でも定番だ。
本問で注意したいのは、空所４箇所に対して選択肢が８つだということ。候補がいくつかある場合、必ず全て代入確認することが必要。
「逆接」があれば先ずそこから確定し、「順接」はよく吟味しなくてはいけない。こうした問題は平易だからこそ、ミスをすると致命的になるので要注意。
結局、この設問では「逆接」はなかった(その分、悩むことになる)。答えは、(ａ)＝(ア)「そして」(順接)、(ｂ)＝(オ)「つまり」(換言)、(ｃ)＝(カ)「では」(転換)、(ｄ)＝(イ)「それとも」(選択)となる。難易度：Ｂ(「標準」。以下同じ)。
＜時間配分目安:2分程度＞
 
[問5]換言の説明記述
 傍線部③にある「遠い自然」とは「どのような自然のこと」かを「問題文中の言葉を用いて」説明する(「六十字以内」の指定)。
先ずは、ここでの「遠い」はどういうことか？ 「傍線部一文一部の法則」(傍線部が一文の一部分の場合、傍線部以外が重要ということ)で考える。
傍線部の直前に「それは」とある。「指示語」が出たらすぐ開く(基本的「解法」)。「それは」＝「もう一つの自然」だとすぐ分かる。では、「一つ目の自然」は？
直前の段落に、「人間にとって二つの大事な自然」があり、一つは「身近な自然」だとある。つまり、「遠い自然」＝「身近ではないが人間にとって大事な自然」ということ。これが、この問題での「記述」の当否を左右する「最も重要な要素」となる。
「最も重要な要素」は「文末」にするので、他の「必要な要素」を積み上げていくことになる(「記述」は「積上げ方式」が原則)。要は、どのような意味で「大事」なのかということだ。どこに説明されているか？ 「段落相互関係」を考える。
「遠い自然」については、傍線部③の段落から最後の段落までで説明されている。「具体例」の段落は無関係なので、それ以外の段落を確認する。すると、中頃の段落に「意識、想像力の上で豊かさをもたらしてくれる」という意味で「人間にとって大切」とあり、また、最後の段落には「どこかで自分たちとも繋がっている」とある。こうした内容が「必要な要素」になる。
あとは全体を「六十字以内」でまとめればいい。難易度：Ｃ(「難解」。以下同じ)。
＜時間配分目安:3～4分程度＞
 
[問6]理由説明の選択肢
傍線部④の「間に合った」について、「筆者がそう思った理由」を答える(４択)。
何に「間に合った」のかは「傍線部一文一部の法則」から、「カリブーの大移動に出合った」ことだとすぐ分かる。
次に、「間に合った」の「原意」を考え(「原意絶対優位の原則」＝「設問」「傍線部」等の「原意」、要は「本来の意味」を最優先に考えること)、「直接的理由」(「選択肢」でも「記述」でも「理由説明」では最重要)として結びつかないものを消去する(「選択肢設問」は「消去法」が原則)。各選択肢で「最も重要な要素」は「文末」にあるので、その部分だけで考えることが迷わない秘訣だ。(ウ)「偶然出合うことができた」と(エ)「間に合った」は、即消去できなくてはいけない。残り２択。今度は選択肢の前半の説明で消去する。本文を確認すると、傍線部直後に「千年も二千年も同じような時間が流れていて」「今も同じようにカリブーが旅している」とある。従って、(ア)を消去する。難易度：Ｂ。
＜時間配分目安:1分程度＞

「太平洋戦争中の西日本の温泉町」を舞台に、「お国のために」を強制される生活の中でも「美しいものへの憧れ」を抑えることができない「仲良し女学生四人組」の「青春」を描いた小説。
本問は、「素敵な洋服の生地」を「それぞれ自分のブラウスに仕立てられる」ことになり、「喜びに胸をときめかせる」場面から始まっている。
基本的には「平易な問題」が多いが、最後に初出の「作文問題」がある。戸惑うかも知れないので、検討してみる。
 
[問10]作文問題
「何を書いても自由」とあるので、要は「自由記述」(時数指定なし。解答欄から判断して150字程度) 。
こうした問題では、とにかく「設問条件」を正確に理解し読み取ることが重要となる。それが最大の「ヒント」になっているのだ。
「何を書くか？」はそこから導き出す。内容的な「条件」は、「あなたが何か我慢していること」について、①「何のために」②「どのように」③「自分がそうしていることを自分ではどう考えているのか」となっている。「我慢していること」は何でも思いついたことで構わない。無論、設問にもあるように本文の「わたしたち」を参考にしてもいい。決まったら、「私は～を～のために、～のように我慢している。私自身としてはそのことを～と考えている」といった具合でまとめていく。字数から考えると、２～３文でいきたい。
また、その他の「条件」として「できるだけ漢字も用い、正しくていねいな文字で」とあるので注意すること。設問にはさらに「評価は内容と表現の両面から」ともある。「内容」では「設問条件を的確に満たしているか」が問われ、「表現」では「文意が適切に伝わる文法的にも正しい日本語の文となっているか」が問われているということだ。それらを意識して「記述」する必要がある。難易度：Ｃ。