（１）暖かい地域ほど、桜の開花は早い

（２）ホウセンカは虫媒花。実がはじけて飛ばすのは花粉ではなく種子であることに注意。

（３） イネにはでんぷん、ダイズにはたんぱく質、ゴマには油が多く含まれる。

いずれも基本知識問題。ここは確実に正答したい。

（１）気象衛星「ひまわり」は１日に１回地球の自転と同じ向きに地球の周りを公転している。

（２）時事的な内容の出題。２０１７年に打ち上げられた人工衛星「みちびき」を使った「衛星測位システム」の本格的運用が２０１８年１１月に始まった。

（３）月の自転と公転の向きと周期はともに２７．３日である。月から地球がどう見えるかについては、太陽・地球・月の位置関係、回転方向を図の上に描いた上で理解して欲しい。
　　　
地球の衛星である月と人工衛星に関する出題で、時事的な内容も含まれていた。
月の見え方、あるいは、月から見た地球の見え方については、単なる丸覚えではなく、理屈をしっかり理解して欲しい。

（１）飽和水蒸気量と湿度に関する問い。
１７℃で７４％の空気には、１４．５×０．７４＝１０．７３ｇの水蒸気が含まれる。１０．７３＋５．７５＝１６．４８ｇがもともと含まれていた水蒸気の量。
これが飽和水蒸気量の８０％にあたるので、飽和水蒸気量は１６．４８÷０．８＝２０．６ｇとなり、表よりその時の気温は２３℃。

（２）昼間は海に比べて陸地は暖まりやすく、そのために上昇気流が発生する。そのために海から風が流れ込む。

（１）の計算問題（記号選択）は日頃の問題演習の成果が問われる内容。
（２）は基本知識問題。

（１）小腸で吸収した養分を貯える器官は「肝臓」

（２）じん臓では血液中の不要物をこし取り、「尿」を作っている。

（３）肝臓：「食べた食物の消化・吸収に関わる器官」、耳：「体外からの刺激を感じる器官」、じん臓：「血液中の不要物を排出する器官」

（４）２人の勝敗の結果より、４枚目は心臓になる。

人のからだの働きについては基本的な知識問題。むしろ、２人のカードがどれかを考えることに思考力を要する。

（１）熱の移動が起こり、最後は氷も冷凍庫も同じ温度（－１８℃）になる。

（２）氷がとけるために熱が使われ、とけている間には温度は変化しない。

（３）グラフより、ジュースの温度が上がり始めているので、これ以上時間をかけても
ジュースが凍ることはありえない。容器が熱を伝えにくかったことと、氷の量の不足が原因と考えられる。

（４）冷やすジュースの量を減らすことと、熱を伝えやすい金属製の容器を使うことにより、効果的にジュースを冷やすことができる。

（５）食塩は「寒剤」とよばれる。氷に食塩を加えることにより、温度を０℃より下げている。

熱に関する出題。問題文や実験の結果に関する問いだが、基本的な知識さえあれば、ほぼ正答できる内容。
ここで得点できなかった場合は、熱の伝わり方に関する学習をもう少し積み重なるとともに、問題演習もしっかり行って欲しい。

（１）入射角が１５度変化すると、反射角は１５×２＝３０度変化する。

（２）１秒で３６００度回転しているので、７．２度回転するには、１÷５００＝０．００２秒かかる。

（３）鏡は１秒間に３６０×７４０度回転している。この鏡が０．０１８度回転する間に光は２０ｍ進んだことより計算すればよい。
　
光に関する「フーコーの実験」に関する出題で、過去他校においても出題されている入試頻出テーマの一つ。（３）の計算は簡単ではないが、問題文に書かれてある内容をしっかり読み取れれば、どのような計算をすべきか判断できるであろう。