東邦大学付属東邦中学校 入試対策
2014年度「東邦大学付属東邦中学校の理科」
攻略のための学習方法
[2つの攻略法]
東邦大付属東邦中学の理科を攻略するために、2つのことを行う。
①テキストの熟読をすること。
②普段から身のまわりの現象に関心をもつことである。
出題者は、毎日の学習をコツコツと行っているかを試している。
[テキストを熟読する]
東邦大付属東邦中学の理科を攻略するための1つ目、「テキストを熟読する」とは、毎回の理科の授業後、必ず復習の時間を確保することである。
授業内容をもう「丁寧に」一度読み返し、問題演習を行い、さらに過去問演習を行うことである。
そして、必要に応じては自分のテキストに書き込んでいく作業をしていく。
復習には受けた授業の倍以上の時間をかけて、理科の知識を身に付けて欲しい。
[普段から身のまわりの現象に関心をもつ]
東邦大付属東邦中学の理科を攻略するための2つ目、「普段から身のまわりの現象に関心をもつ」とは、ニュースを見て今置かれている地球や日本について関心をもつことである。
理科は生きている地球上のあらゆる現象について学ぶ教科である。
身のまわりの現象は、今学習しているテキストの知識で説明できるといことを忘れてはならない。
[科学的思考力]
東邦大付属東邦中学の理科で8割以上を目指すならば、科学的思考を鍛えて欲しい。
【大問3】は、普段の学習では出てこない「実験操作」に関する問題であった。
受験生が持っている理科の知識を総動員して、どのような結果になるかを予測させる問題であった。
対策としては、過去問演習をして欠けていた思考回路を呼び起こすことである。
時には、他の学校の過去問に当たり同様な科学的思考を試す問題に挑戦してみることである。
柔軟な態度で問題解決を図ることができる生徒を、出題者を求めている。
[バランスよく]
東邦大付属東邦中学の理科から、一部の特異な受験生だけを求めていることは考えられない。
当たり前のことを、当たり前に学習する生徒を求めている。
具体的には、普段の学習でまんべんなく4分野を学問して欲しい。
苦手分野をつくってしまうことは禁物である。どの分野が出題されても、過去問に出題されている内容までは必ず解けるように訓練しておかなければいけない。
これからの受験の準備として、テキストを「丁寧に」読み返し、「普段から身のまわりの現象に関心をもつ」ことを忘れないで欲しい。
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2014年度「東邦大学付属東邦中学校の理科」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
問題文を熟読すれば即答できるものがある。
計算にどれだけ時間をかけられるかが、得点の伸びに関係する。
普段の理科の学習でカバーできる範囲のものは、決して落としてはならない。
落ち着いて問題文を読み、早く正確に解答すること。
【大問1】科学に関連する時事問題
- 時間配分:1分
(1)は太陽系外惑星探査機(ケプラー)の観測結果はニュースで話題になった。
(2)は、ニホンウナギやクロアシアホウドリに関しても、マスコミで注目された。
時事問題が出題されたことがある学校は、今後とも注意が必要。
【大問2】地学分野(地層のでき方とつくり)
- 時間配分:1分
(1)は、地層のでき方に関する問題。即答して欲しい。
(2)は、示相化石のホタテガイについて。代表的な示相化石については復習しておくこと。
(3)は、示相化石の特徴について。細かい内容であるが、おさえておかなければいけない。
【大問3】化学分野(物質の密度、実験器具の使い方)
- 時間配分:3分
(1)は、密度を求める問題。この問題は絶対に落としてはならない。
(2)は、実験操作に関する突っ込んだ問題であったが、一ずつ検討していけば容易に正答にたどりつくことが可能であった。
(3)は、消去法で明らかに間違っている選択肢(B,C,E)を消していけば答えは得られた。
【大問4】生物分野(消化)
- 時間配分:3分
(1)は、ヨウ素でんぷん反応が理解できていれば正答できた。
(2)は、でんぷんが半分になれば、かかる時間と生成量が半分になること、消化酵素の量を2倍にすれば反応時間は半分になるが生成量は変化しないこと、を理解できていれば即答。
【大問5】化学分野(質量保存の法則)
- 時間配分:5分
石灰石とうすい塩酸から二酸化炭素が発生することは受験生として常識のレベルである。
他の気体の発生についても見直しを要する。
(1)は、問題文「発生した気体を石灰水に通すと、白く濁りました」から二酸化炭素ということがわかる。
(2)は、質量保存の法則より、反応前と反応後の物質の質量は変化しないことを理解していれば正答する。
(3)は、表から一定量(4g)以上の炭酸カルシウムを加えても、発生する二酸化炭素の量は変わらない、ことを読み取る。(3)は落とさないようにしっかり得点して欲しい。
(4)~(5)は、前問を参考にして解く誘導問題。
【大問6】地学分野(ヒートアイランド現象)
- 時間配分:5分
昨今の異常気象から出題されたものと思われる。大問1と同様に、「科学に関連する時事問題」にも当てはまる。
(1)は、正答の選択肢以外も復習しておくこと。
(2)は、水の状態変化について。
(3)は、猛暑日と熱帯夜の定義について。
(4)は、ゲリラ豪雨について。ゲリラ豪雨は何らかの形でこれから出題されるかもしれない。
【大問7】物理分野(力のつりあい)
- 時間配分:10分
「おもりAとBの重さの比に対するばねののび」を表したグラフの意味を理解すれば容易に解答できた。
この大問は、時間をかけて丁寧に解答して欲しい。
攻略ポイント
【大問1】~【大問6】までは、どの受験生も容易に解けたであろう。
立ち止まって考えることなく、テンポよく問題を解き進めて欲しい。
【大問7】の計算は、じっくり解いて得点を伸ばしていく。そして、解き直す時間を確保する。合格者平均点は7割であろう。
理科のテキストをまんべんなく見直し、問題演習、過去問演習を行いしっかり準備をして入試に臨めば理科が得意な受験生は、満点を目指せるだろう。
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