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淑徳与野中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「淑徳与野中学校の算数」
攻略のための学習方法

図形問題の割合が高いから、学習時間の配分も図形対策をやや多めにしておくとよい。特に、図形の平行・回転・対称移動や動点に関するものや立体の切断など、変化を伴う図形問題への対策が必須である。

 大問1、大問2で出される計算問題、小問で半分程度の配点であるから、なるべく高得点をとっておきたい。普段から10問程度の計算と小問の練習を繰り返し、ほぼ毎回満点をとれる状態にしておくことが重要である。満点を安定的にとれるまでは毎日このような練習を続けた方が良い。

やや発展的な内容も含まれるが、標準~応用程度とされる問題を正答できていれば合格点に手が届くから、テキストの問題を完璧にこなせるようにし、過去問5~10年分を合格点よりも高くとれる状態になるまで繰り返すと良い。過去問でミスをした問題については丁寧に解き方の復習を行い、受験テキストを使った類題の反復練習をすると効率が良い。

以下、頻出単元について対策法を述べる。

【平面図形】

   図形の移動に関する問題が頻出である。平行移動、回転移動、対称移動、折り返しなど描かれている状態から変化する様子を考えさせる問題が出やすいから、これらを集中的に練習しておきたい。頭で思い描くよりも手を動かして作図してから考えることが重要である。したがって、普段から作図の練習をした方が良い。この分野は解法のパターンが絞られているため、比較的対策の効果が出やすい分野であるから、是非、練習を重ねて得点源にしておきたい。

【立体図形】

   切断に関する問題が比較的出やすい。切り口の描き方のルールを正しく理解しておきたい。また、切断後の立体の体積や表面積を求められるようにしておきたい。平面図形同様、作図を正しく行うことが重要であるから、普段から図を描いてから考える習慣を持つと良い。

【条件整理】

   一見するとゲームのような問題が出やすい。文章からルールを正しく読み取ることが重要である。また、平面図形、立体図形同様、図を描いて考えることが重要である。

【割合、比、速さに関する文章題】

 必ず出題されるから確実に得点できる問題を増やしたい。和差算なら線分図、つるかめ算なら面積図、速さなら進行グラフまたは線分図といった具合に、それぞれの問題に応じた図の使い分けが必要である。まずは使うべき図を知るために分野別に学習すべきだが、入試問題になった途端にどれを使えばよいかわからないという人が出てくるのも事実である。これを解決するためには、10問程度の様々なパターンの問題をランダムに出題してくれるタイプの小問集を繰り返し、図の使い分けができるようにしておくことである。

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2018年度「淑徳与野中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問6つで計19問、60分間であった。1問あたりの配点は7点が1問で他の18問は5点か6点であった。大問1と2に計算問題が1問と小問が10問含まれており、58点分であった。大問1,2は標準~応用、大問3~6は応用~発展として扱われるもので、本年度は読解力、思考力を試す内容が目立った。

【大問1】計算、小問(文章題)

  • 難度:標準
  • 時間配分:12分
  • ★必答問題

7問。この7問は標準的な問題が多いから見直しを丁寧に行い、高得点を狙いたい。

(1) やや長めの計算問題であるが、複雑すぎるものではないから落ち着いて解きたい。

(2) 途中で出てくる0.64(時間)を64分としたり、0.4(分)を40秒としたりするミスは避けたい。

(5) なるべく調べる量を減らす工夫ができるとよい。はじめに1枚ずつの合計金額を引いておくことや、10の位に注目して50円切手の枚数をしぼることが定石だ。

(6) 大問1の中では難しめ。食塩水が同量ずつの場合は濃度の比が食塩の重さの比と等しいこと、食塩の重さの比を食塩水の重さの比で割れば濃度の比が求まることに気づけばすんなり解ける。比で表された数量を具体量と同様に扱えることを知っておきたい。

【大問2】小問(図形、数列)

  • 難度:
  • 時間配分:8分

4問。今回は大問2で失点するわけにはいかない。いずれも標準的であるから確実に得点しておきたい。過去問演習時にここでミスをした人はすぐにテキストの類題で練習しておきたい。

(1) 底辺の比と面積比の関係、連比の求め方を知っておきたい。

(2) 長い辺と短い辺の和と差が与えられていることに気づくことが重要。

(3) 普段から数列に対して様々な規則性を探す練習をしておくとよい。本問では群内の数の個数、群内の左右の関係、一つの数の分子分母の関係のそれぞれについて一定の規則が見られるから見抜きたい。

【大問3】平面図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分

2問。

(1) 受験テキストでも定番の問題。はじめの位置にある扇形の内部は通過しないから塗ってはならない。

(2) (1)で描いた図が重要なヒントとなるから注意深く見て考えると良い。面積を求めやすい図形の面積から通過していない部分の面積を引くのが正攻法。

【大問4】平面図形、速さ(流水算)

  • 難度:やや難
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

2問。問題文がやや長めであるが、重要な設定が書かれているから丁寧に読むことを心がけたい。特に、泳路やプール幅や速さなどの、数値で表される情報を読み落とすわけにいかない。

(1) 易しい内容である。速さの情報は必要ないことに気づきたい。プール幅の情報を使って曲線部分の泳路長を正しく求めることが重要である。

(2) 進行グラフ(ダイヤグラム)か、線分図を描いて丁寧に考えると良い。道のりが等しい場合の速さと時間の比の関係を正しく扱いたい。

【大問5】条件整理

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

2問。文章に書かれているルールを正確に読み取ることが重要である。この手の問題は頭の中だけで考えず、問題用紙のマスに様子を描きながら考えた方が良い。必要があれば自分でマスを描き足して考えても良い。
初めに、宝が無い場所を確定させ、次に宝がある場所の特定をしていくのが正攻法だろう。確実に宝がある場合は◎、確実に無い場合は×、宝がある可能性がある場合は○、宝がない可能性がある場合は/の記号を記入していくのも手だ。

【大問6】立体図形

  • 難度:やや難
  • 時間配分:8分

立体図形(動点、切断)、2問。
立方体の切断をした際の切り口を正しく描けることが重要。

(2) 立方体3つ分の体積から、Eを含まない切り取られた立体の体積を引くと良い。立方体を斜めに切断した立体の体積を求められるようにしておきたい。

攻略のポイント

比較的解きやすい問題が多い大問1と2でなるべく多く正答しておきたい。大問3~6においてはやや難度の高い問題もあるから、得点しやすい問題から確実に解く意識で臨むのが良い。悩ましい場合は飛ばして次の問題に進む決断をするのも手だ。だらだら解くのは禁物だが、60分というやや長めの試験時間であるから、一つ一つ丁寧に解きたい。一通り解き終えた後の見直しも丁寧に行いたい。そのためにも式や図を残しながら解くのが良い。

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