標準レベルの問題なのでノーミスで終えたい。

ことわざ・慣用句の教材をこなしてあれば答えられるだろう。

代表的な四字熟語。見たことがあるはずである。

「～が」で作れるもの・「～を」で作れるもの・両方できるものがある。自分の思いつくものから当てはめてみれば良い。⑤は猛威(を振るう)がわかりやすい。

死刑囚の遺骨を預かり供養するおハルさんに話を聞いたり死刑囚の辞世の句を見せられたりするうちに、かなと咲子は死刑囚の気持ちや死刑そのものについて考えを深めてゆく。

問一　説明されているのは傍線②があるところの次の段落。咲子が遺骨に祈ることを断ったのに対して、かなはちょっといやだと思いながらもハルさんにいい子だと思ってもらいたくて「はい」と答えてしまったようである。設問の要求に従い、「～な気持ち」とまとめる。

問二　「そのこと」とは、咲に関することである。ウの内容はかなの感じていることなので当てはまらない。

問三　Ａ.「楽しい、ですか？」の読点にはきちんと意味があるので見逃さない。ひと呼吸置いているわけで、遠慮やためらいを感じさせる効果がある。点一つでもおろそかにしてはいけない。
　　　Ｂ.「ぱちくり」は目を「開いたり閉じたり」なのでここはふさわしくない。

問四　(２)咲子は最初、人を殺した犯人の遺骨にお祈りをするのを拒んでいた。しかし、おハルさんの話を聞き、死刑囚の書いた俳句をみせられて、死刑囚も本当は死にたくなかったのだろうと感じ、死刑制度の意味にまで考えが及んでいる。単なる犯罪者というだけでなく、自分と同じ感情を持った人間なのだと思い始めている。「時間の経過にしたがって」という指示を守ること。

問五　ア「死を前にしてとまどう死刑囚」・ウ「読者に語りかけるような口調」・エ「事実を順序立てて説明」は本文に当てはまらない。

人との関係における、表情の果たす約割の大きさについて述べている。

問一　「その人の顔」とは「その人がよくする表情」であると述べている。

問三　ここより後なら「表情のリアクション」が内容としては当てはまる。ここより前で似た内容の10字の語を探すと数行前で、楽しい会話の背景には「微妙な表情のかけあい」があると言っている。字数も内容も合う。

問四　傍線②は、顔面神経麻痺の元患者のエピソードのことである。彼の報告によると、表情がないとネガティブな雰囲気をかもし出し、イライラして不機嫌なように見え、近寄りがたい存在になってしまうということである。本人も周囲への関心を失い、内に閉じこもって顔や世界から遠ざかって生きるようになるともある。こうした「状況」を指しているようである。

問五　この「報酬」とは「笑顔」であることが段落の最初で書かれている。それは人から褒められたり喜ばれたりすると得られるものなので、「社会的報酬」とはつまり「人からほめられたり喜ばれたりすること」になる。

問六　(１)周りの人がイライラしてしまう・(２)意図して作る表情もできない・(４)脳が、人との付き合い方を学ぶ、の部分が本文の内容と合わない。