①　真相――物事の真実の姿。
②　取捨(選択)――悪いものを捨てて、良いものを取ること。
⑤　歌唱――歌を歌うこと・その歌自体。
⑥　ししん――物事を進めるうえでたよりとなるもの。
⑦　めんみつ――詳しく細かいこと。
⑨　いえじ――我が家へ帰る道。

問一　①　ア. 五里霧中　イ. 字は正しいが意味が合わない使われ方をしている。　ウ. 有頂天。
　　　②　ア. 絶体絶命　ウ. 心機一転　エ. 字は正しいが意味が合わない。
問二　①　お客様の動作なので尊敬語の「めしあがる」。
　　　②　先生の作品を目下の者が見るので謙譲語の「はいけんする」。
　　　③　相手の母親の動作なので尊敬語の「おっしゃっ(て)」.

盲導犬についての研究発表で主人公は父親から異議を唱えられ、家でも意見を戦わせる。

問一　三割しか盲導犬になれないことにまず驚き、残りの犬はすべて新しい飼い主が見つかったと聞いて、また三割という少なさにそれぞれが「個人の感想」を述べ始めている。
問二　「そういうこと」は「親と同じ環境で同じ訓練士さんに訓練を受ければ盲導犬になれる」ことを指している。その理由は「盲導犬として～細胞から生まれた」からである。
問三　唖然とした理由は父親の言葉の内容にあったと考えられる。クローン技術を素晴らしいと思って発表していたのに、思いがけなく肉親から否定されてしまったのである。
問四　「合理性や理屈」で考えると、弱者や余剰なメンバーは排除してよいなどと非人道的・非道徳的な判断が下される恐れがある。理屈ではなく、生まれた命はすべて大切であるというのが父親の考えである。
問五　主人公は現実に捨てられて殺処分になる動物がいることを指摘して、クローン技術はそのような動物を減らせる良い技術だと考えている。父親は希と主人公が互いの存在のおかげで生き生きしていると述べ、すべての命は無条件に大切であり、その選別につながるクローン技術に否定的である。
問六　大人同士の社会的な付き合いで敬語が使われるように、自分の意見に自信がある主人公は父親とも対等な大人のように話そうとしているのだと考えられる。
問七　②　「周囲の人たちの無理解」や「将来実現されるであろうことが暗示」などが内容と合わない。
　　　③　５％の不合格は環境や体験の違いが原因であるし、そもそもクローンでも記憶を受け継ぐことはできないと書かれている。
　　　④　あくまで希の幸せを願ってのことで、「勇気ある存在として(自分を)認めてもらいたい」からではない。

子どもの言語能力・単語学習の過程やスピードを説明している。

問一　子どもの指さしの理解がまだ完璧でないときには、周囲の人のほうがそんな「子どもに歩み寄って、その理解を助けようとする」とある。
問二　相手が考えていることを知るには、相手の「視線や指さし」が手掛かりになる。１歳くらいの子どもはその理解が不安定なのである。
問三　次の段落に「大人の方は、子供に対象を示して教えれば、もうその単語の意味はわかってもらえるものと期待する」とある。しかし、単語の意味は広すぎてどれが本当の意味なのかなかなか決められず、「子どもたちは新しい単語に出会うたびにそれがどのような意味なのか試行錯誤を繰り返している」状態なのである。
問四　研究の結果として、話せる単語の数が100を超えるころには40弱だったころより単語の理解が大きく進んだことが示されているので、選択肢ウが合う。
問五　同じ段落の中に「単語が言われたら、そういう形をしたモノの名前である」ことを理解したのだと書かれているので、②の図形を選ぶようになったのだと考えられる。
問六　おおまかに二つの時期にわけて説明する。１歳ごろから単語を話し始めるが、指さしや視線の理解がまだ不安定で、単語の意味が広かったり狭かったりと決められず、試行錯誤しながら使っていて数もあまり増えない。20か月を過ぎるころには指さしの理解もできるようになって単語と「形」の関係がわかり、爆発的に意味ある言葉を使い始める。