中学受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

湘南白百合学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「湘南白百合学園中学校の理科」
攻略のための学習方法

[暗記]
まずは、暗記の質を充実させたい。
知識は言葉だけではなく、絵と合わせて覚えたい。絵にまつわる設問は、ほぼ全ての単元から出題される可能性がある。「言葉を知って」いても、「絵がわからない」生徒がいる。これを避けるためには、志望者は早い段階から計画的に学習を進めていきたい。副教材の、資料集や図版は、必ず目を通し、言葉と絵を合わせて覚える習慣をつけておこう。
さらに「ものの名前」だけではなく「ものの性質」も合わせて覚えよう。
例えば【大問1】の(設問1)は「鳥の名前」と「鳥の性質」の両方の知識が必要だ。
中学入試のカリキュラムは、短い期間に膨大な知識を暗記しなければいけないため、どうしても暗記が機械的になる誘惑がある。湘南白百合の志望者は、最終的に求められる知識の水準を、よく把握しておこう。

[速さと精度]
次に、答案作成の速度と精度を磨いておきたい。
湘南白百合の志望者は、解答の速度と精度について、意識して訓練していきたい。難しい解法に精通するよりも、基本的な解法をすばやく扱えるようになることを目指そう。この意味では、小学6年生の夏以降の学習方針を、しっかりと確認しておこう。また過去問の演習では、きちんと毎回、制限時間を守ろう。「作業の早さ」と「ミスの少なさ」は、時間制限の緊張のなかで、答案を作成することで、身についていく。

[生きた知識]
最後に、日頃から身近なものを観察しておきたい。
身近にある自然現象がなぜ起こるのか、志望者は普段から観察する機会を持ちたい。
湘南白百合は、日常生活にちなんだ教養を問うような設問が出される。また観察した自然現象に、すでに学習した理科のさまざまな法則を当てはめて、数式を立てられる能力が求められている。
自然を分析して法則を見つけだす能力は、単純な知識の丸暗記とは違って、ほぼ独立した能力だ。物事の背後の「法則を理解」することと、きちんと表現できることは、知識の量とはあまり関係がない。意識して対応していかなければ、なかなか点数が上がっていかない。演習を通して養われる能力であり、一朝一夕には身につかない。
その典型的なものが【大問3】の(設問8)と(設問9)だろう。理科の言葉できちんと法則を理解できているかが、正答率に影響を与えている。
いわゆる「しくみの問題」で、形式的に丸暗記している志望者は歯が立たないだろう。日頃からの勉強の質が求められている。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

2015年度「湘南白百合学園中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

試験時間は40分で、得点は100点満点だ。大問数は、近年は4問で安定している。設問数は74問で、非常に多い。全ての設問を埋めるだけでも、受験者には相当の処理速度が要求される。解法の難しさよりも、答案作成の速度が重視される試験構成となっている。

【大問1】生物分野

  • 時間配分:7分

設問文のすべてを読まなくとも、部分部分で解答できる設問が多い。
(1)具体的な動物の名前を知っておく必要がある。ただ鳥類や渡り鳥という集団名を覚えるだけでは足りない。
(7)植物は、名前と絵を結びつけて覚えておこう。名前は知っているが、絵がわからない受験生はよく見かけるので注意したい。
(8)文章のところどころで植物名が言及されている。コメツガ、ハイマツ、チングルマなどから、標高を推理しよう。
(10)皮膚がんの増加という点から、紫外線を連想したい。

【大問2】化学分野

  • 時間配分:10分

地学・生物分野と異なり、即答できる設問があまりない。資料をじっくり読むことが求められているが、速度も落としてはいけないので、答案作成には洗練が求められている。
(2)水溶液が電気を流れるかどうかは、あらかじめ覚えておこう。
(5)(6)計算には速度と精密さが求められている。難しい解法を理解するよりも、基本的な解法を繰りかえし練習するほうが、得点が安定するだろう。

【大問3】地学分野

  • 時間配分:12分

(1)代表的な星座と恒星の名前は覚えておこう。湘南白百合がものの具体的な名前を問おうとする傾向がよく伝わってくる。
(5)暗記が細かなところまでできているかが問われている。
(8)(9)天体の法則をきちんと理解できているかが問われている。これらの設問を間違えた場合は、理科を暗記だけで勉強している恐れがあるので、学習姿勢を改めよう。

【大問4】物理分野

  • 時間配分:10分

(1)実験器具の用法をしっかりと確認しておこう。
(4)と(5)電気回路の単元からの出題で、電流の大きさを計算できるようになっておきたい。解法は基本的なものなので、物理分野が苦手でも、演習を繰り返せば正答を狙える。また、計算の数値をあちこちで流用する設問構成になっているので、計算の見直しは必ずしておこう。

攻略ポイント

まずは試験時間内に全ての設問に目を通せるように、答案作成の訓練をしていきたい。それぞれの大問は独立しているが、大問の中では、設問ごとに方針が変わってくる。解答に時間のかからない単純な知識問題から、設問文をじっくりと読みこんで思考しなければいけない問題まで、解答時間と難易度には開きがある。したがって、「設問を選ぶ」、あるいは「設問を切る」ための判断力が、受験者には必要になってくる。また計算問題は、必ず見直しができるように、時間配分を工夫したい。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

湘南白百合学園中学校の科目別
入試対策一覧

中学受験のために
家庭でできること

インタビュー=学力が伸びる子と伸び悩む子の特徴とは

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。どのようなタイプの子供が伸びるのか、家庭でのサポートで親が気を付けるべき事は何か。勉強のサポートの仕方から親子の関係性など…ぜひ参考にしてください。

TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。