スタート時はどのような様子でしたか？

高校・大学受験にしばられることなく、伸び伸びした学校生活を過ごしてもらいたいというご両親の希望で大学附属系の中学を目指し、S塾に通っていたOさんでしたが、塾での課題はとても負担が大きく、勉強嫌いになりつつある状況でしたので、塾を辞めることを検討。
また過度の負担を軽減し、受験勉強を通じて「学ぶことの楽しさ」を知ってもらいたいというお考えもあり、家庭教師1本での中学受験を選択。ご家庭側ではフォローが難しい算数理科を中心に6年生の2月から指導を開始しました。

指導内容を教えて下さい

主な指導内容は5年生までのテキスト・プリントの総復習をすると共に、基礎トレ・コアプラス・漢字のかなめ・ポイントチェックなどから必要なものをピックアップし、具体的な課題を提示。同時に、「分からない・できない」問題を明確にし、付箋を貼って質問をすることで、その都度解決していけるようにしました。
とにかく、「分からない・できない」でつまずき、先へ進むことができなくなることがないように気を配って指導を進めました。
Oさんは大人しく、人見知りをするタイプの生徒でした。学習意欲はありましたが、「何がなんでも合格するんだ！」という気持ちはそこまで強いとは言えない状況でした。
ご両親には、タイムスケジュールの管理をメインにご協力をお願いしました。また「分からない・できない」を責めることのないように、特にOさんとって過剰なプレッシャーにならないようにご協力して頂きました。

入試の結果を教えて下さい

夏休み前までは、指導を進めていく上で手応えはあったものの模試が毎週ある訳でもなかったので、客観的な尺度を確認するという点で困った部分もありましたが、ご両親が指導方法、及び指導方針に賛同して頂き、信じてお任せ頂いたことが幸いでした。
夏休み明けのサピックスオープンでは、4科どの科目も偏差値50以上と安定的な成績となり、何より算数の偏差値50がOさんにとって大きな自信につながったようでした。
次のサピックスオープンでは4科の総合偏差値が54と過去最高で、ますます自信とモチベーションを向上させる結果となり、最終的に見事学習院女子に合格出来ました。